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シンガポールのオススメランニングスポット16撰

2020年の元旦にシンガポール人の友人の結婚式でシンガポールに行きましたが、シンガポール人の結婚式に参加したのは3回目でした。

そのようなこともあり、シンガポールにはかれこれ10回以上行っています。とはいえ、シンガポールマラソンの10kmとサンダウンマラソンのハーフぐらいしかマラソン大会には出場していませんが、毎回いろんなランスポットを見つけるのは楽しいものです。

小さな国ですから、これまでだいたいの主要なランスポットには行きましたが、多くの観光客の人はやはり「ローカルなランスポットにはまだまだ行っていないんじゃないか」というのが私の思っているところであります。

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(シンガポールの自然を感じながら走るならココ!マクリッチ貯水池)

以下にメジャーどころからローカルなところまで紹介したいと思います。


シティのオススメランスポット(5コース)

シンガポールに観光に来ればみなさん訪れるのが、マリーナベイクラークキーセントーサ島あたりのシティエリア。そのシティエリアのホテルに宿泊している人のオススメのランスポットが以下です。


① セントーサ島

セントーサのビーチといえばパラワンビーチでビーチバレーをしている人や泳いでいる人ももちろんいますが、ランにも最適。近くにはちょっとしたトレイルもあります。朝ならハーバーフロントの駅からテーマパークのエリアを通過しても人がいないのでスイスイ走ることができます。もちろん、信号は無し!!

【コース詳細↓】


② マリーナベイ周辺

マリーナベイサンズに宿泊している人にはオススメのコース。マリーナベイ周辺、ガーデンズ・バイザ・ベイマリーナ・バラージタンジョンルー・プロムナードなど信号が1度もないので最高です。

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夜は綺麗ですので、ジョギングやウォーキング、サイクリングを楽しむ人が多い人気のエリアです。

【コース詳細↓】

ちなみに、大晦日の夜には花火が上がりますが、最高です。

【コース詳細↓】

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(ちなみに↑iPhoneで撮影しました。最近のiPhoneは本当に綺麗ですね..)


クラークキー、ボートキー

お洒落な飲食店が立ち並ぶシンガポール川沿いはナイトランに最適です。シンガポールではシティランをしている人を多く見かけますが、地元の人にも観光客にも人気のエリアでもあります。もちろん朝もこのあたりを走る人もいますし、マーライオンにもアクセスしやすいので観光がてらに行くのもいいでしょう。

【コース詳細↓】


④ フォートカニングパーク

シティエリアに宿泊している人のオススメなのがフォートカニングパーク。シンガポールの歴史が感じられる公園です。ちなみに丘の上にあるので勾配があり、坂ダッシュにはオススメです。笑

【コース詳細↓】

MRTドビー・ゴート駅、ブギス駅、シティ・ホール駅あたりに宿泊している人には近くでオススメのランスポットです(↑も↓も)。


⑤ ハジ・レーン+スルタンモスク

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MRTブギス駅近くのウォールアートが印象的なハジ・レーン(Haji Lane)や、サルタンモスク(Masjid Sultan)は印象的なエリア。アジアの活気と文化と歴史を感じられるなかなかイカした多様性のあるシンガポールらしいコース。

【コース詳細↓】


動物にも出会える東南アジア感満載のジャングル+α(4コース)

シンガポールといえばガーデンズ・バイザ・ベイや、ボタニックガーデンといった植物園が有名ですが、その他にも植物を観察できるランスポット、動物と多く出会える自然保護区など盛りだくさんです。貯水池、ジャングル、自然保護区、植物園、トレランスポット(最高で標高163m)など様々です。


ボタニック・ガーデン

MRTボタニック・ガーデン駅からすぐ。広大なエリアに様々な植物を見ることのできる植物園有料エリアもありますが、基本的に無料で入れます。そのようなことから、ここでジョギングする人もちらほら。ジョギングしながら園内を回れば効率よく回れますね。

私の友人はココで結婚式の前撮りをしていました。

【コース詳細↓】


⑦ マクリッチ貯水池

シンガポール1のオススメクロカンコースです!シティからは少しだけ時間がかかりますが、スーパーオススメ!バスの方が入り口に近いですが、MRTメアリーマウント駅からも徒歩10分以内で入り口まで行けます。

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ジャングル感満載でアップダウンのある不整地、水辺のコントラストは最高です。また、モニターリザードというオオトカゲ(1m級)や、カメなどをみつけることもできます!

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【コース詳細↓】


⑧ ブキッ・ティマ・サミット

シンガポール最高峰(163m)がブキッ・ティマ・サミットです。ということでそんなに高くないのでウォーキングに来る人も多い場所です。走ってしまえばあっさりといった感じですが、周辺のコースにも走れるところがいくつかあるのでそこを巡っていくといいでしょう。

ブキッ・ティマ・サミットの近くにはクアリーと言われる昔の採石場があって、野鳥の観察スポットとなっています。

【コース詳細↓】


ウビン島(Pulau Ubin)

Pulauとはマレー語で“島”という意味。このシンガポールという多様な文化がある国には、マレー語やヒンドゥー語、その他英語以外の言語でついている地名があります。

シンガポールで唯一、手付かずの自然が残る島、それがウビン島。シンガポールのチャンギ空港から北に向かったところにあるチャンギフェリーターミナルから小さな船で簡単に行くことができます。

ウビン島にはKampung(カンポン)というマレー古来の村落が残っており、ここはシンガポールで最後に残されたカンポンがあります。そのようなことから、ここには東南アジアのジャングルで生活する古来の人々の姿が残されています。

チェクジャワ湿原では海沿いに素晴らしい自然が残されています。特筆すべきは、海の上の設けられた素晴らしい遊歩道でしょう。ここにはマングローブ林もあり、東南アジアのジャングルの中に遊歩道があるという不思議な空間に身をおけるはずです。

【コース詳細↓】


その他:スンゲイ・ブロウ湿地保護区

ここはランニングをするところでないのですが、観光の穴場なので紹介します。場所はシンガポールの一番北西。最寄りのMRTの駅からもタクシーで10分ぐらいかかり、工場地帯の脇にある湿地保護区です。向こう側にはマレーシアのジョホールバルの街が見えます。

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(マッドスキッパー↑:オタマジャクシのような動きをするが、カエルと魚を足して割ったような胴体をしている)


その他:グリーンコリドー

マレーシアとシンガポールを繋いでいた旧鉄道跡です。現在、遊歩道として整備するため改修工事中。しょっちゅう工事をしているので、実は1回もまともに行けたことがありません...、昔はマラソン大会(グリーンコリドーラン)が行われておりました。シンガポールの歴史と自然を感じる場所だといえます。


海沿い・水辺のランスポット(3コース)

シンガポールは日本と同じく島国で、ウォーターフロントのコースは景観が良いです。シンガポール川沿いやマリーナベイのコースは上記で紹介しましたが、観光客にもあまり知られていないランスポットを以下で紹介します。


ラブラドール自然保護区

シンガポールの現地ランナーに「オススメのランニングコースはどこ?」と聞くと、必ず挙がってくるのがこのラブラドール自然保護区周辺のコース。ラブラドール自然保護区は、シンガポール南部のリゾート地区であるセントーサ島の西の端の対岸に位置しています。

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朝は朝日、夕方は夕日が綺麗ですが、海沿いで眺めがいいので夜もオススメのコースです。

【コース詳細↓】

このコースの近くにはマウントフェーバー・パークヘンダーソン・ウェーブといった眺めの良いランスポットもあります↓

【コース詳細↓】


11 ポンゴル・ウォーターウェイ・パーク〜コニー島

ローカル感満載。シティからまぁまぁ遠いので...(とはいえ概ね1時間以内で行ける)。とはいえ、オススメ度100%!ポンゴル・ウォーターウェイ・パークはカワウソを見ることもできますが、川沿いのコースは癒しの効果がありますね。コニー島は2015年以前には解放されていなかった島です。

14kmのコースですが、信号が1度もないのでランには最適です。シンガポールでは郊外の場所ですが、駅前のモールでは食事もショッピングも充実しています。地元のローカルランナーもオススメのランスポットです。

【コース詳細↓】


12 チャンギポイント・コースタルウォーク

チャンギ空港の北側にあります。海沿いの遊歩道を走ることができます。時間があればウビン島(上記)に行ってみるのもいいでしょう。ホーカーでは地元の人が慣れ親しんだ地元のローカルフードを楽しむことができます。

【コース詳細↓】


その他:セントーサ島・パラワンビーチ(上記)


その他:イーストコーストパーク(下記)


「パークラン」が開催されている公園(4コース)

土曜日の朝にみんなで集まって走る、無料5kmランイベントの「パークラン」。日本では東京・二子玉川を皮切りに日本各地で開催されていますが、シンガポールのイーストコーストパークでは東京よりも先にパークランが開催されてきました。

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今ではシンガポールの4ヶ所で開催されており、各エリアで盛り上がりを見せています。シンガポールでは、気候の面からフルマラソンよりもハーフや10kmの人気の方が高く、また記録にこだわりのない健康ランのみを楽しむランナーが日本よりも割合としては多いと私は思っています。

そのようなことからシティランや、マラニック、パークランも盛んに行われている印象です。


13. イーストコーストパーク

シンガポールでパークランが最初に始まったのがこのイーストコーストパーク。パークランは毎週土曜日の朝に5kmを走る無料イベントですが、ここではほぼ直線のコースともあり、ロングランに最適なコースでもあります。

途中にはカフェがあるので、途中休憩もいいですね。海沿いで眺めの良いランスポットでローカルランナーにも、観光客にも人気です。

【コース詳細↓】

ちなみに昔、1度だけここでのパークランに参加したことがあるのですが、その時の15:49という私の記録は現在でも歴代4位にランクインされております。

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出典:https://www.parkrun.sg/eastcoastpark/results/sub17men/

この頃は今よりも走るのが速かったのですが...

イーストコーストパークの難点は、MRTでアクセスしにくいので(遠い)、タクシーかGrabか、自家用車かという選択肢になること。2023年にはMRTトムソン・イーストコーストラインが開通予定なので、MRTでもアクセスできる日が来るのでしょう。

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(一番右下の点線の路線が2023年開通予定)

出典:https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/68/Singapore_MRT_and_LRT_System_Map.svg

それにしてもシンガポールのMRTの駅の建設数の多さにはビックリします。今世界で一番多くの地下鉄の駅が開発されている国なのではないでしょうか(↑のマップに20年先の予定まで記載されています)。


14. ビシャン・アンモキオ・パーク

ビシャン・アンモキオ・パークは東西に長い公園で、周辺は最近人気の公営住宅(HBD)に囲まれており、土曜日の朝にはパークランが開催されています。この公園を走るだけでも景観もよく、カフェもあり、くつろぐ場所もあり、それだけでもいいのですが、近くのMRTビシャン駅の近くにはヘンテコ建造物がいくつかありますので、見どころなのかもしれません。笑

【コース詳細↓】


15. べドック貯水池

山が無いシンガポールでは水質管理のために貯水池が多く作られていますが、東部のべドック貯水池は500mおきに距離表示のある1周4.3kmの周回コース。地元のランナーに人気のランスポットで、練習会も多く行われています。夜も綺麗な場所です。ここでもパークランが土曜日の朝に開催されています。

MRTダウンタウンラインができる前まではMRTでのアクセスが良くなかったのですが、今では駅が近くにできたのでMRTでアクセスしやすいのも観光客には嬉しいところです。

【コース詳細↓】


16. ウエストコーストパーク

ここまで16つのランスポットを紹介してきましたが、西部のエリアはほとんど紹介していません...(ブキッ・ティマぐらい...)

ウエストコーストパークは東のイーストコーストパークほどの長さはないのですが、こちらも海沿いの眺めの良い場所で、お猿さんも出てくる自然を感じられるコースです。ここでも土曜日の朝にパークランが行われています

【コース詳細↓】


私はシンガポールには1度も住んだこともないのですが、ついつい何回も何回も来てしまう場所です(3回も結婚式に呼ばれたぐらいなので...)。それは、多様性のあるお国柄、文化にとらわれない柔軟なところ、それはランニングスポットであってもそのように肌で感じられるのです。

シンガポールは国自体は小さいですので、以上に挙げたエリアはどこも1時間以内では行けるはずです。シャワーがあるところも多く、カフェがあるところがほとんどです。ぜひ、皆さんも興味を持った場所でもランニングを楽しんでみてください。

次回は...開通したら,..グリーンコリドーに行きたい!


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