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夕暮れ過ぎて日が暮れて

今日も1日が終わる。可もなく不可もなく1日が終わる。遠く響く街の喧騒。実はスーパーの空調の音かもしれない。壊れかけた毎日がありがたくも平穏に続いていく。時の音が聞こえないのはありがたい。昔読んだミステリー(マンガだが)をまた読む。犯人をすっかり忘れているので、問題ない。本は何度読んでも新鮮。すっかり内容を忘れているから。なんでか知らない。以前、友人に病気だと言われたが、そうなのかもしれない。若いころ鬱?(鬱だったかどうかもすでに定かでない)にやられたときに、内容が頭に入らなくなった時期があった。文字を読んでも何も入ってこない。それからかも知れない。お得と言われることもある。何度でも楽しめるって。そういうことにしておこうか。今日は涼しくて、しのぎやすかった。仕事の次の休みは無性に眠い。今日も10時間以上寝ていた。もちろん続けてじゃないが。だるい体は重く、腰のあたりが縛られているよう。もうこんな時間かと驚いているのに、昼は、まだこんな時間なのかと嘆いている。おかしなもんだ。さんざん人の手を噛みしだいたうちの猫が何食わぬ顔をして撫でろと要求する。人生もそんなもんなのか。そんなもんなのか。休みの夜はいい時間だなと思う。夜は素敵だ。息が楽にできる。時々、疲労(心の疲れ?)が極まって体がぎゅっと締め付けられる時もあるけれど、寝てしまえば何とかなる。このぬかるみ(隧道か)を抜ける日が来るのかと思えば、楽しみにもなろうというもの。楽しみ。人生の楽しみはなんだ。なんだろうな。人それぞれ見つけるんだろう。見つけろよな、自分自身で。


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