見出し画像

20231203 日記といふもの

さて、気まぐれに日記を再開している。(早速、昨日の日記を翌朝に投稿する気まぐれ)

引き続き腰に違和感。昼食においしいお魚の定食をいただく。思えば銀鱈の切り身を独り占めできたのは生まれて初めてだったかも知れない。感慨に耽りながら味わっていると、女将の趣味なのかBGMが甘ったるいラブソングばかりなことに気づく。

「この恋が実りますように」なんて乙女心を切々と歌う曲と、目の前の魚定食のミスマッチがなんだか可笑しかった(そのせいで以後ずっとこの曲が脳内再生されることになる。呪)

歩いて上井草のSLOPEさんへ。Xで流れてきたプリンとタルトの画像に釘付けになったので調べて行ってみることにした。自家焙煎コーヒーと焼き菓子のお店。なんて素敵な響きなんでしょう。声に出して読みたい。
コーヒーとタルトの食レポはおいしかったに決まってるから割愛。

焼きリンゴのタルト
フォントかわいい


店内の本棚から一冊、手にしてコーヒーを待つ。選んだのは武田花さんの『カラスも猫も』。日記と写真で綴られたエッセイだった。もしや、と思い検索したらやはり武田百合子の娘さんだった。『富士日記』の文中に登場した花ちゃんだ。

日記は不思議な魅力がある。他人の日常や心の動きが淡々と綴られた文章を読むと、何故か勇気づけられたり癒されたりする。何気ない日常の、その人の物語を自分に重ね、前を向くことができる。植本一子さんのことを書こうと思ったけど、熱量が要るのでそれはまた今度。日記は文章のトレーニングになるから書こうと思う。気まぐれだけど。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?