【スカイダイビング】卒業祝いに鳥体験/3800メートルから4年間を振り返る。
実は私今年5月に米国大学を卒業したのですが、その時家が崩壊していたのと、オンラインだったこともあって、誰も私が卒業したことに気がついていませんでした。笑
自分で情報伝達しないのが悪いのですが、あんまりできる状況でもなく、普通に悲しかったので、自分で自分を盛大に祝うことにしました🥳🎉一人でやっちゃいました!スカイダイビング!!!
私は小さい時から高いところが大好き、飛行機もジェットコースターも大得意、鉄棒や体操その他もろもろ内臓がフワっとするのが好きな高所LOVE症候群です。バンジーは3回ほど飛んだことあるのですが、スカイダイビングは初めてで本当に良かったので、その時のことを。
体験したのはここ
◆東京スカイダイビングクラブ◆
〒350-0126 埼玉県比企郡川島町山ヶ谷戸496
ちなみに私のようなペーパードライバーも大丈夫、車がなくても余裕です!✨
桶川駅または川越駅→バス→ 最寄バス停「山ヶ谷戸(ヤマガヤト)」⇔事前に連絡すればスカイダイビング場間の送迎あり(勿論タクシーでも◎)
持ち物は、身分証 / 手袋 / マスク / お代金(現金のみ) / 運動靴/ 勇気と元気 ☺︎カメラオプションあり、なし等その他諸々で金額が変動します。詳しくはHPでご確認あれー!
集合場所にて、新たな出会い
私は桶川駅から集合場所に行きました。桶川駅からバスに乗ったときに明らかに「飛びそうな女性」を一人見かけて、こっそり横目でチェック。私と同じバス停で降りたのでそこで話しかけました。
バス停近くに係の方が迎えに来てくださっていたので二人で乗り込み、集合場所へいざ出発。
到着後、高いところラブ症候群とは言いつつ私はとんでもないビビり(小さい頃のあだ名: ビビリーノ)なので、ソワソワを抑えるため、飛ぶ時間までベンチでその女性と色々なお話しをしていました。
お話をすると、彼女が何回も飛んだことがあること。一度目は離婚した直後に決意のために飛んだこと。シングルマザーでフルタイムで働きながら子育てしていること。海外旅行に行って楽しかった時の話。お子さんの教育のこと。朝から寝る瞬間まで、自分の時間はほぼなく、いつもヘトヘトなこと。
さっき会ったばかりなのに、本当に色々たくさんのことをお話ししました。私は、恥ずかしながらこういうリアルなお話を聞くのが初めてで、なんとなく記事とかを読んで大変なんだろな〜と思っていた程度。お聞きしただけで当事者としての辛さや大変さはわかり得ないけれど、現実の世界の痛いほどの厳しさを垣間見ました。
母は強し、とよく言うけど本当にビックリするくらい、お母さんて強いなぁ。この人は子供を守るために何でもするんだろうなぁ。心配になっちゃうほど、本当にこの人は強い。と心の底から思いながら、何もできない私は、ひたすら聞く役に徹していました。
あっという間に彼女が飛ぶ番になり、私はその後のヘリになったのでそこでお別れ。私の人生で、彼女にお会いすることはもうないんだろうけど、私はいつまでもそっと応援しています。
あの素敵な女の人とその家族に幸福がありますように。
いよいよ私の番。3800メートルを目指すヘリの中で考えたこと
一人になり、ソワソワしながら3回ほど靴紐を結び直したところで私の番がやってきました。
キャラ濃いめの優しいおじさんが私のインストラクターで、飛ぶときの姿勢等をご指導頂きました。あれよあれよと言うまに器具を装着し、「よっしゃ〜!行ってきまーす!✌️」みたいな動画を撮り、参加者+イントラさん全員で専用機に乗り込みます。
飛び込み地点の3800メートルまで、今まで乗ったことのないくらいサイズの小さなセスナで一気に上昇!いざ出発!
とても静かな機内の中で、他の参加者の皆様とぎゅうぎゅう詰に乗りながら、何故か4年間を走馬灯のように振り返っていました。
私は高校卒業までバリバリ日本で、英語も中学生1年生の時に初めてAはant、Bはbasketball…みたいなそういうレベルから始まった人間。親も海外に出たことがなければ、留学するなんて頭が狂っているみたいな感じだったので、何とか説得して家を出ました。心配をかけて、反対を押し切って出たから、不安や不満は言わないように気をつけていたけれど、まあいろいろたいへんでした。
何故かケータイ持たないで渡米したから、普通にホテルの場所がわからなくって、25キロパンパンのでっかいスーツケース2個に大きなリュックを背負って(Uberとか知らなかった)、ボストンのレンガだらけのボコボコ道を歩いたあの日を、今でもよく覚えています。
入ろうとしたクラスに君の英語力じゃ無理だよ笑バイバーイ笑って言われて超悔しくてさらに勉強の気合が入ったこと、経済学の授業に死ぬ気で喰らい付いたら楽しくて鳥肌立ったこと。大学のトイレのドア裏に政治的内容の落書きがたくさんあるのをみて一年前の大統領に思いを馳せた時のこと。
入学してすぐの寮で、ラリってて怖かったルームメイトのこと、見ず知らずの私にとても親切にしてくれたホストファミリーとの愛おしい時間のこと。寮の自分の部屋でショジョウバエが大量発生して初めてホームシックになりかけた時のこと。日本語がちょっとわかるホストマザーが「おやすみ」とメッセージしてくれて、なんか泣けるほど嬉しかった時のこと。
編入先の大学から合格通知のメールが来て、寮で一人嬉し泣きした時のこと。推薦状を書いてくださった教授にお礼をしに行ったら、とっても嬉しい素敵なお言葉をいただいた時のこと。
新しい環境に飛び込んだ時のこと。とっても挫折した時のこと、悲しかったこと、本当にダサかった自分のこと。多種多様な価値観に触れたこと。大切な人々とかけがえのない出会いをしたこと。
勇気を出して挑戦して失敗して、がむしゃらに努力して色々な危機を乗り越えてきたこと。なによりも数え切れないほど沢山の人が私に手を差し伸べてくれて、今があること。
あぁ、振り返ってみれば、私なりに一生懸命やったんだなあ。人生って、意外となんとかなるもんだなぁ。
それに比べれば12500フィート/3810メートルから飛び降りるなんて余裕だな〜オッホッホ〜❗️と思ったりしてたら、あっという間に機内に残されたのは私とインストラクターのみ!(私がラストでした)。
いよいよ私の番!!
いざ!!!レッツラゴー🐥
(動画のスクショ↓楽しそうにびびってますね〜。)
「もしかして私、鳥?」
体験スカイダイビングでは、タンデム(二人乗り)の装備で、インストラクターと一緒に飛ぶスカイダイビングを行うので二人で3810メートルから飛び降ります。
専用機を飛び出してからフリーフォールはパラシュートを開くまでのだいたい40~50秒。パラシュートを開いてから地上までは3~4分。事前の説明でちょっと息しにくいかもよ、みたいなことを聞いていたのでフリーフォールだけ、ドキドキでした。
そろりそろりとイントラさんと一緒にゆっくり飛び出し口に近づいて、指示された姿勢を頭に入れながら、空にダイブ!!!(この時が一番怖いと思う)
心配していたフリーフォールはあっという間で、とにかく下から猛烈な風が吹いて顔面にぶち当たるくらいで結構楽しかったです。インストラクターの方が一生懸命私に富士山を見せてくれていたのに私は他に感動しすぎてて全く気が付かず…悔しい…もし同じところで飛ぶ方は富士山を探そう!
パラシュートが開くと、自分が空中に浮遊しているような感じでゆっくり落下するのでインストラクターと会話もできるし、周りを見渡して景色を楽しむことができます。映画「天気の子」をご覧になった方は、女の子が空で浮遊してるシーン、あのまんまです。空中で、ピタって時が止まっているような感覚でした。
私がきゃっきゃっと嬉しそうにしているのをみておじさんがスパイラル(クルクル回る技)など色々な技をしてくださって、いや〜すんごい楽しかった!ありがとうおじさん!♡
番外編
セスナから飛び降りる時、一瞬思いました。これ一体誰が考えたんや?人間はアホか?コレを娯楽にしたのは誰や?と。気になって調べました。(source: 笹川スポーツ財団)
パラシュートは15世紀にレオナルド・ダ・ヴィンチが想定した理想図が最も古い記録とされていて
1903年 ライト兄弟が飛行機を開発して以来、救命具として開発
1928年 軍需品としての開発 国産化
1948年 フランス スポーツとしての降下
1952年 第1回世界選手権@ユーゴスラビア
1952年 日本初🐥
1969年 日本落下傘スポーツ連盟発足
スポーツとしては第2次世界大戦後に欧米などで始まったと考えると、意外と歴史は浅い。
まとめ
①平日昼にやってるサスペンスのように崖から突き落とされる気分を味わいたい人️🙋🏻
→バンジー
②天気の子になりたい又は鳥になりたい人️🙋🏻♂️
→スカイダイビング
③なんらかの辛いことがあり、落ち込んで三日位食事が喉を通らない人🙋🏻♀️
→3800mから飛んだ私の衝撃ブス映像贈呈
(注: プライバシーの観点から厳重な審査あり)
以下、気になりそうな質問2点。
Q. バンジーとスカイダビングどっちが怖いの?
A. 断然バンジー。個人的には、全然バンジーの方が怖いです。バンジーは始めから終わりまで怖い要素の方が多く、スカイダイビングはパラシュート開いた後は完全なる空中浮遊体験が楽しめます。
Q. 女一人で平気か?
A. 女一人でも全然余裕、私のように素敵な出会いがあるかも?!だし、一緒に飛ぶおじさんはいい感じにオーラを消してくださるので特に何も感じませんでした☺️
次は海外の絶景スポットで鳥になりたいな〜。