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【はだくるEp4 《桜のまち秦野でお花見ポタリング!》】SURUGA Cycle Journal Vol.147

秦野市さんとのコラボ企画「はだくる」。名水の里、ヒルクライムの聖地とさまざまな魅力を持つ秦野市の素敵なスポットをデイトナポタリングバイクでめぐります。

撮影日は2023年3月28日、いよいよ秦野に春がやってきました!今回は、各所に桜の名所が点在する桜のまち・秦野のお花見スポットをたっぷりめぐっていきます。


桜スポットNo.1:神奈川県立秦野戸川公園

まず最初は「神奈川県立秦野戸川公園」に桜を見に行きましょう。ナビゲーターは秦野市職員の賀美さん(右)と佐野さん(左)のおふたりです。

ここは表丹沢の山々と秦野盆地に囲まれた公園で、中心には丹沢の山から湧き出る水無川(みずなしがわ)が流れています。園内にはソメイヨシノや八重桜、早咲きの河津桜、オカメ桜などがあり、季節の移り変わりでさまざまな花で彩られます。

この時には花壇いっぱいにチューリップが咲き誇っていました!色とりどりで華やかな園内を散策です。

水無川にかかる「風の吊り橋」は撮影スポットとしても人気です。 丹沢山麓の水無川扇状部に位置しているため、丹沢からの吹き下ろしの風の通り道となっていることから、この名がつきました。

ちなみに、別日(3月上旬)に撮影した時には、濃いピンク色の河津桜が満開でした。

園内にさまざまな種類の桜の木があるおかげで、咲き誇る桜の色もそれぞれ違うのもポイントです。季節の移り変わりとともに、何度も足を運びたくなるような素敵なお花見スポットでした。

ここで少し寄り道をして、秦野戸川公園から自転車で1分のところにある「はだの丹沢クライミングパーク」に立ち寄りました。

2019(令和元)年8月に東京2020オリンピックスポーツクライミング競技の代表選考会を兼ねて開催された大会で、実際に使われたウオールが移設されているという本格派!さっそくおふたりもボルダリングに挑戦です。

レベルごとにテープで色分けされており、それぞれの壁面には秦野の山の名前がついています。

レベルを気にせず上を目指してみたり、慣れてきたら急角度の壁に挑戦してみたり…初めてでも体を動かしてアクティビティを楽しめます。

上まで登れると達成感も格別ですね。そろってピースサイン!

桜スポットNo.2:白泉寺

続いては「はだの丹沢クライミングパーク」から自転車で5分ほど、高台の上にある「白泉寺」へ。

こちらでご注目いただきたいのは、樹齢約120年のしだれ桜です。3月末から4月上旬頃に満開の時期を迎え、多くの花見客が訪れます。

こちらのご住職は以前15年ほど庭師をされていたそうで、この桜も長年大切に育てられたものです。

優雅に垂れ下がった枝に無数の花をつけている様子は、まるで桜のカーテンのようです。

白泉寺は江戸時代の初期、蔵林寺4世によって開かれました。1733(享保18)年に造られた鐘や恵心(えしん)作と伝えられる地蔵尊が保存されています。

桜スポットNo.3:水無川河川敷

秦野盆地を流れる「水無川」沿いには、ソメイヨシノをはじめ、オカメ桜、しだれ桜など約600本からなる500mの桜のトンネルが続いています!「秦野市カルチャーパーク」付近の河川敷は神奈川県内でも有数の桜の名所です。

桜並木沿いの歩道と、河川敷に降りたところにも遊歩道があり、さまざまな角度から桜の景色が楽しめるので、各地からお花見を楽しみに多くの人が訪れます。

桜の背が比較的低く、花を近くで見られるのもポイントです!

桜スポットNo.4:秦野市カルチャーパーク

水無川沿いだけでなく、カルチャーパーク内にも桜並木が続いています。敷地内にはソメイヨシノなど約100本の桜が咲き誇ります。

ランニングコースのそばにも桜!スポーツに勤しむ人たちが行き交う中、のんびりと春の景色を楽しむことができます。

園内は自転車を押し歩きしていきましょう。

そろそろお腹が空いてくるころ。今回のランチは秦野市カルチャーパークから自転車で1分のところにあるイタリアンレストラン「トラットリア・フーコ」さんへ。

ピンク色の可愛らしい外観が目印です。
フーコさんは秦野の食材にこだわったメニューが自慢で、日替わりのパスタやリゾットが黒板に書かれています。

ランチコースが人気で、平日でもひっきりなしにお客さんがランチに訪れていました。

まずは湘南ゴールド&ゴルゴンゾーラのブルスケッタと、前菜の盛り合わせ。ピザには秦野産八重桜がのっています。

お待ちかねのメインは、パスタとリゾットをチョイス!

「手打ちのタリアテッレの丹沢鹿のラグーソース」は、秦野産小麦100%使用の名水パスタでモチモチ食感とジビエの美味しさをたっぷり堪能できます。

「海の幸のミラノ風リゾット」は大きな海老がインパクト大。ホタテやアサリなどの魚介の風味豊かな味わいです。

ランチコースは定番から本日限定メニューなど、メインが多様なラインナップから選べて、ドルチェ付きのコースもあります。ゆったりとした空間の中で優雅なランチを楽しんでください。

食事を終えたら、再び春爛漫な桜スポットへ!

「はだの桜みち」と呼ばれる桜並木のある通りにある「スィーツガーデンサクララ」さんにやってきました。秦野の美味しい素材を活かしたお菓子が自慢のスイーツ専門店です。

秦野は全国有数の食用桜の生産地ということをご存知ですか?
2023年の春、サクララさんでは、桜のまち・秦野で桜スイーツを味わって欲しいと試行錯誤を重ねた「桜カステラ」が販売されました。

上には桜のシロップ漬けがのっていて見た目も可愛らしく、春の訪れを感じます。スポンジには桜の葉を使用していて、ほんのり桜の風味、ではなく、はっきりと桜本来の味が感じられることに感動を覚えました。他の甘味に負けないように桜の味を引き出すのは本当に難しいのだそう。秦野の桜を広めたいという強い思いが形になったスイーツです。

春限定の「さくらモンブラン」など、桜色のスイーツがショーケースに並んでいると気分も明るくなりますね。

ほかにも秦野産の小麦やいちごを使用した洋菓子たちや、

神奈川県指定銘菓・はだのブランド認証を受けている「はだのだっくわーず」、

さらには2018(平成30)年に秦野市の横手菩提古墳から出土した中空土偶をかたどった「どぐうちゃんサブレ」など、店内には秦野愛にあふれたお菓子がたくさん。

秦野の魅力が詰まったスイーツたちをぜひご賞味ください。

さて、次のスポットはサクララさんから自転車で1分とお近くにあります。「ARIETTA del gelato(アリエッタデルジェラート)」さんにやって来ました。

ここでスペシャルゲストの登場です!「はだのふるさと大使」の俳優・合田雅吏(ごうだ まさし)さん(中央)がお越しくださいました。 2020(令和2)年11月3日に大使に就任され、秦野のPRに尽力されています。ここからは合田さんと一緒にめぐっていきましょう。

アリエッタさんで作られているジェラートは、秦野産の素材と作り方のこだわりがたくさんつまっています。

おススメのフレーバー、「焙煎落花生」と春限定の「フィオルーディサクラ」をいただきましょう。

秦野市特産の落花生の美味しさがたっぷり詰まったフレーバー「焙煎落花生」は100%秦野産。生豆をお店焙煎、ペーストにしているのでまろやかな口当たりと香ばしく優しい甘さが楽しめます。
桜のシーズンだけ楽しめる「フィオルーディサクラ」は、秦野市内の渋沢にある八重桜やお店の前にあるソメイヨシノの蜂蜜を使用しています。色味は花びらから出した桜色です。

桜の味が濃いジェラートを作るために毎年試行錯誤を重ねている、春だけの特別なジェラート。桜本来の美味しさが生きています。

桜スポットNo.5:はだの桜みち

サクララさんとアリエッタさんが面する「はだの桜みち」は、神奈川県で一番長い桜並木です。市民からの公募でこの名前が付けられました。

西大竹から堀山下までの6.2kmに渡って約700本の桜が咲き誇り、ソメイヨシノが満開になる頃にはどこまでも続く桜のトンネルが現れるのです。

花びらがひらひらと舞い散る中、並木を見上げながら、ゆっくりと春の景色を楽しんでみてはいかがでしょうか。

桜スポットNo.6:今泉名水桜公園

閑静な住宅街の中にありますが、開花時期が違う18種類の桜があり、なんとほぼ一年を通して桜を楽しめるという生粋の桜スポットです。さすが桜のまちですね。

ここは秦野市制施行50周年を記念した公園で、それにちなんで園内には50本の桜が植えられています。池越しに見る桜、花の色味が木によって異なります。白、薄桃色、ピンク色と、桜のグラデーションを楽しむのもいいですね。

公園内を進むと、池と園内を一望するウッドデッキがあります。上から桜が降りそそぐような、春らしくいい画!

青空にソメイヨシノが映えて、まるで絵はがきのような写真が撮れました。

ちなみにこの日より少し前、3月上旬には濃いピンク色の早咲きの桜が満開を迎えていました。園内の色も時期によって次々と変わっていくのですね。

桜スポットNo.7:緑水庵

今度は市街地を離れ、グッと北上して「緑水庵」にやって来ました。

緑水庵は、元々は今泉地区にあった旧芦川家住宅を1991(平成3)年に移築・復元したもの。当時の農家建築を知る上でとても貴重な建物でした。当時の生業は煙草、麦、落花生が主な畑作で、土間や座敷の上に煙草の葉を乾燥させる風景が見られたそうです。

屋根は麦藁葺なのですが、当時天井が張られていたのは「オク」と呼ばれる客間だけ。その他は天井裏が見えるような状態だったそうです。

作業空間として使われていた土間には、かつて使用されていた道具がずらり。当時の生活を垣間見ることができました。

縁側に座ると、古き良き日本家屋の雰囲気が感じられますね。交流の場として市民の方々が休憩に訪れ、世間話に花を咲かせているようです。

こちらは入場無料で、どなたでも入ることができます。中までじっくり見学してみると、当時の生活を体感できます。

ちなみに、この撮影の時には葉桜になりかけていたのですが、緑水庵の前には河津桜があり、ちょっとしたお花見も楽しめます。秋には正面のカエデが見事に紅葉し、地域の方によるライトアップが実施されます。四季折々に彩られる姿をぜひ観に来てくださいね。

桜スポットNo.8:蓑毛の淡墨桜

続いては、知る人ぞ知る!とっておきの桜スポットをご紹介します。「蓑毛(みのげ)の淡墨桜(うすずみざくら)」です。

この桜は、日本三大桜のひとつである岐阜県根尾谷にある淡墨桜の子孫の樹なのだそう。個人宅のお庭の中にあるのですが、毎年一般公開されており、春には多くの人で賑わいます。

手前には菜の花畑が広がっています。ピンク色と黄色、青空のコントラストがまるで絵画の中のような景色ですね。

蕾は薄ピンク色、花は白、散り際は淡い墨色に変わりゆくことから「淡墨桜」と名付けられています。夜にはライトアップも実施され、昼間とはまた違った桜の姿を満喫することができます!
※2023年の一般公開・ライトアップは4月2日(日)に終了しました。

さらに、花畑の中に箒が置いてありました。

ジャンプして連写で撮影すると、桜と菜の花畑の上を飛んでいるように見えます。

ここで合田さんとはお別れになりました。一緒にご案内いただきありがとうございました。ここからは再びナビゲーターはおふたりに戻ります。

桜スポットNo.9:蓑毛大日堂

はだくるも終盤になり、次のスポットは薄墨桜付近の坂を登ること5~6分、「蓑毛大日堂」にやってきました。

こちらは742(天平14)年、奈良県の東大寺大仏造営に尽力した行基によって開かれました。境内に大きな桜の木があり、春の訪れを感じます。

普段は見ることができませんが、本堂の中には平安時代後期の作でヒノキの一本造り、像高199cmの座像「大日如来像」があり、県の重要文化財に指定されています。この像の両脇にある四体の如来像とあわせて「五智如来(ごちにょらい)」とも呼ばれています。

ここから、最後の「ヤビツ峠レストハウス」を目指してひたすら坂を登っていきましょう!桜を見ながらのライド、画になりますね。

ヒルクライムの聖地と言われる「ヤビツ峠」を攻略すべく、多くのサイクリストが訪れます。撮影中も途中で何名かのサイクリストとすれ違いました。
走行の際はくれぐれもお気をつけくださいね!

桜スポットNo.10:ヤビツ峠レストハウス

ヤビツ峠を登り切ると、今回のはだくるの最終地点、ヤビツ峠レストハウスに到着です!

急勾配でつづら折りの上り坂が続きますが、E-BIKEだからぐんぐん走れます。電動アシストの力は偉大ですね。上るときはかなりバッテリーを消耗しますので、残量をチェックしながら走行しましょう。

大山や塔ノ岳(表尾根縦走)の登山口があり、多くの登山者やサイクリストに親しまれるヤビツ峠。その活動拠点として2021(令和3)年3月にオープンしたのがヤビツ峠レストハウスです。

ヤビツ峠をクリアしたサイクリストの拠り所。1歩足を踏み入れると、木の温もりあふれる空間が広がります。薪ストーブが素敵!

最後はこちらで温かい飲み物とロールケーキのセットをいただきました。

スポンジがふわふわで、生クリームと秦野産いちごのソースの優しい甘さが疲れた体に染み渡ります。

お食事で人気なのは、名物「丹沢ロイヤルカレー」。

学生だった天皇陛下がお忍びで丹沢を訪れた際に、オーナーさんの祖母が振る舞ったカレーを再現したのだそう。

透き通った萌葱色が綺麗な「名物クロモジ茶」も一緒にいかがでしょうか。ハーブティーのようなスッキリとした口当たりが特徴です。

レストハウスの前には、小さくて可愛らしいマメザクラが咲いていました。この季節ならではの秦野の桜をたっぷりと堪能できた一日になりましたね。

また、ヤビツ峠の下りもゆっくり降りて行きましょう。今回走ってきたのは、秦野方面から続くいわゆる「表ヤビツ」と呼ばれる道ですが、ブレーキをかけ続けて自転車を傷めないように、途中で休憩を挟むといいですね。勾配がきつい部分や、道幅が狭くなる箇所がありますので、帰りの走行も十分にご注意を!

桜が咲く時期の秦野はよりいっそう華やかさを増した景色が広がります。さまざまな桜でお花見を楽しみながら、まちが春で彩られていくのを楽しんでください。

次回のはだくるもお楽しみに!

【Information 1】
▼秦野市
https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/index.html

▼OMOTAN
https://omotan-hadano.jp/

▼デイトナポタリングバイク
https://www.potteringbike.jp/

▼はだのふるさと大使 合田雅吏さん
https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1630904778813/index.html

▼神奈川県立秦野戸川公園
http://www.kanagawa-park.or.jp/hadanotokawa/

▼はだの丹沢クライミングパーク
http://www.kanagawa-park.or.jp/tanzawacp/

▼白泉寺
https://www.kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_hakusenji.html

▼トラットリア・フーコ
http://www.trattoria-fuco.com

▼スィーツガーデンサクララ
https://sweetsgardensakulala.jp/sp/

▼ARIETTA del gelato
https://instagram.com/arietta_del_gelato?igshid=YmMyMTA2M2Y=

▼はだの桜みち
https://kankou-hadano.org/pointinformation/pointinformationguide/point_hadanosakuramichi.html

▼今泉名水桜公園
https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000000430/index.html

▼緑水庵
https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1001000000492/index.html

▼蓑毛大日堂
https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1508998414398/index.html

▼ヤビツ峠レストハウス
https://www.city.hadano.kanagawa.jp/www/contents/1595892958895/index.html

【Information 2】
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