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susumuの自己紹介。やりたい事をやる=自分らしく生きる



はじめまして!中嶋奨(susumu)と申します。

私の描いた作品例


2021年に20年勤めた会社を退社し、イラストレーター、作家として独立。現在は

・自身の作家活動
・イラストレーター
・ショップロゴのデザイン
・お土産物Tシャツのデザイン
・本の挿し絵

など、絵やイラストに関わる広い分野で活動しています。

趣味は生き物を飼育することで、現在、ビカクシダをはじめたくさんの植物と、レオパ(レオパードゲッコー)が2匹、ニシアフリカトカゲモドキが1匹、ミヤコヒキガエルが3匹、アズマヒキガエルが1匹、チンチラを2匹飼育しています。

飼育している生き物たち

植物の成長はとても神秘的ですし、私の飼育しているレオパやカエルは可愛いだけでなく、エサを食べるサマは野生の本能を感じさせてくれます。

生き物は私に癒しと刺激を与えてくれるだけでなく、家に居ながら自然の雄大さを感じさせてくれる、私にとって無くてはならない存在です。

生き物の飼育以外にも、日課である川沿いのウォーキングや旅先での自然散策も趣味に近いと思います。

休みの日はと言うと、、、

ほとんどの時間を生き物の世話や、ウォーキングで観察した植物を調べたり、自然ドキュメンタリーを観たり、絵を描いたり、シルクスクリーンを刷ったり、四六時中作品の事を考えていて、平日と何ら変わらないそんな生活をしています。

シルクスクリーンの手刷り作業


えっ!めちゃくちゃ陰キャな人!?


ここまで読んで、そう思われても仕方ないですね。
でもこれが私にとってのやりたい事に繋がる、今のところの最高な1日の使い方なんです。

私には自分だけの世界が頭の中に存在していて、そこには私の創造した、たくさんの生き物が生息しています。その生き物の数だけストーリーが存在し、そこではドラマが繰り広げられています。
そのドラマやストーリーを作品として発信していく事が、私のやりたい事になります。

「やりたい事をやる=自分らしく生きること」


今ではそんな風に考えて活動する様になりました。
でもイラストレーターとして独立し、つい最近までそんな考えには、なかなか至れませんでした。

ではなぜその考えに至ったのか。

今回は自己紹介ということで、その事について少し語りたいと思います。


〜20年勤めた会社を退社〜

私はデザインの短大を卒業した後、物作りが好きだった事もあり、テレビのセットを作る大道具の会社に入社します。
テレビ番組のセットを作るのはとても楽しい仕事でした。
業界ならではの深夜残業が続く事もありましたが、皆んなで力を合わせ乗り切っていました。
今となってはとても良い思い出です。

月日は流れ、私も係長へと出世。
物作りだけが仕事では無くなっていきます。
本社での会議、部下と上司のパイプ役など、人間関係が大きく関わる仕事がメインとなっていったのです。
私に向いた仕事だと思っていましたし、私になら出来ると思って、頑張っていました。

ですが、心は少しずつ蝕まれていたようです。

ある日、本社での会議に向かう電車の中で過呼吸になってしまいました。
パニック障害。
その日から電車に乗る事が怖くなり、人と関わる事も怖いと思うようになりました。
それは行き付けの美容院での他愛もない会話ですら緊張し、体中から汗が吹き出しまうほど。そうなっては会話どころではありませんでした。
美容院にも行かなくなり、なるべくなら人とは関わりたく無い、、、

出口のない暗闇。
このままではまずい。
とても悩んだのを昨日の事のように覚えています。

そんなとき、趣味で描いていた絵が道を照らしてくれます。

インスタに一件のDM。
絵の依頼でした。
初めての絵の仕事。

私が会社を辞める後押しになった出来事です。

やってみる価値はありそうだ。

そこからはとても早かったです。
会社の皆んなには引き留められましたが、応援もしてくれました。
勤務最後の日の挨拶では、たくさんの方々に涙を流して見送っていただき、私はその光景を目の当たりにして、会社でやってきた20年は間違いじゃ無かった。と、安堵したのでした。


〜絵で食べていくって難しい〜

会社を辞めてホッとしてる場合ではありません。

絵を仕事にする?
どうしたらいいんだ?
全く何をやったら良いかわからない状態から始まりました。

そこからは試行錯誤の繰り返し。
デジタルイラストの勉強、公募展への出展、インスタ、Twitter(現在X)、ポッドキャスト、、、

少しずつですが絵の依頼も増え、イベント出展の依頼なども来るように。
ですが収入は全然安定せず、生活はカツカツ。

気がつくと会社を辞めて2年以上も経っていました。
そうこうしているうちに、カフェでの初個展開催が決定。

準備期間は1ヶ月半。

がむしゃらに、それでも楽しみながら作品を描き上げていきました。

SNS を開くと自分よりも凄い絵描きなんて五万といる事に気落ちしたりする事もありました。
何くそ!と思いながら、個展への作品を仕上げていく中で、ひとつの答えに辿り着きます。

この個展で何かを掴めなかったら、絵を描くのをやめて違う仕事を探そう。

その考えを胸に個展は幕を開けたのでした。

準備の整った個展会場


〜なんとかなるさ!〜

1ヶ月間に及ぶ個展は自分で言うのもなんですが、大盛況に終わりました。

会社を辞めてから繋がった、たくさんの人達が足を運んでくださり、
また、新たな繋がり新たな出会いもたくさんありました。

個展前に絵の仕事を辞めようと考えていたあの頃の自分に、「なんとかなるさ!」って、今なら声を掛けてあげられる気がします。

人との繋がりが私を助けてくれる。
その人達は私の作品に魅力を感じてくれている。
それだけでも続ける価値はあると思えました。

こうして、絵を描く事を辞めるかも?という危機から、脱する事に成功したのでした。

〜やりたい事をやる=自分らしく生きること〜

個展では足を運んでくださった、たくさんのお客さんに作品のストーリーやドラマについてお話しさせていただきました。

「ええー!面白い!」

「へー!そんなストーリーが隠されていたんですね!」

皆さんからとても良い反応をたくさんいただいて、思ったんです。

私の頭の中の世界を知ってもらいたかったんだ。
それが一番だったのかもしれない。

そう考えると絵にこだわる必要もなくて、今まで描いてきた絵のストーリーも違った形でもっと発展させられるかもしれない!
漫画でもいいし、文章だっていい。映像だっていい。
もちろん絵は描き続けます!
全部がやりたい事。
ひとりでは無理だけどね。

会社を辞めてスタートした、
何も無い真っ白な惑星に、私の創造した世界を作る事。
道具はペンが一本あれば良い。
それは今でも変わらない。

それをもっと分かりやすく皆さんに届けること。

それがいまの私がやりたい事であり、
自分らしく生きること。

そんな感じです。

作品の製作風景

これからはもっともっと私の頭の中の世界、susumuワールドを発信していこうと思います。
その世界を作る上での気付きや想い、葛藤などをnoteでは公開していこうと思っておりますので、たまに覗きに来ていただけたら嬉しいです!

長々と読んでいただきありがとうございました!

また次の記事でお会いできたらと思います。

代表作「鯨」

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