「今さら」ではなく「今から」。
いつだったか古本屋さんで見つけた一冊。
家の本棚に並ぶ背表紙が目に入り、ふと読み返したくなった。
暮らしのおへそvol.23
パラパラめくっていると、ぐぃっと胸を掴まれるような言葉。
理論物理学者の佐治晴夫さんの言葉だ。
凝縮された言葉に、ぐぃっと引き込まれる。
今までの選択があって、今のわたしがいるわけだけど、短期的にみてよかった悪かったって判断するのは、もったいないなぁってやっと思えるようになってきた。
ついつい結果に目がいって、わたしはこれしかできなかったけど、あの人はあんなにできてるって比較しては落ち込んでた。
繰り返して、続けられている人は強い。
その一線を超えることはなかなか難しい。
だけど選ばなかったからこそ、感じられたものや得たものが、絶対にある。
過去は固定されたものではなく、自分の都合のいいように作り変えたり、脚色したりすることができると、佐治さんは言う。
事実は変えられないかもしれない。でも受け取り方、焦点の当て方は今の自分が変えられる。むしろ変えていい。未来の自分のために変えることができると思えたら、今までの自分を否定する必要なんてないって思えた。
それが今を生きる自分にできることなのだから。
過去書いたこの記事にも通じるなぁ。こうやって理解を深めていくんだね。
ありがとうございます! サポートいただけましたら、より良い文章を書くために、書く以外の余白の時間の充実に使わせていただきます◎