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発達障害・躁鬱人が事務職をやるということ

はい、今日の講義はこれです。(俺も講義形式が好きなのかも?)

我々不注意の塊、発達・躁鬱人が企業の事務員をやるとどうなるか、身を持って知ったのでシェアしたいと思います。

結論から言って 相当ヤバイ です。

事務と言っても一般事務みたいなやつは事務作業だけでなく、電話対応、来客対応、社内的のなんか、いろんなローカルな仕事とかも含まれてて、ずっと椅子に座って書類と格闘しているわけじゃなければ多少マシかもしれません。

ヤバイのはガチで事務しかしてない場合です。俺の場合社労士事務所に居たんですが、職場はホワイトなのに、抑うつ状態になりました(笑) 本当に社員全員が事務しかしていないw

電話対応程度はありますが、補助なので相談業務もなく、ひたすら数字チェックしたり、計算したりで面白味が一つもない。しかもパーツに分けて作業させられるので、一貫性もなく、意味がわからずやってる場合も多くて、これがさらに苦痛でした。

この「パーツだけ渡されて、全体像が見えない」苦痛は借金玉の経験談と同じです。行動の意味を何よりも重視する我々にはストレスなんです。

あと、単純作業的なチェックが多く、たいてい別のことを考え始めます(笑) 理由はつまらなすぎるから。

あまりに退屈で脳の別の部分が稼働して、数字追うと同時に別のこと考え始めます。当然精度が下がるんだけど、かといって集中しまくっても人間の集中力が持つ時間なんてたかが知れてるから、そもそも無理がある。さらに、手の抜きどころがわからない我々は同時に二つのことを考えつつも集中力だけは発揮しているので、すげえ疲れます。

それを1日8時間やってごらんなさい?

壊れるから。

「疲労」のほとんどは脳の疲労らしいです。頭と眼球ばっか使って身体は全然疲れていないので、夜もロクに眠れない。そもそも睡眠障害を抱えている我々にとっては泣きっ面に蜂。ぐっすり眠れないから脳の疲労も取れず、翌朝また仕事へGOです。

するとどうなるか? ミスを連発します。

するとどうなるか? 不安が増します。

するとどうなるか? 鬱になります。

一般的に楽だと思われている事務ですが、健常者じゃないと無理だと思います。経理とかもヤバそうです。できればバックオフィス系は辞めた方がいいでしょう。

「こんな単純な事務仕事でも無理なのか」「どれだけポンコツなんだ」と相当自分を責めました。それも鬱に拍車をかけました。ただ、借金玉が金融の事務でバッキリいったエピソードを読んでいたので、多分コレじゃねえかな、と薄々わかってはいたんですけど・・・認めたくありませんでした(笑)

曰く、吉濱ツトム先生も、発達人は自尊心の低さから、自分の苦手なことに全力で突っ込んでいく。と申しており、ほぼそれです。苦手だからこそものすごくこだわって、ものすごくしがみついていました。

今だに諦めていないとこあります(笑)だって、ホワイトカラーの方がよくね? みたいな見栄です。バックオフィスやるならよっぽど作戦を練るべきです。事務作業だけじゃないやつにしてください。経理も相当マズイでしょう。

そもそも狩猟民族である我々に、雇われの事務員はできません。

①集中力の分散ができない。メリハリをつけることが苦手。

②そもそも忘れっぽいからデフォでミスが多い。

③原点方式の仕事だから、誰からも褒められない。

何気に③が一番でかいかもしれない(笑)褒められるためだけに生きている我々ですからね。頑張った分だけご褒美が出るわけでもない地味な仕事には意欲がわかないでしょう。まずモチベーションは保てない。安定していること以上にデメリットが大きいです。残念ですが。

まあ~、健常者でも座りっぱなしの仕事は何気に害も多く、手のしびれとか、首のヘルニアで他の職員もボロボロになってました。

趣味がゲームとか映画鑑賞とか、普通でもスマホ弄って気晴らしとかの現代人は、眼精疲労がマックスで身体が強張るし、脳が休まらないしで、あんまいいことないと思います。こういう仕事はAIに奪われるはずじゃなかったのか? とツッこんでみますが、まだまだ無くならない。ほんと早くAIにやらせるべきです。

まあ、なので、俺らは基本ブルーカラーが向いているのでは?

という仮説に至りました。

ブルーカラーの前に、じゃあ営業はどうなの? という意見があると思います。

はい、なので次回は「発達障害。躁鬱人が営業をやるということ」です。

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