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# 1 もてなしの心で見る社会

もてなしは表なしに通じるそうで、面裏が無く、人と接すると言う事のようだ。忌憚なく、本来の自分のままで、主客が同じレベルで、通じ合えるという意味であり、心でもある。
選挙を通して、板橋区の坂本区長は精力的に人々と接していた。演説でも、個人と対面の際もいつも区民と同じ立ち位置でいた。彼は16年前に区長になってから、もてなしの心という言葉を繰り返している。体に染み付いているのだろう。これは彼の真髄であり、これで、多くの賛同を得たと思う。

目の当たりにして、私も新機運を感じた。できるか分からないのだが、もてなしの心で社会を見てみたいので、こんなタイトルとした。

今回の統一地方選挙は板橋区では候補者が乱立して、厳しい選挙戦が繰り広げられた。
垣間見た人間模様をザックリであるが記載しておこう。

選挙は、候補者の数ほど言い分がある。それぞれに納得できるものがあるし、それらが複雑な化学反応を起こす。しかし、その主張をじっくりと見つめると「今だけ、金だけ、自分だけ」は自ずとわかってくると認識した。

それらとは別に、世論の潮流も選挙には影響する。
今回、東京の特別区では女性が首長選挙にチャレンジした。3名の女性首長の誕生を観た。結果、6名の女性が首長となっている。これを全国的に見ると、潮流にはならなかったと思う。ジェンダーフリーは日本ではまだまだ先の課題なのかもしれない。しかしながら、板橋区ではジェンダーは投票に影響したと思う。
統一教会問題がどの程度、選挙に影響したのかも定かではない。今後の分析に注目したい。
SNS選挙とも言われていた、これに関しても、従来の対面を重んじる選挙に取って代わったのだろうか?私見であるのだが、「従来の選挙方法も重要だ。だが、SNSは今後、無視できない」と思った。

どちらにせよ、選挙から、欲望と恐怖心が織りなす世界が見えてくる。これは候補者だけでなく、周りの人々をも巻き込んで広がって行くのを間近にした。
選挙は正に戦争だった。

選挙は民主主義の根幹である。民主主義は衆愚政治とは似て非なるものであり、これの実体は心の闘争の織りなすカオスのようなモノなのかもしれない。

選挙からも多くを学べました。









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