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元には戻らない

今日はわたしのうつ病発症前と寛解後の違いについて、書いていきます。


うつ病の「治る」

病気が治るというと、悪くなっていたところが元通りになること。
だから「治癒した」「完治した」と言います。
一方、うつ病の場合は、症状がなくなった状態を「寛解」と呼びます。
それは「治った」の判断が非常に難しいからです。

厚生労働省の試料によれば、うつ病の再発率は約60%。
再発を繰り返すごとに、よりリスクが高まっていくそうです。
10年規模のフォローがあってようやく再発を防げる、という事例もあるようです。
これでは「完治した」なんて医師も容易に判断できないだろうと思います。

わたしの場合、「治った」すなわち寛解してから数年が経ちますが、
うつ病になってからこうなりやすいな、ということがあります。
それを思いつく限り、記録していきます。

うつ病前後の違い

偏頭痛

これがいちばん大きな違いかもしれません。

うつ病になるまで、わたしは頭痛とは縁遠い生活をしていました。
雨の季節も台風の接近も、体調には何も影響がありませんでした。
友人が「頭痛薬常備してる」「雨降るのわかる」と言っているのを
いつも人の身体って不思議だな、なんて思って聞いていました。

わたしがうつ病の診断を受けて休職し始めたのが5月半ばでした。
そして数週間後に梅雨入りし、連日雨の日が続きました。
すると、毎朝起きようとすると、こめかみを締め付けられるような痛みが。
痛くて痛くて、そもそも起きるのが辛かったので、全く動けませんでした。

今でこそ、かなり症状は和らぎましたが、未だに疲れている日や
台風が接近した日には、軽い偏頭痛に襲われるようになりました。
おかげで数種類の鎮痛剤が、常備薬に仲間入りしています。

体力の低下

うつ病の症状としての倦怠感が強いほうだったのですが、
それによって純粋に体力がなくなってしまいました。

もともと体力がないとは言われていたのですが、仕事に行って
その後ジムに行く、くらいのことはできていました。
しかし、今は休日に半日出かけただけで、睡魔に襲われます。
仕事は体力的には楽なので、フルタイムで務められているのが救いです。

気力が回復してきたころには、外出への精神的ハードルは下がりましたが、からだがついていかず、スーパーの往復10分でへろへろ。
家トレをしたりウォーキングに出かけたりして、今の状態までこれたので、今後も底上げを続けていきたいです。

PMSと生理痛

もともと、生理が突然きた、と思うくらい、PMSもなければ
どこが痛くなるのかわからないくらい、生理痛もありませんでした。
しかし、うつ病になってからというもの、まず生理不順になり、
婦人科に行くと「多嚢胞性卵巣症候群」という診断が。

ストレスでホルモンバランスが乱れたのがきっかけだと思いますが、
当時は「将来子どもを授かることができなくなるのでは」と
余計に不安になってしまい、より負のループに陥ってしまいました。
このころが精神的に一番追い詰められていたかもしれません。

今は基礎体温を記録したり、定期的に婦人科の検診を受けるようにして、
異常に早く気づいたり、対策がすぐに取れるようにかなり気を付けています。

自分の元気を守る

2度と「うつ病」にはなりたくない!ことあるごとにそう思います。
うつ病前後で多くの変化がありましたが、全て元通りである必要はないと思います。
その時々、自分の「元気」を守れるように過ごしていきたいです。


今回もお読みいただき、ありがとうございます。
次回は現在実践している、自己防衛について書いていきます。

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