見出し画像

「感捨」×「口ぐせ」~感謝して捨てることで「ありがとう」を口ぐせにする~

今回、届けたいことは、感謝して捨てる「感捨」だけでも有効なのだが、「感捨」を繰り返すことで「ありがとう」を口ぐせにしようということ。

1.ゴミを捨てる時は、常に感謝して捨てる

あなたは、1日のうちに何回ゴミを捨てるだろうか。1度もゴミを捨てないという方はあまりいないのではないだろうか。例えば、

使ったティッシュであったり、モノの包み紙であったり、そうじをしたときのホコリであったり。食事を作る際の生ごみであったり。

私たちは何かしらゴミを発生させて生きている。「生きる」ということは「ゴミを発生」させること。「ゴミの発生」は私たちが「生きている」ということ。だからゴミにも感謝して捨てる。

また、ゴミを捨てる機会は1日の内で何度もある。その度に「感捨」をしてみてはどうか。つまり「ありがとう」を捨てる数だけ言う。心の中でもいいし、周りに人がいなければ、声に出して言ってもよい。

要するに「ありがとう」を「口ぐせ」にするのだ。

2.「ありがとう」を口ぐせにする効果

「ありがとう」を口ぐせにしてどのような効果があるのか。

「百年メンタル 心の調子をキープする言葉の取扱説明書」の著者であるメンタルコーチの飯山晄朗(いいやまじろう)さんは、感謝のエネルギーとして次の効果があるという。

感謝を表現することで、
❶脳内に「エンドルフィン」という物質が発生
❷「エンドルフィン」は、痛みや苦しさを鎮静してくれる効果がある

百年メンタルP44

さらに、感謝の意味で「すみません」と言うよりも、「ありがとうございます」と言った方が良いと言います。

その理由として

❶脳幹から「エンドルフィン」だけでなく「ドーパミン」といった報酬系のホルモンが分泌される。
❷脳が快反応を起こし、肯定的な状態になる。
❸自己肯定感を高め、パフォーマンスが向上する。

百年メンタルP57

感捨をして、「ありがとう」の言葉を1日の内で何度も言うことで、自己肯定感が増し、パフォーマンスが上がるという副次的な効果も見込める。

3.「感捨」で逆に「ありがとう」をもらう

上記のように「感捨」をすることで、「ありがとう」を口ぐせにする。ゴミが落ちていたら、「感捨」をするために拾う。家庭でも職場でも積極的にゴミを捨てて、何度も感謝する。

それによって、部屋や職場がきれいになって、今度は周りから「ありがとう」をもらうようになる。居場所がきれいになって、喜ぶ人の笑顔が見える。

自分が周りに対して貢献できていると実感できるようになると、「ありのままの自分を受け入れ、人生のタスクに立ち向かう勇気を持ちえる」と言うのは、「嫌われる勇気」の岸見一郎さんである。

4.まとめ

上記のように、「感捨」をすることで「ありがとう」が口ぐせになり、脳内物質によって痛みや苦しみを鎮静し、自己肯定感を高め、パフォーマンスを向上してくれる。

さらに、ゴミを捨てることで、まわりから逆に「ありがとう」の言葉をもらい、自分が役に立っているという実感を得て、生きる勇気を得る。

「感捨」であなたは「感謝する体質」になり、同時に「感謝される体質」にもなる。

「感捨」という小さな習慣が大きな成果を生む。

(参考文献)


お気持ちがとてもうれしいです。感謝です。ありがとうございます。