#242:40代転職/年収リアル
40代で初めて転職した。その3年後、また転職し今は3社目の会社。その時の面接や経緯はnoteに都度書いたが、一部書いていないことがある。
それは具体的な年収、つまり給与の話である。
他の人の転職経験談でも、その部分は語られないケースが大半である。会社名は実名でも(むしろ実名だから?)、お金の話には触れていない。
しかし、読む側としては1番そこが知りたい。
…
転職記事は自分のコンテンツの中でも読まれる方で、かつ給与面では調子よく上がっているので、今回は転職による年収推移を書こうと思う。
何かの参考になれば幸いです。
<過去の転職関連記事の一部↓>
1.年収推移(割合)
まず転職の基礎情報について。
細かくは業種や仕事内容は変わっているものの、基本的に金融でITという軸は変わっていない。
続いて、本題である年収推移。
1社目の転職時年収をベースとして、増加の割合は以下の通りである。
順調に上がっているのは嬉しい限りだが、これは金融でITという業界特性によるものだと思う。
それだけ最近この業界は中途人材の需要が高く、転職者に有利な条件となる環境になっている。
裏を返すと、あれほど転職関連のCMが流れても(かつIT人材系の話が多い)、なお転職するのを躊躇する人が多い実情があるのかもしれない。
次は、個別の年収アップ要因を整理する。
2.1社目→2社目の年収アップ要因
まず1社目から2社目へ移る時にアップした要因については、主に以下の3点になる。
ひとつずつ補足する。
(1)子会社から事業会社へ
この点が1番大きい要因だと思う。
全く同じ仕事をしても、所属する会社が異なると支払われる給与は異なる。
私が新卒で入社した子会社(1社目)には、親会社に逆出向して活躍する同僚や先輩たちが居た。つまり彼らは親会社社員と同じ仕事をしていた。
ところが、同じ年次の親会社の社員との給与格差は歴然であり、だいたい1.5倍くらいは違った。
この経験もあり、転職先は事業会社(親会社)の立ち位置を選んだ。そして予想通り年収アップ。
子会社から事業会社というのはひとつの例でしかないが、要するにどういう給与水準の会社に入るかという点が給与額に大きく影響する。
(2)中途採用の多い会社(雇用形態)
いくつか受けた他のJTC(いわゆる古くからの大手企業)の中には、まだ中途採用社員は少数で、総合職のみしか雇用形態がない企業も多かった。
その場合、総合職用の給与テーブルはひとつで、それに当てはめるしかないので、給与提示の幅に柔軟性がないように感じた。
一方、2社目の会社は、中途採用の社員が全体の5割に達する企業。そのため、中途採用に慣れていて、柔軟な雇用形態と給与提示が可能だった。
私は契約社員(3年有期雇用)という形態で入社し、そのプレミアム(有期雇用というリスク分)も含めて高い給与額が提示されたと思う。
(3)リファラル採用
最後の要因は、正直言って給与額を左右するほど影響があったかは分からない。
2社目にはリファラル(知り合いからの声かけ)で入社した。入社した部門の部長がその知り合いであったので、多少は人事部にも働きかけはしてもらったような気もする。
ただその働きかけで給与額の上限範囲を超えることは考えにくい。一方、働きかけにより最初の段階から上限に近い金額提示があった気はする。
そのおかげで即決できたし、もし最初低い額の提示があれば、その金額で妥結した可能性もある。
3.2社目→3社目の年収アップ要因
2社目から3社目の要因はシンプルにひとつだけ。
それは2社目(転職前)の給与が上がり、その金額で3社目(転職先)と交渉したからである。
2社目の有期雇用が満了し、新たな契約条件提示があった。10%upという有難い提示。しかし契約更新前から更新打ち切りに備えて、念の為進めた転職活動でも内定が出た。
内定の出た転職先(3社目)に、2社目の更新内容(10%up)を伝えると同額の提示をもらえた。
…
年収アップについていくつか要因を並べたが、どれも個人の能力や巧みな交渉力の結果ではない。
いつも会社を選んだ時点でほぼ決まっていたので如何にそのような会社を見つけるかに尽きる。
では、最後に給与金額の話に移る。
4.給与推移(金額)
ようやく本題。
具体的な給与金額の推移について書く。
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