見出し画像

定点観測するから「自分の調子」や「変化」がわかる。たすくま&一行日記のススメ。

いつもありがとうございます。すーです。

・最近、なんだか調子が悪いような気がする…
・自分は何も変わっていない、成長できていないような気がする…

こういうぼんやりとした思いを抱えてはいませんか?

「なんだか〇〇のような気がする…」という直感は大切です。人間の脳は意外と馬鹿にできません。違和感があるなら、何らかの問題が起こっていると思って差し支えない、と私の経験では感じています。


ところで、人生戦略の大原則は、戦わない・消耗しないことです。


また、人生はかけ算なので、調子が悪いときに間違った対応をすると、状況がものすごい勢いで悪化します。

画像1


調子が悪い時にとるべき対策をとり、状況の悪化を回避するためには、

・違和感の正体は何か?(具体的には何が起こっているのか?)
・問題に対して、どのように対策を打つべきなのか?

の2点について把握する必要があります。

でも、それって難しいんです。


人間は、自分を正しく把握できない

なぜなら、自分のことを客観視するのは難しいからです。

特に、自分の不調は把握しづらいと思ってください。

まず、自己卑下やひいき目などのバイアスが評価に入ってしまいます。気になる方は「認知の歪み」や「正常性バイアス」で検索してみてください。

また、自分を見る「目」も自分の体調と連動しているため、調子が悪いときは状況把握そのものが鈍ります。自分ではいつも通りだと思っていても、現実が見えておらず、客観的に見るとかなり不調、ということだってありうるわけです。


それでは、自分の調子をどのように把握すればいいのでしょうか。

ここでは3つの方法をご紹介します。


■「自分の調子」を把握する方法


1.規則正しい生活を送る

まず、規則正しい生活を送ってみる、という方法です。

同じ時間に就寝し、同じ時間に起き、同じ量の食事を、同じ時間とる。
もし可能ならば、同じ時間帯に同じような仕事内容になるよう調整して働く。

このように生活パターンを固定しておくと、相対的に自分の変化が浮き彫りになります。「いつもと違う」ときに気が付きやすくなる、ということです。

・睡眠時間は一定なのに、いつもより入眠しづらい
(またはいつもより眠い)

・睡眠リズムは一定なのに、いつもより起きづらい
(または早く起きてしまう)

・食事リズムは一定なのに、いつもより食欲がない
(またはいつもよりお腹が空く)

・仕事内容(活動内容)は一定なのに、いつもより効率が良い
(または身が入らない)

など、体調の変化を捉えやすくなりますよね。


2.身近な人に尋ねてみる

次に、身近な人に尋ねてみる、という方法です。自分では自分のことがわからないのだったら、他人を頼ればいいんです。

家族や親友など、自分の様子を定期的に知ってくれている人に、「最近の私ってどんな調子に見える?」と尋ねてみるといいです。

もし意外な返事が返ってきたときは、あなたは調子が悪いのかもしれません。


ここまで読んできて、
「そうは言っても、規則正しい生活を送れないから困ってるんじゃい!」「他人に尋ねて不調が分かったとしても、対応策がわからないんじゃい!」と感じた方もいるでしょう。大丈夫、私も同じ気持ちです(笑)


3.記録をつけて振り返る

最後の方法は、記録をつけて振り返る、という方法です。

現状把握には、どうしても客観的なデータが必要です。傾向を把握したり、思わぬ原因を見つけるためには事実を確認する必要があるからです。

自分をなるべく客観視するためには行動記録をつけるのが有効な手段となります。

例えば、
・行動記録としての日記
・睡眠記録
・食事の記録
・体重の記録

などが考えられますね。

でも、まめに記録をつけられるなら、誰も苦労はしないんじゃい!と思いますよね。


そこで私は、

たすくま(タスクシュート)
・一行日記

を組み合わせて、ラクに記録を取り、自分の体調の変化を把握しています。


*「たすくま」とは

たすくま」とは、簡単に言うと
自分の行動記録を蓄積するアプリ」です。

※行動記録を蓄積した結果、タスクの見込時間を正確に見積もれるようになるので、タスク管理アプリと言われることが多いようですが……。
あくまでも「タスクの時間を見積もるときに役立つアプリ」であって、「タスクの数や優先順位を管理する」ことには向いていない、というのが私の実感です。

ええと、話がそれました。


たすくまは、
・何時から何時まで(何分間)
・何をしていたか
をラクに記録できるアプリです。

睡眠や歯磨きや食事など、絶対にやると分かっている事は、ルーチンワークとして、あらかじめ予定の枠だけ設定しておくことも出来ます。

あとは、ルーチンワークの実績を記録したり(開始時刻や終了時刻は、ポチッとワンタップで記録できます)、イレギュラーに発生した出来事をポチポチっと入力するだけです。

▼たすくまの画面です。その日の行動記録が縦に並んで蓄積されていきます。

画像2


▼「たすくま」は、Googleカレンダーと連携することもできるので、「記録を視覚的に確認したい!」という方にも向いています。

画像3


*たすくまの問題点

たすくまの問題点は、「記録をとりっぱなしになりがち」という点です。

そもそも「たすくま」は、毎週振り返り(週次レビュー)を行うことが前提のしくみです。記録を振り返ることで、次の週の行動に活かそう、ということですね。

でも、毎週まめに振り返りを行えるのなら、誰も苦労はしないんじゃい!って思いますよね!!!!


■「たすくま&一行日記」 のススメ

そこで私は、日次レビューをしています。たすくまの記録を見ながら日記に書き直すことで、その日の振り返りをしているのです。これだけでも、その日の調子を客観的に把握しやすくなりますが、もう少し長期的に自分を観察する方法があります。

それは、一行日記というやり方で記録をする、という方法です。

▼一行日記とは、次の画像のような記録のとり方です。

一行日記


やり方は簡単で、毎日一行ずつ、その日の行動を記録していくだけです。

○時起床。午前中は〇〇をした。午後は××と△△をした。定時後は□をした。○時就寝。

くらい書けたら500点の花丸です。日記、というと構えてしまうかもしれませんが、一行くらいだったら書けそうな気がしてきませんか?

具体的な記録はたすくまに記録してあるので、一日の出来事を思い出す必要すらありません。たすくまに表示されている事実を読み直して、ざっくりまとめるだけです。


*一行日記のポイント

一行日記のポイントは、毎日の日記を一覧で見られるようにしておくことです。

私は、Notionというアプリで記録していますが、日々の記録を一覧で見られるならば、記録媒体は紙のノートでも何でもいいです。

日々の記録を一覧で見られる形式にしておくと、ふとした瞬間に、これまでの蓄積を読み返そうと思うことがあるんですよね。

それって、
日々の振り返りの結果(一行日記)を
時系列で見る
、ということです。

行動記録を時系列で見てみると、

「睡眠不足だと、翌日は効率が下がりまくってる」
「長い会議のあとは、数日間、調子が狂ってる」
「運動した翌日は、活動的になっているね(調子が良い)」
「毎月○日頃に、体調不良になってるっぽい」
「3か月おきに不調の波が来ている(季節の変わり目?)」

など、自分の調子の変動を具体的に把握できます。


■長期的な変化に気がつく

さらに、もしかしたら、自分の長期的な変化に気がつくかもしれません。

同じことを繰り返していると思っていたのに、いつの間にか新しい習慣が身についていたり。逆に、頑張っているつもりだったのに、実は全然変化がない、、、という残念な結果が見えるかもしれません。

でも、どちらでもいいんです。


大切なのは、自分について客観的に把握すること。

その事実をもとに適切な対応を考えること。

そしていちばん大事なのは、その対応を行動に移すこと、です。


人生戦略とは、

「自分を取り巻く環境」の中で有利に生きられるように、
「自分自身が持つもの」「何に対して使うか」を考えること

です。

外部環境と自分について、現状把握が正しくできれば、必要な行動はおのずと見えてきます。それは往々にして、ごくごく平凡で当然なことです。

人生に魔法の杖はありません。秘密の裏ワザもありません。凄いことをする必要もありません。一発逆転しようなんて考えちゃダメです。

当たり前だと思えることを着実に行動できれば、人生は好転していきます。


その最初の一歩として、自分を客観視するために。
たすくま&一行日記は、オススメです。


この記事が参考になったら嬉しいです。


参考記事:

▼たすくまを導入~活用した際のレポート


▼「したこと日記」で自己肯定感を育てる話


▼なるべく簡単に、睡眠やお金の記録をつける話


▼人生戦略とは


▼これまで書いた全記事のまとめ


この記事が参加している募集

習慣にしていること

note執筆時のコーヒー代にあてさせていただきます。サポートいただけて嬉しいです!