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コンサルの歴史

経営コンサル、コンサルティングファーム、コンサルタント
という言葉を耳にすることがあると思います。

わたしもコンサルタントです。

ただ、コンサルティングファームに入るまではどんなことをしているのか全く分かりませんでしたし、正直いまでも、じぶんがやったことがある領域以外は、なんとなくしかわかりません。

そこで、今回のテーマは、
『コンサル』という業界・企業・職業は、どのように成り立っているのか?
をみていきたいと思います。

1.カテゴリ

経営コンサルは一般的におおきく3つに分かれます。

・戦略系コンサル
 ・・・企業の課題を発見し、それを解決するための戦略を立案します

・会計系コンサル
 ・・・財務や金融の知識を活かして、企業の課題を解決します

・IT系コンサル
 ・・・システム導入を中心として、企業の課題を解決します

とはいえ、いまの時代に、IT(システム)を使わずに、経営課題を解決できることは少ないですし、戦略と実行はわけて考えられるものではないので、どのコンサルにおいても、戦略から実行(IT導入)までの機能はもっています。

成り立ちがちがうので、結果として、強みがどこにあるかが、若干ちがうと考えてください。

企業の戦略を考える、というのは、かっこよく見えるのと、難易度が高いために給料も良いので、コンサルがやりたい人たちには、戦略系が人気です。

2.コンサルの歴史

コンサルの歴史はあたらしくて、1900年台のはじめに誕生しています。

理由は、当時、アメリカでは、いくつもの企業が大規模化しており、それにともなって、設備投資や従業員管理などの会社経営の課題が、たくさん出てきたためです。

ちょうどその当時に、アメリカでは、MBAの育成がはじまり、経営を専門に勉強した人財がでてきたので、その人たちが経営コンサルになりました。

1920年台|戦略系コンサル マッキンゼー&カンパニー登場

1950年台|会計系コンサル、IT系コンサルが台頭

1990年台|BPRとERPが流行り、会計系コンサル、IT系コンサルが大規模化
  ・BPR|Business Prosess Reengineering
  →企業の業務をシステム導入によって効率化して生産性をあげること

  ・ERP|Enterprise Resource Planning
  →業務ごとにバラバラだったシステムを統合したシステムのこと

2000年台|各コンサルが統廃合をくりかえしてる

2010年~|各コンサルが新しい形を模索中
      ・自らでコンサル以外の事業を開始する
      ・デザイン会社を買収する

コンサルの歴史は短いのですが、時代にあわせて、求められる価値や提供すべき価値がかわっているため、それに合わせて、会社の形から事業までをかえてここまできています。

これから時代、変化がはげしく、イノベーションが求められる中で、将来的に各コンサル会社がどのような企業になっていくべきかを、模索している状況です。

さらに、コンサルタント一人ひとりも時代に求められる価値を提供するために、日々、スキルアップをしなければなりません。

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