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GR III(GR3)を山で試してきた

GR IIIと山で写真を撮ってきた。神奈川県の大山という山。そのときの様子は動画にもしているけど、このnoteはそのテキスト版。

動画のカメラはGoPro HERO7 Black。


迷ったけどGRで良かった

実は、持っていくカメラはギリギリまで悩んだ。GoProは動画用で当確として、問題は写真。候補はGRとLUMIX GH5。

GRなら歩きながら軽快に写真を撮るイメージがまず浮かぶ。一方で、GoProに足りない部分(望遠側での写真・動画など)を補いにくいのが気がかり。

そこでGH5。レンズ次第で焦点距離の幅が出せ、クオリティの高い動画にも対応している。動画を含めたアウトプットの質だけを考えれば軍配はGH5に。ただこちらの懸念は重さで、レンズを含めた総重量が1kg近くにもなる。GRとの700g近い差はどうしたものか。

質を取るか、軽さを取るか。

結果、タイトルにもある通り今回はGRを選んだ。終わってみればその選択は正解だったと思う。以下にその理由を。

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山登りの基本は荷物の総重量を減らして体への負担を減らすこと。登山中は一歩踏み出すごとに荷物 + 体重を上げなくてはならないからだ。短時間であれば許容できるかもしれないが、登山となるとそうもいかない。山道を何時間も歩かねばならない。

今回行った大山や、気軽なハイキングの代表格である高尾山でも2時間程度はかかる。このあいだ、GRとGH5の差である700gの差をずっと感じ続けなければならない。自分の場合、これが体力に影響しないわけないなと。普段からハードにトレーニングしているわけでなし、かといって登山経験が豊富なわけでもないからだ。実際、登山後は脚の疲れもかなりあった。これがもしGH5だったらもっとヘトヘトになっていたはず。


続いて持ち運び方の違いも大きい。

コンパクトなGRなら常にポケットに入れておき、気になったシーンだけ手にとって撮影することが可能。この日もずっとそうやって使っていた。

GH5ではそうはいかない。首からかけるかカバンに入れておくかの二択になる。山道でカメラを首にかけながら歩くのはブラブラして邪魔だし、足場の悪いところやよじ登る場面ではカメラの保護に気をとられたかもしれない。

じゃあカバンに入れておけばいいか?というとそうでもない。そもそもカメラはカバンに入れた途端に使用ハードルが上がる。カメラを出すのが面倒になり、よほどの感動がない限りシャッターを切らなくなってしまう。となると、数少ないシャッターのために700g近い差を持ち歩くのは現実的じゃないなと。

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結局、大きく高性能なカメラが必ず質を上げるというわけではない。細かく言えば「質を高められる可能性はあるけど、それをするだけの体力、気力、目的はある?」なのだ。その気合いがないなら気楽なGRを持ち、少しでも気になったシーンを写真として残せた方がいい。少なくとも今回はGRで良かったし、今後しばらくは同じスタイルでいく予定。

山の機材で次に悩むことがあるとすれば、どうしてもGH5の機能を生かした写真や動画を撮りたくなったとき。そのときは頑張るしかない。まずは軽い機材で山で撮ることに慣れつつ、カメラ以外の装備をブラッシュアップしていきたいと思う。

ほかの場所でGRを使ってみたnote
GR III(GR3)と朝活
GR III(GR3)のjpegを試す散歩


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