月報_202210_辛ラーメンの悪夢
転職して2ヶ月目。まだ体調は落ち着かない。
10月前半
辛ラーメンの悪夢
10月、辛ラーメンの悪夢がすごく色濃い。正直言って、この悪夢を一ヶ月ずっと引きずっていたし、今もそれを警戒している。
10月頭の木曜日、辛ラーメンを大量に食べた。仕事が忙しくなってきて、夜ご飯を作ったり買うことができずにただただ帰宅した夜。無性に辛いものが食べたくて、辛ラーメンを2玉分作って、溶けるチーズを入れ、一気に食べた。
翌日、持病であるメニエール病の嫌な症状の一つ、耳の詰まりをしっかり感じ始めた。その前日までは何の症状もなかったのに、ほとんど前兆もなく、辛ラーメンを大量に食べた翌朝から、しっかりよくない症状が出ていた。
耳が詰まっている時、しゃっくりをしたりあくびをしたりすると、その一瞬だけ平衡感覚がゼロになる感触がある。それを金曜は一日中感じていた。
金曜をどうにか乗り越え、土曜友人とのランチの予定もどうにか乗り越え、「今回は発作なしで乗り越えられるかも」と、夕方までは思っていた。なのに夜、別の友人に私の家の近くにある蕎麦屋さんで蕎麦を食べよう、と誘われ、家まで友人が来てくれたので、二人で蕎麦屋さんに歩いて行った。そこで蕎麦屋さんでグラグラめまいがし始めてしまった。
蕎麦屋さんの座敷に座り、メニューをみたところでぐわんぐわんとめまいがし始め、またたく間に吐き気もし始め、蕎麦屋さんのお手洗いで吐いてしまった。一回吐いたらおさまるかな、と思ったら全くもってそんなことはなかった。でもその時、私はざるそばと天ぷらを、友人もそれくらいの量を、また鴨の一品料理も頼んでしまっていて、すでにお蕎麦屋さんは蕎麦を作り始めているようだった。
私が明らかに体調が悪そうで、友人に世話を焼かれているところを見て、蕎麦屋さんのお姉さんが声をかけてくれた。友人が私の様子を説明したところ、「私の友達も同じなのよ!」と言ってたくさんお水を出してくれた。ありがたかった。
たくさんお水を出していただいても、全くめまいは治らず、お店に居たところでお蕎麦は食べられないし、座っても居られなくなった。「お店に居られない、帰るわ」と話をして、友人を残しお店を出た。二人分のお蕎麦と鴨は、友人に託した。お店を出て、靴を履いて玄関先に出たところでまた吐き気が治らなくなり、次第にはお店の軒先から歩けなくなってしまった。お店の中で一人残した友人に、「送ってほしいかも」「可能なら」と息も絶え絶えにLINEした。
友人はお蕎麦屋さんに事情を話して、財布をお店の人に預けて店を出てきてくれた。お蕎麦屋さんが私の家から徒歩5分だったのが幸いして、友人に体を引っ掴んでもらい、道端で数回吐きながらも、フラフラで帰宅した。
(道に吐いた分は、翌朝きちんと掃除しました。)
帰宅し、友人はお蕎麦を食べにお店に戻り、私は薬を無理やり飲み、暗くした部屋で横になった。だがめまいは治らず、水と一緒に薬を飲めば飲んだだけ吐いた。それを3回ほど繰り返したので、薬をだいぶ無駄にした。
友人は爆速で蕎麦を食べ、お店の人のご厚意で「お友達の分も」と一品料理を包んでくれたパックと共に、私の家に戻ってきた。私は、それまでの発作なら、薬を吐いてしまうことはなかったので、これだけ吐き続けると流石に救急車を覚悟しながら、吐いたり横になったりしていた。友人に買ってきてもらった飲み物を飲み、様子見のために友人に少し家に居てもらい、少し経つと落ち着いてきて、気絶するように寝た。
メニエールの発作あるあるなのかもしれないけど、発作が出て薬を飲んだ後、暗くした部屋にいるとだんだんと楽になってくる。そのうち、気絶するように眠ってしまい、起きると耳鳴りだけ残って楽になっている。
この時も、2時間ほど寝た後は、耳鳴りだけ残してめまいは収まっていたので本当によかった。友人も私の家で寝て待っていてくれたが、大丈夫そうだったので帰ってもらった。
長くなったけど、ここまでが10月頭に起こった辛ラーメンの悪夢。どうしてここまでの発作になるほど数日間で症状が悪化したのかわからないが、ドカ食いした辛ラーメンの翌朝から体調がおかしくなっているので、辛ラーメンは何かの一端を担っている気がしてならない。その後から今に至るまで、辛ラーメンは食べていないし、ラーメン自体も避けている。
10月後半
そんなことが10月頭にあったので、10月中はこの大きな発作を警戒してずっと過ごしていた。会社の偉い人との飲み会も、10月末に行った友人とのディズニーランドも、この発作が起きて周りの人に迷惑をかけないように、本当に細心の注意を払っていた。
幸運なことに、その後の発作はこれよりは軽いし、家で一人でいるときに起こっているので、「辛ラーメンの悪夢」は繰り返していない。添加物をさけ、小麦を避けて、すごくよく寝る生活を心がけていれば、ここまでの悪夢は繰り返さないのかも。
ディズニーランド
10月末、友人とディズニーランドに行った。ハロウィン期間中で、かつワクチン割が適用されて2週間目の週末で、チケットが売り切れになるほどの大混雑だった。ディズニー好きの友人たちは、やりたいことが明確で、リサーチを欠かさない。そんな人たちについていく形だったので、私は無思考に彼女たちについて回るだけでよく、本当に気楽で楽しかったし、彼女たちのおかげでエレクトリカルパレードを最前列で見られたし、乗ったことのないアトラクションもたくさん楽しめたし、最高だった。
持つべきものは友
蕎麦屋の件も、ディズニーランドの件も、今思うとそれぞれ友人たちに助けられている。持つべきものは、吐きまくる私を無理やり家に連れ帰ってくれる友達と、ほとんど何も考えずのほほんとしている私をあちこちに連れ回してくれるディズニーランド通の友達だ。