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1年を通した振り返りと今後のランニング

今は夜の25時に差し掛かろうとしているが、こんな時間にこの1年の振り返りをちょっとしてみたい。GWはこういうnoteも深夜にしか書けなさそうなので、この機会にちょこっとだけ。


この1年間

ちょうど1年前に初回の緊急事態宣言が出て、ランニングを本格的に再開して週に3回以上走るようになった。そこからの走力の伸びは大体以下(左が1年前で右が今)。

1000m:この距離全力はもう5-6年やってないから全くわからん
1500m:4:30ぐらい ?→ 4:15ぐらい?(予想)
3000m:9:34(厚底👟)→ 8:52(厚底👟)
5000m:16:50ぐらい? → 15:20-15:25ぐらい?(予想)
10km:33:30-34:00 → 31:30(厚底👟)
ハーフ:1:16:05 → 1:07:45(厚底👟)
マラソン:3時間台(2019年12月は3時間40分台)
→ 2時間30分切りぐらい?(半年間マラソン練習すればの話)

「ハーフそれだけで走れるのにマラソンもうちょっといけるやろ」
とか
「5000mももっといけるはず」
という声が聞こえてきそうだが、高望みすることなく、現実を見ると実際こんなもんです。

この1年間は試合出場ゼロ。

この1年間の目標は故障なく練習を継続することだったので100点満点。

言うことなし。

試合出まくってたり、高強度練習しまくってたらほぼ100%故障してたと思う。この1年を振り返ると、ほぼ99%が単独練習でかつ余裕を持った設定での練習が99%。つまり、そこまで頑張らないことを目標にしていたと言っても過言ではないが、きちんと計画を持ってピリオダイゼーション(期分け)を組んでいった。

この内容でなぜ私の走力がここまで伸びたのかどうかは以下の2記事に集約しているので興味のある方は是非。

最近は夜の練習というのがほぼ無いが、この2ヶ月は朝練もほぼしなくなってしまった(こんな時間にnote書いてるぐらいですから...)^^;

この1ヶ月半は月間200km弱のペースで走りたい時にだけ走っている(そして、その7-8割の練習がシューズのテストランである)。


この1年間で走力以外に得たもの

シューズの知識
大半の競技志向の長距離選手が今、ナイキの厚底シューズを使用しているはずだ。私は逆張りとばかりにナイキのシューズは今、1足も持っていない。

理由はナイキ以外のシューズが一体どういうクオリティのものであるかを確かめることにある。中国のカーボンシューズを筆頭に、多額を投資している。その分、本来皆さんが買っているであろうナイキのシューズを買っていない、という形である。

ナイキのシューズレビューを今更したところで需要はないが、中国のカーボンシューズの需要はある程度自分で作れたのではないかと感じている。私がある程度継続的に発信していなければ、そもそも中国の厚底カーボンシューズに誰も目もくれなかったかも知れない。

ただ、これだけは確実である。中国のシューズはマジでいい。中国はフェイクだと思っていたらそれはハッキリ言って「もったいない考え方である」。今はトップ選手がこぞってナイキのシューズを履いているから目もくれないかもしれないが、トップ選手が続々と中国シューズを使い始めたら、世間の風向きは確実に変わる。

そうなるであろうことを先にここに書いておきます。

その他にも他社のシューズ研究はこれからも継続していきたい。それでないと自分の知識はその程度で退化してしまう。私はまだ世の中のカーボンシューズやランニングシューズの10%ぐらいしか知らないので、もっともっと勉強する必要があると思っている。


コーチングでの学び
今、自分がトレーニングをしているのは、自分が発信しているトレーニング理論やトレーニング情報の裏付けを1つでも増やすために、自分というサンプルの「伸び」をみることでそれが間違っていないかどうかの確認程度のために今はトレーニングをしている。

ということで、今のメインはコーチングである。といっても、コロナ禍になって仕事が激減したので、仕事を増やすべくオンラインコーチングを開始させた。2020年は5名のオーダーメイドのメニューを作成し、適宜アドバイスをした。

そのうちの2人は、この1年間大会には出場していないが、ほぼ全種目で走力を上げた(一応2人ともマラソンサブ3の走力)。

他の3人は故障の影響で走力が伸びたかどうかはわからないが、ジョグといった基本の部分から教えているのでそう言ったことを自分の感覚で消化できるようになったと感じている。

2021年は嬉しいことで国内外からコーチングの依頼があったが(1人は日本国籍ではない人)、基本的には有料以外ではオンラインコーチングはしないことにしている。その理由は、1人1人異なるであろう課題似た対してのメニューを組むということは、

① まずその人を知るということから始めなければならず
② その為にヒアリング/ミーティングを重ね多くの時間と労力をかける
③ それ故にオリジナルメニューの提示ができる
④ 画一的なアドバイスではなく完全なるオーダーメイド(例えば、その人が住んでいる場所の地形等も私は頭に入れる=学ぶので)

メニュー作成を無料やるには物理的な限界があるので、できればこちらもコーチングの成果を上げる為には真剣に取り組みたい。よって、適当なアドバイスをするぐらいなら有料でとことん真剣に共に創り上げたい。というところに落ち着いてくると考えている。

この1年間でのコーチングの学びは、トレーニングの原理原則があるにしても、やはり人それぞれケースバイケースであり、選手も指導者も互いに経験を重ね、いかなる場合にでも対処できる知識と引き出しを双方で用意できることが大切である。

その為には、自分自身も常に学び続けなければならない。

そのようなことで、自分は今トレーニングをしていて、自分の体の適応を見て人とはどこが違うのか、逆に共通する原理原則ってなんなんだろう?とかをトレーニングしながら考えている。あと、最近のシューズのことにも詳しくないと、人にシューズのアドバイスもできない。


今後のランニングの目標

シューズの知識と②コーチングでの学びを深めていくこと。そして、去年と同じく、この時期からまた週3日以上走る習慣をつけていって走力を伸ばしていくこと。

来年の5月までは特にレースの予定は無し。トラックレースはペーサーをやったレースを除いてはもうかれこれ6-7年は出てないと思うけど、どうしても出たくなったら出ることにする。

とはいえ、月に1回開催している(たまに開催できないが...)3000mTTでたまに追い込むぐらいで結構満足している。

その理由は、追い込むようなキツい練習をしなくても「走力ってこんなに伸びるんだなぁ」と自分の体で感じることができているから。TTぐらいしか追い込む機会がないので...

去年の今頃の走力は5000mでいうと16:50ぐらい。今は15:25ぐらい。

去年の今頃より今のほうが速いが、また同じように1年間故障なく練習を積み上げていけばどれぐらいまで走力が伸びるかどうかは、すごく楽しみではある。基本的にはそういう向上心とか、好奇心無くして継続って生まれにくいのかなぁと思っている。


今年ちょっと勉強してみたい分野
・運動生理学(藤井先生のツイートでお腹いっぱいですが...)
・生体力学(これはシューズと関連しているからマスト...!)
・陸上の記録統計(これはほぼ毎日やってるけど...)
・中国語(今後英語よりも重要になるんじゃないかなぁ...)
・シューズ以外にもガジェット系というかギアというか...
・心理学 / コミュニケーション学(指導するなら必須...)
・栄養学 / リカバリー(知っているようであまり知らない...)
・哲学(これが一番大事な気がするが...)


明日は久々にちゃんと朝走ってみようと思う。はよ寝ろや!と思うかもしれないが、小さい子持ち家庭にとってはコロナ禍のGWは深夜か早朝が1番ゆっくりできる時間である。


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