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【おいしいシリーズ①】初めての一目惚れ/幸せとは

私にとって幸せ=家族や大切な人と美味しいご飯を食べること。楽しい会話と美味しいご飯、これに勝る贅沢な時間を私は知らない。

忘れがちだけど、おいしくご飯を食べるって実はそんなに当たり前のことじゃない。大好きな人々と、同じ食卓を囲んで同じものを美味しく食べられるって、とっても特別なこと。

だから、値段とかGoogle評価とかインスタ映えとか関係なく、とっても素敵な店や商品を見つけると、半端なくウキウキする。

一人で隠し持っていては勿体無いので、自分で見つけたり他人に教えてもらったりして胸ズキュンした店を勝手にシェアすることにした。

一発目は最近で一番ワクワクした、パン屋さん fumigrafico。多分次は、あの和菓子屋さん❤︎

(🖋12月なので、、、感謝の気持ちをこめて、最後に今年の学びについてちょこっと書きました。)

馴れ初め

このお店は以前から並んでる人を見かけることがあったのだけど、何の店か分からなくて。2周くらいさり気なく店の前を通って偵察したものの、店がオシャレすぎなのと最近目が悪いのでよくわからず。

怪しい人になってきたので、聞いてみた。
「すみません…これ、なんの列ですか?」

いやいや、思いっきりパン並んでるないかい。
親切な美人奥様が優しく、何やら有名なパン屋だと教えてくださった。

ふむふむ、新しいパン屋ができたのね。まぁ、こんな並んでいるなら何か訳があるはずだ!私が検証しようじゃないか!とよく分からないノリのまま前の人が買っていたフランスパンを1つ買って、レジで名刺を頂き、店のインスタを検索。

パン屋さん近くの開かずの踏切で足止めを喰らったため、お店のホームページで見つけた記事を読み始めた。

一瞬で、恋に落ちた

HPを読んで、フミグラフィコは、店主一人のパン屋さんで、賃貸住宅の一室での予約販売を経て2021年7月に元代々木町に店舗をオープンしたことがわかった。

さらに興味深いのは、店主の堀内さんはパン屋で修行せず、約15年間自宅でパンを焼きつづけて技術を身につけてきたこと。グラフィックデザイナーだが、事務所の解散をきっかけに、2019/9から、パンも仕事にしたという。

朝まだ日が昇らない時間(というか夜中)から働きはじめるのが当然のように思われているベーカリーですが、早起きが苦手なので自分らしい生活習慣の中でパンを焼きたくてひとりで工房を持つことにしました。
https://fumigrafico.com/
朝は普通の時間に起きて、日中工房でパンを焼き、販売は夕方からという夜型のベーカリーです。
https://fumigrafico.com/

私は一目惚れしたことほぼないのだけど、多分こんな感じなのだろう。パン一口も食べてないのに、フミグラフィコに関する記事を読んで、彼女の作るパンにハートをぶち抜かれた。

パン屋さんは朝の5時とかにはもう稼働していて、通勤の7時くらいには良い匂いがぷわぷわしてる、そんなイメージ。別にパン屋は朝から開いてないといけないなんて決まりはないけど、それが普通だからそうする。おそらく、その方が売り上げも上がるかもしれない。

それでも堀内さんは、普通がどうとか関係なく、自分らしい生活習慣の中でパンを焼く、という決意のもとに、自分のこだわりのパンを焼いている。

インタビューで堀内さんは、パンも仕事にしたことについてこう語る。

「好きなことをやりたいと思って。
人生は短いですしね」
https://www.asahi.com/and/article/20201208/402855104/

もう、グッと来た。このパンは、絶対に美味しいYO!と私の第六感が囁いている。これは、もう一回いくしかない。

思い立ったら即、告白

次の瞬間には、踏切からパン屋までフランスパンを右手に全力で走っていた。

食べてないのに一目惚れ。まさに、駅の改札で可愛い子見つけた男子高校生並みの勢い。「家族の分も買い増したい!できれば、この感動を伝えたい!」「こんな素敵なパンは、この短時間の間にも売り切れるかもしれん!」とズンズン来た道を戻る。

いやいや、言語化したら普通に怖いやん、私。

私ちなみに、あんまりグルテン得意じゃない日があって、パンを食べるとたまにお腹が張ったり急激な眠気に襲われることがある。だから、全然大好きだし食べるけど、どちらかといえばご飯派🍚

でも我慢できなかった。もう眠くなってもいいし、お腹が張っても気にせん!こんな美味しいもの食べて眠くなったら本望だわ!

告白の瞬間

無事再びお店に舞い戻り、おすすめのパンを伺っていくつか購入する。私の母は、こういう歯応えのあるパンが好きなのできっと喜ぶだろうなとおもいながら。

お会計しながら「先程、ホームページの記事拝見しました。なんだかとても、、、感動しました!」と少し会話をして、次は売り切れて買えなかったシナモンロールを買おうと心に決めて帰宅。

おうちにかえって、ゆっくり紅茶を飲みながらパンを頬張る。あゝおいしい。噛めば噛むほど美味しい。これは食べたらわかるし、きっと他の方が最高な感じに書いているはずだからそんな書かない。小田急沿線、駅からも近いです。美味しいパンが食べたい時は、寄ってみてくださいな。

いつもインスタに販売しているパン情報アップデートされてます。夜中見るとお腹空くので注意!笑

fumigrafico
Instagram(@fumigrafico
15:00〜20:00(売り切れ次第閉店)/日・月・木曜休。年末12/25まで。


2021年/幸せとは、家族や大切な人と美味しいご飯を食べること。

私にとって、2021年は、「幸せは気づくもの」「正解は自分でつくるもの」というごく当たり前のことに改めて?やっと?気づいた一年でした。

思い返せば、今も昔も、(きっとこれからも) 私は常に素晴らしい友人と家族に囲まれて生きていました。ずっと強がって、ダサいところには蓋をしていたけど、敢えて弱いところを全開示してみたら、意外と心地よくて。

同じような体験をした人が、少しでもクスッと笑えるといいなぁと思っていたのに、逆に私自身が皆がくれたメッセージに、心の底から救われました。

他の誰かのコピーでなく、ありのままの自分でいることで、前よりもずっと、日常にある小さな幸せに気づけるようになりました。

そして同時に、弱さとしっかり向き合う中で、人間の数だけ生き方があることを知って、正解は自分で作るものだと学ぶことができました。

きっとこのパン屋さんの記事も、去年の私には全く響かなかったと思います。へ〜変わってるな、面白いな、くらい。

「好きなことをやりたいと思って。人生は短いですしね」。その一言が、心の奥にまでずっしりと重く響くのはきっと、彼女が私の心の声を代弁してくれていたから。

一つ一つの決断が、こわくて、怖くて、どの道がいいのか、私はちゃんと後悔ない選択をできているのか、自分以外決断できる人はいないから、とっても悩みました。タイムマシンがあれば本気で乗りたかった。

でも今は分かります。私は今まで、過去の自分に感謝したいと思えるくらい頑張ってきた。だから、これからもきっと大丈夫。強くなりたいとずっと思ってたけど、実はもう結構強かった。

勇気を持って自分の身体を守り抜いた自分に、自分の声を聞いた自分自身に、感謝したい。

あっという間に、12月ももうすぐ半分。

今年一年、本当に本当にお疲れ様でした。それぞれ、この大変な一年を懸命に生きて今日も心身健康でいることに対してMVPをあげてほしいと、心の底から思っています。

来年はどんな年になるのでしょう。今年は変化がたくさんで、正直自分の来月さえも想像がつかないのですが、とりあえず

同じ時間を過ごすなら、せっかくなら、たくさん笑う瞬間があればもっと嬉しい。大切なものが無くなってから後悔する前に、今自分の周りにある宝物に気付いて、ちゃんと大切にしたい。感動したことや、感謝したことを、目の前の人に今言葉にして伝えたい。

と、思っているのでこれをちゃんと心に留めて生きたいと思います。

おかげさまで、お腹いっぱいな一年でした🥢
来年も、私の周りの人皆健康に、笑顔でたらふく美味しいものを食べられますように。

この前家族で食べたすき焼き❤️




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