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アラサー先生ママが数年間悩み求め続けたやりたいことやキャリアビジョンを言語化できた話

こんにちは。中学校社会科教員で現在2回目の育休中の素敵ママなるぞーです。

私はここ数年自分は何者になりたいのか、どうありたいのか、 何がやりたいのか、強みは何なのか、何を目指したいのか、、、、、、悩みながらずっと模索してきました。

ようやくそれが固まってきたので記事にまとめます。
「やっとスタート地点に立てた!」そんな喜びの気持ちで書いています。

今までの私と同じようにキャリアに悩む方たちの参考になれば嬉しいです。

中学校の先生を選んだ理由とここ数年悩んでいたこと

子どもたちの成長に携わることができ、利益など気にすることなく目の前の子どもたちと全力で向き合うことができる、そんなところに魅力を感じて「中学校の先生」という職業を選びました。

やりがいが大きい反面、過労やストレスで苦しんだ時期もありました。

私は新卒で採用されてから産休育休に入るまでの7年間馬車馬のように目の前の現場の仕事をすることに必死で働いてきました。土日も部活の指導で、自由な時間は少なく、もっと教員としても成長したいし教材研究や授業改善に力を入れたいのに時間が足りない上に望んでいるような学べる場や人に出会えておらず悶々としていました。

そんな中、教員の仕事にやりがいや楽しさを感じつつも、自分が10年後20年後目指したいと思える姿が自分の周りにはなく、教員を続けていくかどうか悩むようになっていきました。学校と家の往復で狭い閉鎖的な世界。生徒とは毎年新しい出会いはあるけれど、仕事自体は毎年同じようなことの繰り返し。もともと新しい学びや新しい出会いから世界を広げることが好きなのに、教員になってからはそれと真逆の生活で不満が少しずつ溜まっていました。

このままずっと先生だけを続けていくことが本当に私のやりたいことなのか、もっと違う世界を見てみたいかもしれないと心が揺れるようになっていきました。

転機①セカニチとの出会いで情報発信を始める

4年前の2019年に出産して産休育休に入り、さらに自分の人生について考える時間が増えました。そんな中、大学のサークルの先輩の後輩で、同い年のセカニチこと南祐貴さんの投稿と出会ったことが私の人生にとって大きな転機となりました。

金銭目的でなく人々の幸せのために有益な情報発信をするセカニチさんに大きな影響を受けた

彼の発信から【自分の情報弱者ぶり】【狭い世界しか見えていなかった】ことを思い知り、「変わりたい!」「とにかく何か行動を起こしたい!」と思い、人生のモチベーションを上げるため1回目の育休中にインスタグラムでママ向けの情報発信を始めました。

https://note.com/yuki_minami/n/ncd615d968af9

SNSを通じた情報発信を始め、私はプラスの影響を沢山受けました。

【私が感じた情報発信のメリット】

①普段の生活では関わることのない多様な属性(職業、バックグラウンド、年代)の人々と繋がることができるようになり、多様な価値観や思考に触れられる
②情報発信する人のところに有益な情報が集まってくる
アウトプットする場となり、自己成長につながる

情報発信をしてきた中で、悩んできたことがあります。情報発信を一緒にしてきた仲間が【何かの専門家】として発信しているのに対し、私はママ向けに広く浅く興味を持ったことを幅広く発信してきたため専門性が弱い。

専門性を持ち、やりたいことが明確な仲間たちを尊敬し、うらやましく思うとともに、「自分は一体【何のジャンルの知識と経験を備えた専門家】として人々の役に立てるのか?」と悩み続けてきました。

情報発信のきっかけをくれたセカニチさんは起業のメリットや方法についても発信しています。その発信をみる中で、「世の中の幸せに貢献して、自分も成長し続けられる起業ができたら最高に幸せではないか!」と思うようになりました。私と同じころ情報発信を始めた仲間たちは自分のやりたい事業を見つけてこの数年の間に続々と起業しました。そんな中、【起業】というものに憧れの気持ちを抱くようになりながらも、自分が起業するとしたら何で起業したいのかが見つからず、求め探し続けました。

私は何がやりたいのか?と向き合う日々

起業してみたいという気持ちが高まっていた頃、
「どんなジャンルで起業するかやビジョンを考えたり、自分が夢中になれるもの、熱中できるものを探す方法は起業に関する書籍を沢山読んだり、自己分析をするという方法で方向性は間違っていないか?」とセカニチさんに聞いたことがありました。彼からもらった言葉はこのようなものでした。

やりたいことを見つけるのに、「起業に関する書籍を沢山読んだり、自己分析をする」これってほんとに意味あるのかな?
今まで自分が何に「時間という資産を投じてきたか」を考えるべきでは?

セカニチさんからもらった言葉

そこで【私が人生で時間を投資してきたもの】をピックアップしてみました。

【学生時代】ダンス、勉強
【社会人】中学校社会科教員としての仕事、ジム通い(ダンス、ヨガ)
【育休中】勉強(税金や投資などマナーリテラシーをあげるための勉強、お金関係の資格取得:FP、簿記、宅建)、読書(育児本、家事本、夫婦関係やメンタル系の本、自己啓発本など)、情報発信(インスタ、note)、運動(筋トレ、ボディメイク、ヨガ)、グラレコ、バイクの免許取得、英会話学習

私が時間やお金を投資してきたこと

自分がこれらの人生で時間を投資してきたことを書き出した時、良い意味でも悪い意味でも幅広いことに好奇心旺盛で学ぶことが好きで、即行動するがゆえに、どれも中途半端で何の専門家になれていないと落ち込みました。

しかし、ここで同時に重要なことに気づき始めました。幅広く様々なことに興味を持って夢中で学んでしまうことこそ個性であり社会科の先生は自分の天職なのではないかと。

社会科の勉強には、楽しいからどんどん調べて詳しくなっていくという姿勢が欠かせません。 自分が興味をもったことを調べ、新たなことを知り、その知識をほかの学びにも活かしていく……この繰り返しが社会科です。

何かにものすごく詳しい専門家にはなれないかも知れないけど、

幅広いことに興味を持ち、自ら学び続ける姿勢を見せながら子どもたちに学ぶ楽しさや世界が広がる喜びを伝える、そんな風に社会科の先生を極めたい】

と考えるようになっていきました。

また、視野と知識は「広く、浅く」、根幹となるものについては物事を「深く」見つめていく生き方は、AIが進化していくこれからの時代において理想的でないかとも考えるようになりました。

また、悩んでいた時に情報発信仲間からもらった以下の言葉にハッとしました。

起業はあくまでやりたい事業を伸ばす為に銀行から融資受けたり、法人口座にお金入れて役員報酬出さずに税金負担軽減させる手段だと考えてるので起業は目的にせずフリーでやって法人化するメリットがあれば起業する、みたいな捉え方です!

ラーメンすするぞーさんからもらった言葉

起業自体を目的にしてはいけない。起業はやりたい事業を実現させるための手段。ものすごく腹落ちしました。

将来、もしやりたい事業が生まれた時は起業するかもしれないけど、やりたい事業がない今は起業するのではなく、公立中学校の先生として情報発信者として社会科教育の専門家を目指そうという考えがまとまっていきました。

そんな中、2度めの転機を迎えました。

転機②現役の公立小学校勤務の先生インフルエンサー坂本良晶先生との出会いで先生としての複業の道を知る


公務員は許可を得て副業できるものが法律でかなり制限されているが、許可を得れば教育関係の執筆や講演活動は認められています。

そんな中、公立小学校の教員でありながら、SNSインフルエンサーでベストセラーの教育本を出版している坂本良晶先生の存在を知りました。

何となく先生とSNSでの発信は相性があまりよくないのでは?という思い込みがありました。なので情報発信を始めてからしばらくは先生であることは公開せずに発信していました。坂本先生のことを知り、その価値観が変わりました。そして、堂々と先生であることを公表して情報発信ができるようになりました。

先生インフルエンサー、調べてみると沢山の人がいました。時代は変わっていました。

情報収集していると坂本先生は、教育界のノーベル賞と言われるグローバルティーチャー賞でトップ10入りでゲーム教育版桃鉄の開発者である小学校教諭の正頭英和先生が先生を中心とした教育関係者向けオンラインサロンを運営していることが分かりました。

教員の外部コミュニティやイベントに初めて参加したのがEDUBASEです。

教員にも華やかで自己実現できる世界があることをEDUBASEをきっかけに知りました。

自分の理想の未来に近い形で活躍している成功者と繋がりを持ち、その方たちの思考をインストールすることは自己実現の早道ではないかと考え、オンラインサロンに思い切って入ってみました。そうすると入った約2ヶ月後に行われたオフラインイベントで実際に会って話を聞いたり、直接質問することまでできました。

また、そこに参加していた全国から集まった先生方もみなさんチャレンジングな取り組みを学校現場等で実践している尊敬できる方たちばかりで、素敵な方々との繋がりが持てたことは私にとって大きな財産となりました。

坂本先生と出会ってから、いつか自分の経験や専門性を生かして本を出版したいという夢を持つようになりました。

その頃、情報発信にも力を入れ始め今年の7月はInstagramでほとんど毎日投稿に挑戦したもののあまり成果がでず、心が折れそうになっていた。情報発信のモチベーションをどう保つかも悩んでいました。そんな中、情報発信仲間に、以下のような言葉をもらいました。

アカウント発信の目的を見直すのはいかがでしょうか。
(本を出版したいなら)その本はどんな人に向けてどんな内容がいいのか考えるといいかもしれませんね!あとは、競合リサーチや知恵袋を漁ると見えてくるかもです👀

医者だぞーさんからもらった言葉


この言葉をきっかけに、自分はSNSや本出版を通してどんな人たちにどんな情報を届けたいのか自分と向き合って考えました。
そんな中、3度目の転機が訪れました。

転機③ふり返り会仲間で営業&マーケティング専門家のフォロワーさんに強みと私の情報発信戦略を見つけてもらう

私は今年2月から【毎日をより充実させる】ことを目的に毎月Instagramのフォロワーさんたちとzoomを使ったふり返り会を主催•実施してきました。

ふり返りや目標を言語化すると頭の中が整理され、また、周りに発表して宣言することでより意識化され実現にぐーんと近づくと考えたため、企画&実施することを決めました。

そのふり返り会に毎月参加してくれているフォロワーさんのお仕事は営業&マーケティングでした。

毎月お互いの考えていること、悩み、目標を共有し合ってきた中で、前回のふり返り会で、自分が何者として(先生?ママ?)SNSや本出版を通してどんな人たちにどんな情報を届けたいのか悩み考えているけどなかなか答えが見つからないことを思い切って相談してみました。

そうしたところ以下のような言葉をいただいた。

専門性が大切だから、、、素敵ママさんの場合の専門性は社会科の先生。自分で情報収集する時間がないけど子どもに良い経験値を積ませたいママたちに向けて、家庭でカンタンにできる社会科おうち遊びや関わり方を社会科の先生として発信するのとかどうですか?たまに今までのような投稿もしつつ。

営業•マーケティングのプロのむちゃこさんから頂いた言葉

それを聞いて感謝感激しました!私が数年悩み求め続けてきものはコレだとすごくしっくりきたのです。自分の経験や好きを通して世の中の役に立てる!!!

むちゃこさんは売れないものの強みも見つけて売るのが仕事ですから〜とおっしゃっていました。悩んだ時はその道のプロに相談するのが解決の早道で最良だと実感しました。

Instagramのプロフィールリニューアル

自分の情報発信の方向性が定まったので、さっそくプロフィールを作成し直しました。

「なりたい姿」「やりたいこと」の言語化でブレない自分をつくる【私のMVV】

Misson(ミッション):「これを叶える。」果たすべき使命や存在意義。
Vision(ビジョン):「こう在りたい。」理想像、中長期的な目標。
Value(バリュー):「こう動く。」ミッション&ビジョン達成のための具体的な行動指針、行動基準。

最後に私のMVVをご覧ください。

【Mission-これを叶える】

学ぶ楽しさや世界が広がる喜びを届ける

【Vision-こう在りたい】

人生を豊かにして楽しむと共に、
人々が「より善く生きる」ことに貢献する

【Value-こう動く】

①学び続ける
②挑戦し続ける
③仲間や応援してくれる人を大切にし、周囲への感謝や尊敬の気持ちを忘れない
④心の声をよく聞き主体的に行動する
⑤自分の軸を保ちながら他者の価値観を受け入れる
⑥ゴミ拾いを毎日の習慣にする(ゴミ拾いは運拾い!)

【MVVを達成するために取り組むこと】

【ワクワクする】【楽しい】【夢中になれる】授業をつくる
→来年4月の仕事復帰に向けて中学校社会科教員としてのスキルアップと現場で取り組みたい実践ストックに励む【note等でアウトプット】
→そのために情報収集や人との繋がりに対して自発的•積極的に動く
※特に自分が目指す5年、10年、20年先に近い生き方をしている人と繋がりを持ち、思考をインストールしていきたい。

「社会を身近に!」「学ぶって面白い!」と思えるような情報発信や教育実践をInstagramやnoteを通してする
→数年かけて社会科ママインフルエンサーとなり、多くの人に愛される書籍の出版を目指す(そのために現場で実践や結果を残したり、教育賞に挑戦する。)
→最終的には大学教授を目指す

※地に足をつけ、本業(学校•育児)第一で、そこに注いだエネルギーから溢れる部分で発信することを意識する

具体的な長期目標についてはコチラのnoteに書いたのでよろしければご覧ください。

MVVの書き方は、「お金に振り回される人をゼロに」をミッションとして活躍する金融系インフルエンサーで情報発信仲間の積立てるぞうこと三浦光希さんのnoteを参考にしました。
https://note.com/tsumita_teruzo/n/nc4eb9f8601bb

※2024.1.10追記(3.5変更)
母、妻としてのMVVを作りました。

【Mission-これを叶える】

愛に溢れた存在になる(見返りを求めず無性の愛を注げるようになる)
家族4人が笑顔で幸せに過ごせる暮らしを実現する
帰りたいと思える安心できる家庭をつくる

【Vision-こう在りたい】

家族に愛と元気と笑顔を与えられる存在になる
帰ってきて会いたいと思ってもらえる存在になる

【Value-こう動く】

①話しかけられたら手を止めて目を見て話を聞く。
聞く耳を持つ。
②自分中心に物事を考えず、相手の立場に立って思いやりを持って行動する。感情的にならない。
③家族が元気でそばにいてくれること、暖かい家で家族みんなで一緒に暮らせることが当たり前ではなく、ありがたいことだと心から感謝する。
④感謝や愛をたくさん伝える。
⑤家事も育児も何事も楽しんでやる
⑥家族が愛情を感じられるような料理を作る
⑦無条件の愛と信頼と尊重で家庭内の心理的安全性を高める
⑧恐れより愛を選択し続ける

PPA分析で導き出した私の最上位の価値観

家族と幸せに暮らすことは、自分の人生にとって自己実現以上に大切なことだと改めて気づきました。

自己実現ばかり目を向けて、本当に大切なものを失わないように生活していきたいです。

おわりに

私の記事を最後まで読んでくださってありがとうございます。

ママとして、先生としてキャリアに悩む方や私を応援してくれる方々にこの記事が届いたら嬉しいです。

沢山悩んだけどコツコツと情報発信してきたことも、幅広いことに興味をもって色んな勉強を続けてきたことも無駄なことは一つもなくて辞めずに続けてきて良かったなと感じています。

沢山の仲間、応援してくれる人々に支えられて今の私があります。いつも本当にありがとうございます!

向上心を常に持ってミッションを達成します!