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【weekly post】2022年7月教育領域Pre-Seed~SeriesA資金調達inUS

平田拓己

前回は、USの建設を取りまとめたということで、今回はUSの教育領域を見ていきます。

教育領域とヘルスケア領域は上半期総集編ということでまとめさせていただきました。正直教育とヘルスケアだったらヘルスケアの方が読んでいただける方多いだろうと思ってたんですが、蓋を開けてみるとぶっちぎりで教育の方が読んでいただけていたのでびっくりしました。

まだ読んでないけど、もし読んでみようかなと思っていただけた方はぜひこちらからご覧ください。

時々新規の面談でお会いする起業家さんや投資先の起業家さんから「読んだよ」ってお声がけいただけるんですけど割とその言葉に支えられてやっていたりするので嬉しいです笑(ぜひもっとこうして欲しいみたいなのもあれば、こっそり教えてください)
そろそろフォーマットもマンネリ化してきたので、アップデートをしていきたいなと思っています。

さて、今月ですが、一言で表すと「少ない」
そもそも教育領域のファイナンス件数は毎月かなり少ないのですが今月はずば抜けて少ないです。

今年に入ってからの傾向も含めて見ていければと思います。

7月のサマリー

上半期総集編の時にも触れたんですが、そもそも教育領域の資金調達は、毎月件数として多くないです。
ただその中でも今月はさらに少なく、今年に入ってから最も少ない月となりました。

1-6月の分布で行くとPre-Seed3割、Seed5割、SeriesA2割といった感じでした。それと比較すると今月はPre-Seedの割合が多いと言えるかもしれません。(ただ、そもそもの件数自体が多くないので、なんとも言えないですね)

教育領域をさらに細分化したときの領域別の分布ですが、かなり極端で、今月はビジネススキル拡張系の教育と教育支援ツールの2領域でしかファイナンスがありませんでした。
ビジネススキル拡張領域は、データで見ても常に多い領域です。
どのサービスでもそうですが、お金を払うだけでもハードルがある中で、教育領域はさらに継続的な努力が求められるものだと思います。僕みたいな怠け者からするとお金も払うし努力もするって大変だから「余裕ができたら….」的な感じでいくらでも先送りされてしまいうるところだと思います。
だからこそ、その中でも比較的「今やる」理由を示しやすかったり、やることのメリットがイメージしやすいビジネススキル領域に偏りがちなのかなと思ったりします。

それでは、今月はこの中から2社をご紹介できればと思います。

①【The Diversity Movement】DEIの達成に向けた教育コンテンツ・コンサルティング(Seed)

設立:2019年
今回調達金額:不明(150万ドルという情報がある)
調達総額:不明
リード投資家:Resilient Ventures
サービス内容等:
お恥ずかしながら「DEI」という言葉を知らなかったんですが「Diversity(多様性)」「Equity(公平性)」「inclusion(包括性)」の頭文字を取ったものになります。このサービスでは、法人向けにDEIの達成に向けて、1-5時間程度の体系だったオンライン教育コンテンツや数分で学べるマイクロビデオコンテンツが提供され、学ぶ中で出てきた質問を解決できるAIチャットボット、DEIの達成に向けたデータ管理ダッシュボードも提供されます。

さらにオンライン学習だけでなく会社の採用にまで入り込んだり、講演会を実施するなど、ラーニングから実際にアクションを起こす部分のコンサルティングサービスまで一気通貫で支援できるサービスになっています。

②【SkillBank】マーケティングスキルラーニングと就職支援(Pre-Seed)

設立:2019年
今回調達金額:$1.5M
調達総額:$1.9M
投資家:Soma Capital、Hustle Fund ほか個人投資家多数
サービス内容等:
先程のサービスはtoBのサービスでしたが、こちらはto Cのサービスでサービスを通してスキルアップし、マーケティング担当者としての企業への就職支援までを行なってくれるサービスになります。(12週間のコース型)
スキルアップして仕事に就きたいという個人のニーズを掴みながら、同時に、企業がスキルのしっかりしたマーケ担当者を採用したいというニーズも掴みに行っているサービスです。マーケ担当者採用の市場において需給があっていないからこそのサービスのようです。

サービスでは、ユーザーに1人に対して3人の担当者がチームを組んで支援をしてくれます。
メインになるのが、1on1でついてくれるマーケティングのメンター、もう1人は、SkillBankでの受講支援、最後の1人はキャリアコーチという構成になります。
メンターになる方は、広告代理店の管理職やディレクター職で2年以上の経験を持つ方で、ユーザーがSkillBankで学習を進めていく中でのフィードバックを隔週で行なってくれます。(チャットでもコミュニケーション可)
また、広告代理店で働いているフェローが集まるコミュニティを用意しており、ユーザーはそのコミュニティに属しながら面接準備などのアドバイスをもらったりモチベーションの維持向上を行うことができます。

編集後記

本当は、7月のサマリーで書いてたんですけど、長くなりそうだったのと、こちらの方があってる感じがしたので編集後記に持ってきました。

サマリーのところでお金を払うだけでもハードルあるのに、さらにその後の努力を求められるのが教育領域というように書いたのですが、すごく近しい領域としてフィットネス領域があったりするのかなと思います。
大人向けというところで見ると教育もフィットネスも極論、「別にやらなくてもいい」ものだと思います。
それなのになぜやるか(必要性と緊急性?)というところをどれだけ強く作れるかというのが重要なのかなと思ったりしています。
例えばフィットネスであれば、健康診断での数値が悪くなったとか、今までできていた〇〇ができなくなった的な感じで、健康だったり極論いうと生命に関わるよねというところなのかなと思います。(サクッとしか調べてないので古いデータですが、7割を超える方が通う理由として健康維持のためとしているようです。)
教育の場合だと何を学ぶのかによっても学ぶ動機もかなり違うはずで、明確なものから、そうでないものまでかなり幅広だと思います。明確で無かればないほどすごく難しいんだろうと思う反面、ユーザーさんが学ぶことを決める流れを理解して、決めることを支援できる仕組みを作れると、逆に他社が真似できない領域になっていくんだろうなと思ったりします。(もちろん、その上でユーザーさんに提供するサービスが良いという前提ですが)

そういったことを踏まえると、例えばですが教育系の領域で事業を立ち上げる際の初回ファイナンスでは、必要性や緊急性などがどの程度なのか、ニーズそのものが顕在化しているのか、これから掘り起こしていくフェーズなのかなどを踏まえて、どれくらい調達しておくことが適切なのか考えるのが大事な感じがしました。

今回は、調達企業数も多くないので少しライトなnoteになりましたが、この辺で以上にします!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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