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#252:テニスマネージャーの憂鬱(5)

前回は息子(中学生)のジュニアテニスの大会で初勝利し、その後もいくつかの春休みの大会に出場した様子を書いた。

ようやく息子は少しテニスの大会にも慣れてきて軌道に乗ってきたような雰囲気がある。一方で、テニスマネージャーとしての私はまだ慣れない。


大会選び

春休みにはテニスの大会が数多くあり、年齢的に出場できる関東公認の大会だけでも12、3ある。それに加えて、スポ人やJOPの大会もあるので、選択肢は数限りない。

予選とWC

出場する大会を決めるには、各大会の日程を確認した上で日程パズルを完成しないといけない。

そこでネックになってくる要素のひとつが予選とワイルドカード(WC)である。

多くの関東公認の試合は本戦出場者に上限人数があり、ある程度のランキング上位にいないと本戦にいきなり出場することはできない。そのため、本戦に出るには予選を勝ち抜くか、WC大会にて本戦の出場権を勝ち取る必要がある。

その仕組みはよく分かるのだが、予選、WC、本戦の日程が組み合わさるとパズルは複雑になる。

ダブルエントリー

そして日程パズルになる最大の要因は、関東公認大会のダブルエントリールールである。

関東公認大会では、本戦日程が重なる2つの大会に出場した場合は両方の大会のポイントが無効になる。これがダブルエントリーである。

自分調べ

最初これを読んだ時、本戦日程が重なる大会にそもそも物理的に出ようがないのでは?と思った。

ただ大会が大きくなると、日程は2日以上になり3,4日のものもある。決勝やベスト4,8まで勝ち上がる場合は、その日程全てが物理的に拘束されるが、大半の選手は初日や2日目で試合が終わる。

すると大会3日目以降に次の別大会が始まると、そちらにも出場して少しでもポイントを稼ぎたくなるのが人情。でもそれをするのはNGと定めたのが、先程ご紹介したダブルエントリールール。

そして、ダブルエントリーには例外がある。

本戦日程と予選日程は重なってもダブルエントリーにはならないし、同じく予備日程(雨で延期になった際の日程)と本戦が重なるのも問題ない。

日程パズル

ひとつの大会に複数の年齢区分、男女やシングルスとダブルスがあり、大会要項をよく読まないとどの日程が出場する年齢区分の予選か、本戦か、予備日か分からないことも多い。

予選、WC大会、ダブルエントリー…と条件が全て重なると、簡単に大会日程の把握は難しい。

結局、出場の可能性のある大会の日程について予選、WC、本戦を全て紙に書き出した。その上でようやく春休みの日程パズルを完成させた。

ちょっと今のレベルにしては複雑に考え過ぎかもしれないが、大会選びは悩み出すと奥が深い。

テニスマネージャーの喜び

一方で前回書いた通り、春に出場した大会の中で初勝利もあり、徐々に勝てる試合やいつもの練習通りのテニスができる試合も増えてきた。

悩んだ末に選んだ試合で、息子が着実に成長する様子を目の当たりにできるのは何よりのご褒美。

テニスマネージャーに憂鬱はあるが、その後にはそれ以上の喜びが待っていることに気付いたのもこの頃だった。

試合経験

テニスマネージャーの憂鬱と喜びは知りつつも、まだまだ未熟であることに変わりはない。

特に私には決定的に足りないものがある。

それはテニス経験と試合経験。

テニス歴

私のテニス歴は40歳を過ぎてからの3、4年程度。

学生時代にテニス経験がないことで、まず基本的なテニス用語やテニス大会の仕組みが分からず、戸惑っているのはこれまでも書いた通り。

そしてプレーヤーとしてのテニス経験も浅く基本的な戦術や必要な考え方も知らないことが多い。

子供のテニスへ下手に親が口出ししない方が良いとはよく言われるが、直接アドバイスしない場合でも色々とテニスを知っていて悪いことはない。

そのため、少しずつではあるが、テニスの試合観戦やテニス戦術などの知識を学ぶ日々である。
(このテーマは今後書こうと思う。)

試合経験

そして、テニススクールのゲーム形式の練習以外での試合経験も皆無である。

それ以外では親子でレンタルコートして、1セットマッチをするくらいである。頻度はかなりレア。

少し話は脱線するが、息子がテニスに目覚める前つまり小学生の時はこの1セットマッチに勝てる日もあった。しかし、ガチテニスを始めた後の息子には完敗。1、2ゲーム取れたら良い方である。

たまには、奇跡的に勝ちたい気持ちもある。笑

親子マッチに対する本音

いずれにせよ、「パパは簡単に口ではそういうけど、試合にも出たことないし分からないよね?」
と言われると返す言葉もない。

それを打破するため、私も自分自身でテニスの試合に出場することにした。ただ少し長くなるのでそれについてもまた別の時に書こうと思う。

テニスマネージャーへの道はまだまだ続く。

お読みいただきありがとうございます。(続く)


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