【詩】 心象の詩
源流
北国の 森にも
春の兆しが
止まった 時が 動き出す
閉ざされた景色が 見えてくる
源流の目覚め
雪の下より燃えるきざしが
今 出会うところ
交わって
重なって
繋がって
雪晴れの光の中に
雪解けの音がきこえて
想いはもうこのまま
過ぎた日々に背を向ける
何かが変わる予感
悲しみの季節は
時の流れの旅人が
遠い日々の幻を背負い
光と影ゆらさずに
春の足音しのばせて
遠き場所へ
帰らぬ 旅に出る
流れが音をたてて
悲しい季節を堪えた
青いせせらぎを 聞きながら
春風に追われて
行先のない旅にでる
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