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3/14 私の家庭料理

家庭料理は人それぞれ。家庭料理を記すことでひとつの家庭のあり方が見えてきます。決して丁寧な暮らしではない私の家庭料理スタイルをさらすことで、自分自身の暮らしを肯定する一助になったらなと思い、書きます。

実家時代

うちは白米が好きです。料理担当は母。私が手伝いをしていました。共働きでも、母は料理が好きで、試行錯誤をしてごはんを作っていました。

朝ごはん

前の日の夜ごはんの残り物が主。品数が少ない場合はソーセージが温められたり、冷凍食品の揚げ物が出てきます。また、我が家はカスピ海ヨーグルトを自家栽培しているので、自家製のジャムを入れて、小鉢いっぱいのヨーグルトを食べるのも朝ごはんのルーティン。

昼ごはん

小学校、中学校は給食。残さず食べるタイプでした。苦手だったものは二つ。油ギトギトの衣で覆われたフランクフルトと、シシャモフライです。フランクフルトはあれほど油ギトギトでなければ今は食べられるけれど、シシャモフライは今でもあまり好きではありません。高校はお弁当。朝早い電車に乗るのに、母は欠かさず弁当を作ってくれました。ここにも夜ごはんの残りは大活躍します。夜ごはんの残りと、冷凍食品のおかずが半々くらいの弁当でした。米は多め。ぎちぎちに詰めてもらいます。そのお弁当を、早弁して食べきって、昼は昼で購買でパンを買うことがあったり、パンを買わず、お腹をすかせて昼まで待って食べたりしていました。電車通学で早朝に朝ごはんを食べていたので、昼前におなかがすいてしまうのです。

夜ごはん

偏食の弟がいるため、肉系のおかずがないと彼がごはんを食べられません。そのため、肉系のおかずと野菜系のおかずがそれぞれ1~2品、そこに汁物が入り、常備菜の漬物が追加されたごはんでした。肉系はからあげだったり生姜焼きだったり、鶏肉のグリル焼きだったりさまざま。野菜系はサラダ一品と、煮物や和え物だったりします。肉系と代わって魚も時々出ます。あまり魚を好む家庭ではないので、鮭かホッケかツボダイの焼き魚だったんだと思います。常備菜の漬物は、母方の祖父母が漬けたもの。きんぴらだったり、柴漬けだったりからし菜だったりします。常に漬物が家庭にあったおかげで、私が漬物好きになったのかもしれません。


一人暮らし時代

高校時代から8kg太った4年間の一人暮らし。自分の食生活に関する考え方の基礎を形作った時代です。

朝ごはん

夜型人間なので、朝はギリギリに起きることが多くありました。余裕に起きた朝は目玉焼きを二つ、ベーコンも一緒に焼いて、食パン二枚の上に乗せ、ケチャップをかけて食べるのがルーティン。余裕がある朝は必ずコレでした。余裕がない朝は朝ごはんを食べなかったり、バタバタで出てコンビニでおにぎりを買って出先で食べたりしていました。お金、もったいなかったな。

昼ごはん

学食です。私は両親の勧め(「これお父さんが登録しておくからしっかり食べるようにしなさい!」)があったため、大学生協のミールカードというものに登録をしていました。これは、一年分の学食利用費を予め振込み、一日あたりの上限の金額内であれば学食で好きに食べられるというもの。上限300円、500円、800円の3プランがあり、私は学食は昼ごはんのみの利用なので一日500円までの利用ができるプラン。これがあったため、お金のことは気にせずに学食を利用していました。丼もののチョイスが多めでした。米が好きだし、小鉢などを細々チョイスすると金額がかさんでしまうので、大きめの丼一つと、小さい和え物一つという組み合わせがいつものスタイルでした。

夜ごはん

今思えば、一人暮らしの1/4くらいは外食していたかもしれません。飲み会というより、ごはん会。定食屋さんが多め。和食を食べたり、健康に悪そうな揚げ物を貪ったりしたことが多くあります。そのほか、自宅で食べる夜ごはんは、ズバリ、鶏むね肉です。鶏むね肉をボイルしてポン酢だけかけて食べるという究極ズボラ飯を連発していました。ボイルしているうちに良い出汁が出るので、それを味付けして鶏がらスープにしちゃったりします。そんなズボラ飯をしたり、一念発起して赤ワイン煮込みを作る日もあったり、前述のように回鍋肉を大量製造する日もあったりしました。


スーパーが近くにあったので、ごはんを作ろうと決意したときはその必要な分だけ買い物をして1~2回で使い切っていました。野菜をダメにしてしまうのが申し訳なかったためです。


二人暮らし現在

今は、母と娘で暮らしています。私は春休みで暇人であるため、家事は主に私が担っています。もちろんごはんを作るのも大体は私。母と相談して、炭水化物を避ける食生活に移行しつつあるため、最近ごはんを炊いていません。野菜を中心に食べています。米を食べないようにしているものの、痩せたりした実感はありません。

朝ごはん

母は朝ごはんを食べません。お腹が空かないようです。私はお馴染みの自家製ヨーグルトを食べています。ホットコーヒーを一緒に飲みます。

昼ごはん

冷蔵庫の中身とにらめっこです。そろそろ使わなきゃなという野菜で野菜炒めにするか、まとめて煮込んでスープにするかの、大体二択です。病院に行く日は、行き帰りにパン屋さんによってパンを買って来ることもあります。

夜ごはん

大体は、煮物または炒め物一品とサラダを作ります。そこに余裕があれば汁物を追加で作ります。そこに、母が買って来るお総菜が加わるのがいつもの食卓です。夜ごはんも米は食べていませんが、サラダをやたら食べているのでそこまで空腹でもなく過ごすことができています。幸い、食べることが好きで大体絶えず食べたいものがあるので、今のところ献立に困ることはありません。もつ煮を作ったり、ミネストローネを作ったり、煮卵を作ってみたりしています。


一緒の家庭に属していない人のごはん事情を知ること、私は割と好きです。私の知り合いで家庭料理事情をさらけ出してくれる人が現れればいいな。

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