理想的な宿題の形を考える

こんにちは、すうじょうです。ここ数日、忙しいために解説系の記事を出せておらず、今日もその流れ上私の意見について伝える記事になりました。さて、今回は理想的な宿題の形というものを考えていきたいと思います。こういったテーマには、答えは一つに定まらないと思うので、様々な考え方があっていいと思います。なので、ここからは、あくまで私個人(私は先生ではありませんので、どちらかというと生徒視点です)の意見と思ってお読みください。一応本記事は、以下の記事の続き的な立ち位置なので、それもぜひ読んでください。

宿題は必要なのか

さて、ここでは簡単に上の記事の概要をおさらいしておきたいと思います。そもそも、宿題は生徒・児童のために存在するので、宿題には、その目的とその目標効果が明確に決まっていないといけないと思っています。ただ、多くの子にとって宿題は、嫌で面倒で、足枷のようなものだと考えられていると思います。そのうえで、生徒・児童に効果のない宿題の取り組み方を3例挙げました。具体的には、上の記事をご確認ください。そして、私なりに宿題が適切であるのかどうかを検討しました。演習型の宿題では、システム的な限界があるが、やはり全員共通で同じ問題を宿題とするのは理想的な宿題という視点で見ると、間違っているという考えに至りました。そして、自由型の宿題では、文章の構成力や創造力を養うために必要だという結論になりました。最終的には、今の形態がベストかといわれるともっと良い形があるのではないかということを述べました。ということで今回はその理想的な形について考えていきたいと思います。ここで、注意点を言っておきますが、ここで言っているのはあくまで理想論です。実際に実行するには、費用が必要で、学校の運用体制を変えないといけなくて、難しさがあることは私も承知しています。ただ、日々テクノロジーが進化しているこの時代の中で将来的に目指すべきだと思う教育の形という意味で話しています。

理想的な演習型の課題とはどのようなものか

ここでは、前回の記事で現状がベストではないと述べた演習型の課題の理想の形のみをここでは考えたいと思います。時間とスペースの都合上、今回は自由型の課題の理想の形は考えません。演習型の宿題は授業内容の確認または予習のために使われ、苦手の発見や授業内容を理解しているかというチェックなどに使われます。しかし、一般的に高校には、同じ高校内でも様々な学力の生徒がいて、また同じ生徒でも分野によって得意・不得意があります。だから、宿題が難しすぎて解けない子がいたり、速く解き終わる人もいます。つまり、その人・分野によって適切なレベルは異なり、一律で同じ課題が与えられるのは生徒の成長という観点から見るとベストではないと思います。そこで、考えられる形が様々な塾や通信教材が提供しているような生徒のレベルに合わせたカスタム型の宿題です。つまり、軽いテスト問題を複数問用意して、その出来によって課題のレベルを決定するというものです。ただし、ここで気を付けなければいけないのは生徒が意図的にレベルを下げてしまうのを避けることです。そうしないと、生徒の本来の能力から考えると、楽勝な課題が出され楽をしてしまい、成績の観点からいっても不正といえることが行われるからです。今の技術から考えると、これを解決する手段は私は思いつきませんでしたので、そこは将来のテクノロジーに託します。また、カスタム型の宿題の問題自体は授業担当の先生とは別の先生が作成していてもよいのですが、そのレベル設定や問題選択は授業担当の先生が行うべきで、そうしないと習っていない内容を含む宿題や難しすぎるあるいは簡単すぎるような予習内容になってしまいます。ここまで言ってきた内容で気づくかもしれませんが、この体制に実現には先生が宿題をすべて用意するという現状の変更が必要です。これには他の理由もあり、現在の教師の過度な仕事量を減らそうとする目的もあります。また、成績の付け方の一例としては、解いた問題数とその所要時間、具体的な解答と(その正誤)を基に出すのがよいかと思います。しかし、現状学校で運用するには以上にあげたようなもの以外にも様々な課題があることは承知しています。しかし、私はやはりこれが理想的なのではないかと考えています。

ここまで、私なりの理想的な宿題についての意見を述べました。他にも様々な考えがあるとは思いますが、あくまで一意見としてお読みくださりありがとうございます。では。

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