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# 5 板橋区、坂本区政を覗き、展望する。

今回は政治的なキャンペーンについてである。

区の内部留保(貯金)が1000億あるから、あんな事、こんな事、なんでも出来るはずだ。という声はよく聞く。特に選挙が近くなると。
しかしながら、放漫経営、バラマキは区民受けするのかもしれないが、簡単に区の財政が赤字へと転落する。
区の経済を考えると、常に….出と入り…を考えなくてはならない。
経済環境はインフレに振れている。区の事業を行うにも出費が予想以上に嵩んで来るはずだ。容易に予測がつく。特に粘着性の高い人件費の増加は国の方針とも相まって、春闘労使交渉の結果にも現れている。将来、区の財政の圧迫要因であろう。今後のインフレに備えて、ある程度の内部留保は必要であろう。

首長のバランス感覚は重要だ。限られた財源を考慮しながらの持続可能な成長戦略は易しいことではない。
だから、財政出動には『選択と集中』が必須であろう。耳障りの良い区民向けのキャンペーンは選挙向けの、当選したいだけの、「今だけ、金だけ、自分だけ」に通じる態度に映る。
バラマキの耳障りの良い言葉には警戒すべきだろう。
政治家は責任を取らなくてはならない。
区長は板橋区の未来像を持ち、持続可能な成長路線に乗せる戦略を描いている。結果、大規模財政出動があるかもしれない。区の財政は今より厳しいものになるかもしれない。しかし、それはバラマキとは似て非なるものであり、板橋区にレガシー(遺産)を残すことになるはずだ。
坂本区長の選択と集中に期待したい。

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