田舎にはドラマが溢れていた 78/365

東京から故郷・島根にUターンして思うのは、田舎には意外とドラマが溢れているということでした。

意外と・・・というのも変ですが(笑)

なぜドラマが溢れているといえるのか・・・?

それはまず、不便だから、そして、課題をたくさん抱えているからです。

都会は便利で、基本お金があればいろいろなことがスイスイ進みやすいです。

しかし、田舎はそういうわけにはいきません。

お金が回っていろいろなことが機能しているわけではなくて、一人一人の思いや、問題意識、そういったものが動力となっていると思います。


だから、田舎に住んでいると、この人熱いな・・・!という人によく出会います。

お金なんてないのに、想いだけで何とかしてやろうという情熱があります。

その一例・・・僕がここnoteで度々紹介しているホタルの歌「光舞う町」。

この映像の初めに出てくる、年配の方々はこの町で何十年とホタルの育成やホタル保護活動に寄与して来られた方々です。

ホタルの保全活動はそのまま環境保護活動にも繋がり、今では学校現場と共同して実践的な環境教育のお手伝いもしておられます。

僕がUターンして驚いたのは、僕の子供の頃よりホタルの数が増えていたこと。

僕が故郷を離れてる間も地域住民の方々が未来へホタルを残そうと、活動を続けて来られたことを知り、胸が熱くなりました。

その思いが、楽曲制作の大きな力になりました。


あと、地域の課題と言えば、人口の減少です。

人口が減れば、必然的に街が寂れてきます。

空き家がどんどん増えていっているのも問題です。

さらに交通インフラも危機を迎えています。

僕の住む町は木次線というローカル鉄道が走っていますが、乗客数が少なく、このままだと、廃線になるかも知れない、という話も出てきています。

このローカル線には奥出雲おろち号というトロッコ列車が観光列車として運行していますが、この運行にも近年、黄色信号が灯っていました。

そして、実際に来年度をもって廃止とするということが決まりました。

機体の老朽化が進み、継続が困難なようです・・・

それは仕方がないことですが、数年前にこのトロッコ列車「オロチ号」そしてローカル線「木次線」を応援しようと、当時組んだいたバンドでオリジナル曲を作りました。

木次線を駆け抜ける列車をイメージして作った曲

「evergreen」


このように実際の出来事、出会いから曲が生まれ、ミュージックビデオが生まれました。

それは全てノンフィクションのドラマなのです。

そして、こうして曲が作られていく過程では、熱い思いを持った人たちに必ず会っているんです。

不便だから、困っていることが多いからこそ・・・燃える!

もう、ここしかないと思います。

田舎の魅力はここです。

困っている人を助けたい。

地域の問題を一緒に解決した。

そんな思いがエネルギーなんです!

僕は田舎に住んでからの方が都会の生活より、何倍もドラマティックです。

そして、楽曲も満足のいくものが出来るようなりました。

もしかして、ドラマを見る側でなく、ドラマを演じる側になる為には田舎に住む方が良いのかもしれません!

これは僕の経験から言えることです!


もしも、もしも、都会の生活に何か物足りなさを感じておられたら、一度我が故郷、島根へ遊びに来られませんか?

案ずるより産むが易しです!

行動を起こしてみないと何も始まりません!

民泊すさのわは多拠点生活や移住を考えている方もよくいらっしゃいます!

僕自身のUターンの経験もあるし、色々と相談にも乗れると思います!

ピンときた方は是非〜!!