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大手町てんぷらの選択肢 #博多天ぷら やまみ 大手町店

 オフィスビルの灰色で満たされた大手町も、地下では和食からエスニックまで多くの飲食店の活気で色づいている。それぞれが独立して建っているように見えて地下では繋がっていて、昼休憩の会社員は複雑な地下道を縫うように目当ての店を目指す。私は貴重な1時間を1秒も無駄にしないように、でも社会人の体は保つように小走りで店に向かう。

 会社から通える距離でてんぷらを食べようとすると、思い浮かぶお店は2つ、金子半之助博多天ぷらやまみ。半之助の天丼は以前に一度食べているので、今回はやまみに並ぶ。11時半には到着したが店内は既に満員、外には3人ほど並んでいたので、何を食べようかと悩みながら列に続く。

 定食をやっているのが半之助と異なる点で、揚げたてがその都度目の前に置かれる。効率重視のオフィス街でもこのスタイルを貫くところに好感を持てる。

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南瓜と茄子。ザクザクの衣をてんつゆでしならせる。

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鱚と烏賊。鱚のような淡白な味ほど塩で食べると美味しい。
烏賊のムチムチと衣のサクサクを同時に感じる。

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海老と穴子。衣で誤魔化さない海老の大きさ。
穴子はてんつゆと塩の二通りで楽しむ。

 てんぷらのお供は塩、抹茶塩、てんつゆのどれか。素材を活かすあっさりとした味付けなので、ご飯と一緒に食べるよりは、天ぷら自体を楽しみたい時に行くのがいい。私は魚天定食(1300円)を頼んだので特に感じたが、甘ダレで食べる天丼とはかなり印象が違う。

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 てんぷらのあっさりとバランスを取るように準備されているのが、食べ放題の明太子と高菜。実はこっちを目当てに来てる人も多いのではと思ってしまうほどのサービスだが、さすが店名に「博多」と入れるだけあってしっかり美味しい。てんぷらが来るまでは明太子を食べ、その間に次のてんぷらが揚がり、、、と箸を置く暇を与えない太っ腹ぶりだった。

link here ☞ 博多天ぷら やまみ 大手町


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