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2/26 日経クンとはまだ、お知り合いです。

日本経済新聞の記事を読むことが多くなった。それは恥ずかしながら、私がNサロンに参加し始めて無料で日経電子版を購読できるようになったからという理由に他ならない。

日経新聞は私にとって、「いい人だよ」と人伝てに聞きながらも、直接話しかけたことはないお知り合いのような存在だった。

履修していた演習で、政治系のレポートを書くことになり、私は、同一事象に関して日本の主要五紙を比べてそれを比較することで、世論にどれくらい影響があるのかという課題とした。そこで朝日、読売、毎日、産経、日経の五紙と、その五紙の沿革を調べたことがあった。各紙の社史を調べたり電子版で過去記事を検索したりするうちに、社史の圧倒的な読みやすさと、電子版の検索しやすさ、見易さが、日経がダントツだったことを覚えている。

先日サロンの一環で、「ニュースと自分の接点を探る」ということをテーマに日経社員の方々のお話を聞いた。

ニュースをじぶんごとにとらえるということを、自分の頭で噛み砕いて解釈してみると、きっと私は二段階に分かれる。

まず第一段階で、流れるニュースに対して、二択の問いの答えを出す。その政策や方針、時代の流れに、賛成か反対か、そのニュースを信じられるか信じられないか、そもそもそのトピックを好きか嫌いか、ビックリするかしないかというように、ニュースによって採用する二択の問いは異なるけれど、まずパッと印象を付ける。

そのあと、第二段階として、そう思う理由や、じゃあ自分だったらどうするかという、自分なりの意見を構成していく。例えば、

この中国の成長率。まずこのニュースに対して「これはビックリ」だ。予想していたかしていなかったかという二択に対してNoだ。そのあと、そう思う理由として「共産党は、党の権威を守るためにマイナスの数字は出さないはずなのにこの下方修正をするということは、中国経済は余程右肩下がりなのではないか?」という、自分なりの見解を出す。

まったく歯が立たないニュースもあるけれど、基本的にニュースに対してこの二段階で捉えている。ニュースを見ながら、無思考に情報が流れるままにするのではなくて、一度自分の頭に留めおくように務めるのが、癖のようになっている。

日経新聞を今は読んでいて、日経アプリからの通知もたくさん受け取るように設定しているけれど、それはまだあくまで最近の話だ。日経は、まだお知り合いレベル。

ニュースを自分事にとらえることを教えられたのは大学一年生のころ。ブログを書いていた先輩がおり、おすすめのニュースサイトやwebメディアとして、NewsPicksを掲げていた。今から3年前で、当時はNewsPicksは、あまり知られていないメディアで、まわりにもNewsPicksを読んでいる人はいなかった。先輩は、毎日ニュース読んで一言でもコメントを自分でつけ、ニュースを自分の頭で考える癖をつけておくと就活で便利だよと言っていた。

大学一年生だった当時はわからなかったが、今思うと、彼はメディア系の企業を狙う就活をしていたので、きっと就活でニュースについて聞かれることが多くあったのだろう。そこから後輩たちにNewsPicksを読むようにと言ってくれたに違いない。この言葉を聞いてから私はNewsPicksにはまり、ちょくちょく読んでコメントをこまめにつけていた。初めてのSNSバズリも、NewsPicksだった。

冒頭でお知り合いのような存在とした日経新聞に対して、正直言えば今のところNewsPicksのほうが親しい。そんな、NewsPicksでニュースに対する姿勢を身につけた私が日経電子版を読んでみています。

最近仲良くなり始めた日経と、日経クンと、どれだけ仲良くなれるか、日々のアプローチは続いています。

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