どうやって?よりもなぜ?を大切にする
これからどうしよう?
どうやって、この状況を乗り越えよう?
どうやって?という問いが頭の中を駆け巡ることは多いと思います。
それに、ひとつひとつ答えを出していくことも必要です。
でも時には、なぜこのような問いを持つのだろうか?と、自問することも同じように必要だと思います。
世の中にはこうすれば良いというノウハウが溢れています。
そしてその前提の今のままでは駄目なのでは?・・・というメッセージも。
私たちは知らぬ間に、今駄目だから、何かをしなくては・・・?と思わされ、それを払拭するノウハウを求め続ける思考に、嵌められているのではないでしょうか・・・?
どうやってやったらいいのか?
と、考えていく前に、なぜやるのか?
そんな問いの方が重要になってきた気がします。
つまり、個人個人の持っている哲学や世界観の方が重要になってきたのです。
例えば、たこ焼き屋をやるとします。
使う粉、具、焼き方、そういうことはネットで調べれば誰でもわかります。
情報が無料で、誰でも入手出来る時代においては、外側から入っていく情報を集めると結果的に、均一化に回収されてしまいます。
皆、同じところに誘導されてしまうのです。
そうならない為に、内側からクリエイションしていくのです。
たこ焼きは、なぜ丸い?なぜ回す?なぜ、たこ?
そうして、ちょっと強引にでも、たこ焼きに哲学というソースを絡めていきます。
すると、世界にひとつだけのたこ焼きになります。
その結果、不思議と味わいも変わってくると思うのです。
焼く人の技術だけでなく、世界観が込められたたこ焼きへ。
画一化、均一化の果てに、見えてきたのはそれとは反対のオンリーワンの世界。
その人が経験してきたことや感じ方を基に繋いで紡いだ物語がとても重要になってきたのです。
私を語ること。
物語ること。
そこから、魅力的な世界観が生まれてきます。
外側の情報に振り回されることなく、内側に広がる世界をひとりひとりが語る時代。
民泊をしながら、今年もたくさんの方々と語らいました。
お客様と物語を語り合う時間はとても貴重で、僕自身もたくさんの気づきをいただいています。
物語の初めは、自分を語ることから。
世界に一つだけの自分を・・・
日常の喧騒を離れ、自分自身としっかり向き合う時間。
そんな機会を持てることは、豊かなんだと思うに至りました。
是非、民泊すさのわにお越しください!
なかなか出雲へ行きにくいなぁ・・・という方、移動手段等はご相談に乗らせていただきますよ!
↑すさのわオーナーの書いた書籍『すさじいと過ごした夏』