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【強さとは】ずっとアフロになりたかった。

女の人らしい素敵なロングヘアになりたかったのに、気づいたら何故かさらに髪が短くなった私です(本当に髪の毛を伸ばすのが苦手…だって乾かすの面倒なんだもん)。

最近髪型を変えたので、ちょっと髪の話を。

突然ですが、なりたい髪型ってありますか?
実は私、高校生の時からずっと憧れている(?)髪型があります。

それは、アフロ。

きっかけは、高校生の時。勉強するフリをしようと、最寄りのスタバに行ってコーヒーを飲んでいた時のこと。対して何もしてないくせに、フゥ〜とカッコつけてブラック珈琲を一口飲んで、目の前をパッと見上げたら。

いらしたのです。とんでもない素敵な髪型の方が。

Emiko Inagaki(稲垣えみ子) さん

彼女は、元朝日新聞の記者でジャーナリストの稲垣えみ子さん。アフロにした理由、その後の変化はこちら(以下引用、めっちゃおもろいから読んでおくれ)。

いくら何でも社会人としてどうなんですかという美容師の反対を押し切り、平凡な私の頭に、丸くこんもりとした黒い物体が乗っかった。

以来、人生が変わったのです。
大阪の路上で信号待ちしていた老女が私の頭を凝視して一言。「ええなあ、若い人は自由で」

自由! そうか! イメージは「アフロ=自由」だったのだ。思い切って髪を爆発させ、その勢いで、うっとうしいしがらみ、閉(へい)塞(そく)した現実から脱して自由になれたら――みなさんそう思ったんですね。

ふと考える。私は自由になったのか。

おそらく近所に住んでいらしたのか、その後も何回か道でお見かけすることがあり、私はその度にどんどん彼女の凛としたかっこいいアフロ姿に惹かれていきました。

アフロにした変化の中で稲垣さんが「私にもついに人生における「モテ期」が訪れた」と仰っているのですが、私もその魅力にハマった一人。初めて見た時からアフロ以外何も考えられないくらい、惹きこまれてしまいました。笑

あまりにカッコよくて、その後、本気でアフロになりたい!と思い始め、調べ、周囲に相談していました。最終的には、母に「わかった。でもまぁ結婚して、50歳くらいになってからでも遅くはないわよ?」と言われ、トドメに美容師の方に、「全ての髪の毛の細胞が破壊されてもいいくらいの覚悟でやらないとだよ。その覚悟はある?」と言われて、やめました。

、、、覚悟も、金もなかった。

何故アフロが素敵に見えたのか

あの素敵な人に初めて出会ったスタバに今日も座りながら、ふと、どうしてそんなにアフロが素敵だったのかなぁと考えていました。

それは多分、彼女がめちゃくちゃ、かっこよかったから。とっても、強い女に見えたから。

私は昔から、固定概念に捉われず自分の道を切り開いて強く生きる女性たちを心から尊敬しています。歴史上の方でも実在する方でも、いくつもの荒波を乗り越え、振り幅の大きい人生を歩んできたカッコ良い彼女たちに、いつも勝手に背中を押されていました。

そしていつか自分もそんな存在になりたい、と心のどこかで思っていました。

でも同時に、自分がどうしようもないくらい、誰よりも弱いことを知っていたので、常に自分が最も鍛錬出来そうな、辛そうな道を歩んできました(Mなのか?私は)。

強い女とはなんぞや。

そもそも、強い女ってなんなんだろうと、改めて自分なりに考えてみました。

私が思う強い女とは、

・他人の常識に捉われず、自分の声を真っ直ぐ聞いて挑戦する勇気のある人。

・辛い真っ暗闇にいる友人の横に寄り添い肩を貸し、なんなら少しの笑いも提供する人。

・自分の弱さを、さらけ出せる人。

・ありのままの自分を、認めている人。

・自分の幸せの源を知っている人。

考え出せば止まらないけれど、ざっとこんな感じ。

強さの定義は、自分の成長段階とともに変わるけれど、今の私としては、真の強さ=ありのままの今の自分をいかに認めてあげられるか、だと思っています。

私は今まで、ありのままの自分を全否定し、一番核の大事な部分からいつも目を背けて、外側ばっかり磨くことで強くなろうとしていました。

でも結局、【今この瞬間の完璧ではないけどちゃんと踏ん張って生きてる自分】を認めてあげられるようにならなければ、いつまで立っても満足できないのです。

いつまでも、もっと…もっと…と思っているから、永遠に満足できないし、そもそも成長していることにさえ全く気づかず、疲弊する。私自身、ほんの最近まで、そのループを繰り返していました。

私と「アフロ」の距離

まあ色々あった今、改めて「今の私」と「アフロ」(=強い女)との距離を考えてみました。

こりゃ驚いた。
私意外と強い女に近づいているやないか?!

(自分を認める所などまだまだ課題はあるけれど、数年前と比較して、自らわかるくらい成長している、、、!歓喜)

インスタで書いた通り、今は人生そんなうまくいってません。正直。宙ぶらりんで、なんならダサいです!!オホホー!

でも私は、このペースでいけば、100歳になる頃には無敵の最強にロックなおばあちゃんになれそうな、そんな人生を歩んでいる気がします。なんなら50歳くらいになる頃には両手と背中三人くらいおんぶしながら、一発芸できそうな自分が想像できます。

だから、もしこれを読んでいて、少しでも今の自分がなかなか好きになれない人がいれば知ってほしい。何もしなくたって、今の貴方のままで十二分に完璧だと言うことを。

髪の毛さえあれば誰だってアフロになれる。もはや髪の毛はなくてもアフロにはなれる。そう、貴方は何にでもなれる。(無理矢理?いえいえそんなことはないさ!)

まずは、自分を信じてあげること、自分を認めてあげること、それが「強く」なるための一歩目であり一番大事なことだと思います。

私も、もっとカッコいいアフロになれるように、今も良いけどもっと良くなっちゃうように、ちょびーっと、頑張ります✊✨

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