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奥多摩×クラフトビール #VERTERE

 東京から青梅線で2時間は遠すぎる。だから、ドライブと銘打って奥多摩まで赴く人が多いのだと思う。私もそう。でも次回は電車で来ようと思わされたきっかけがここ、#VERTERE 。素敵なビアカフェがあると知っていたら、電車の選択肢も出てくる。

 駅から100メートルも離れていないのに、事前情報なしで探すのは難しい。それもそのはず、すれ違うのも一苦労な路地の中にあるためだが、見つけてしまえば後は吸い込まれるだけ。「青山居麦酒醸造所」の看板をくぐって入城すると、厳かな外観とは違ってスタイリッシュなお兄さんたちがお出迎え。

ここはクラフトビールの紹介文が素敵。以下、引用。

 VERTEREのビールは基本的に覚えにくい名前が多い。というのも一見して意味が通り辛いかつ何と呼べばいいか判り辛いからだ。自覚はある。大体のビールに植物の学名をつけているがこれもラテン語繋がりというのが理由の一つ。現在ラテン語を母語として使用している国がないので全世界共通で分かりづらい名前ということになる。これは名前から得られる情報を無くすことでビールを先入観無く飲んで貰いたいという意味が込められている。これはパッケージのデザインに関しても言えることだ。名前、デザイン、そして中身のビール。これらになるべく表面上の関連性を持たせない。意図を読み辛くする。
 自分の五感で認識して判断してもらいたい。正しいことではなく意識をすることを大切にしてもらいたい。

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 知れば知るほど、「先入観なく」物事をみることは難しい。良くも悪くも知識が答えを想像し、自分もその通りに知覚してしまうから。そういう意味で玄人向けのお店なのかもしれないと思ったが、そんなことは全くなかった。敢えて写真は上げないが、素人にも分かりやすい感性的な説明でビールを紹介。難解な言葉や複雑な知識を取り払って、感覚的に選べるのが初心者には嬉しい。

 香りのことを「アロマ」と呼ぶお洒落さも。この日は運転していたのでビールは飲めなかったが、アロマを感じる瞬間は料理にも。

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 鯖サンド(900円)。焼いた鯖の上に酸味の効いたなますと香草を乗せて。パンはバインミーのような質感で、エスニックテイストに。

 昼からお酒を飲むのも良し、腹ごしらえをしてハイキングに出るのもよしなハイブリッドカフェでした。

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