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最初のうちは、効率を気にすべきでない

いつもありがとうございます。すーです。

私はいくつか資格を持っています。それらの資格をこれから勉強しようとしている人から「効率のいい勉強方法があったら教えてください!」と言われることがあります。

資格勉強に限らず何にでも言えることですが、最初のうちは効率を気にしなくていいと思うんです。というか、遠回りになるおそれがあるので「効率を気にすべきではない」と考えています。

最初のうちから効率を気にする弊害

できるだけ楽をして、努力や時間やお金などのコストパフォーマンスよく、成果を手に入れたい気持ちは分かります。でも、コスパのよい方法は人によって違います。

積み上げ型の努力が向いている人もいれば、仮説を立ててトップダウンでやるほうが得意な人もいます。一人でコツコツやるほうが向いている人もいれば、みんなでわいわいしながら取り組むほうが捗る人もいるでしょう。理系の人がいる一方で文系の人もいるし、直感的な人がいる一方でデータ型の人もいるでしょう。ロケットスタート型もいますし、大器晩成型もいます。人にはそれぞれの「タイプ」があるのです。

また、人にはそれぞれ「その時点でのスキルレベル」があります。初心者には初心者向けの手順がありますし、スキルレベルが高い人は応用が効きやすいため色々な手順をすっとばしていいことがあります。その時点でそれぞれが抱えている「課題」は異なるのです。


そんななか、先人から『効率の良い方法』を与えられたらどうなるでしょうか? 

先人と自分の「タイプ」や「レベル」が同じだったらいいのですが、そんなことはまずありえません。効率を求めるあまり、現在の自分に向いていない方法にひたすら取り組むはめになってしまいます。


かと言って、我流は遠回りになる

かと言って、効率のいいやり方をまったく調べず、我流で取り組むのはダメです。それは最も遠回りの道です。我流だと、誤った道に進むリスクが高いです。誤った方法で努力をしても効果は出ません。変な癖がついてしまって軌道修正が難しくなることもあります。


ではどうすればいいかというと・・・


(1)「自分に近いタイプ」かつ「今の自分と近いレベルから始めた先人」のやり方を聞いて回る。もしくはインターネットで調べる。

(2)一定期間を決めて、ひたすら頑張る。効率や効果のことは忘れる。

(3)一定期間が終わってから手応えを確認し、手応えがあった場合は、効率を上げる方法を探してもOK。手応えがなければ、もう少し継続する or 違う方法に切り替える、を検討する。

・・・というやり方をオススメしています。


どういうことか説明します。

(1)
まず、自分の「タイプ」と「レベル」に合いそうなやり方を見つける必要がありますよね。そのために、先人に聞いて回るか、インターネットで調べます。本で調べるのもいいですね。いくつもハズレを引く覚悟で探してください。

(2)
自分に合いそうな方法が見つかったら、「効果測定をするための期間」を定めましょう。たとえば「来月末までやってみて、手応えが感じられなかったらやめる」などです。

その期間は、効率のことは考えずに、ひたすら頑張ります。その間は、効果が出ているかどうかも気にしてはいけません。あなたの人生に大きな影響を及ぼす事柄は、すぐには効果が出ません。すぐに効果が出ないからこそ、花開いたときに大きなインパクトがあるのです。一定期間、ぐっとこらえて取り組みを継続しましょう。

(3)
一定期間が終わったら、手応えの有無を確認します。手応えについては、あなたの直感を信じてください。経験を積めば「これはイケる」と分かるようになってきます。

手応えがあるなら、効率を高める方法を探してもいいです。その際は、自分の抱えている問題・課題を解決できる方法を探してくださいね。くれぐれも、今の自分に必要な方法を見つけることが大切です。

手応えがなかったなら、継続期間が足りないか、やり方が合っていないかのどちらかです。継続 or 撤退を決断してください。


量は質を凌駕してくれない

「量が質を凌駕する」ということわざがありますが、語弊があるなあと常々思っております。質が低いことをどれだけ頑張っても、質が低いものが量産されるだけです。このことわざは、「多くの経験を積むことで、自分や目的に合うやり方を見つけられる。合うやり方を取り入れるから、結果的に質が高まる」という意味なんじゃないでしょうか。

【O観察】いろんな方法を探す
 ↓
【O状況判断】自分のタイプ・レベルとてらしてみる
 ↓
【D意思決定】どの方法に取り組むか決める
 ↓
【A行動】一定期間、実際に取り組んで見る
 ↓
【O観察】取り組んだ結果を振り返る
 ↓
【O状況判断】手応えを確認する
 ↓
【D意思決定】取り組み続行か、撤退かを決める
 ↓

・・・と、OODAループを回すんですね。わかりにくかったら、PDCAと思ってもらってもいいです。仮説→検証→考察でもいいです。私が言いたいのは、最初から「正解」を引こうとすると、逆に「ハズレ」を引きやすくなる一定期間をとって小さく試してみるべきだ、ということです。


まとめ

最初のうちは効率を気にすべきでない、と思います。

まずは自分の「タイプ」や「レベル」に合う方法を見つける。
その方法に取り組む「お試し期間」を持つ。
お試し期間が終わって手応えがあるなら、効率のよいやり方にギアチェンジする。

これが、「もっとも効率のいい」成果の出し方だと、私は思います。



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これまでのまとめです。


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