知ってほしいボスニアの美味しい料理たち 【後半編】と私の第一位
Merhaba!(こんにちは!)
サラエボの街から、surf anneです🥰
サラエボ滞在も残り僅か
サラエボ滞在後半のランチ巡りは、前半に訪れ気に入ったお店の再訪と、新しい引っ越し先での新たな発見の日々になりました。
一度行ったのに、もう一度食べたい、違うメニューも食べてみたい!そう思わせてくれるのが、美味しいお店、魅力のあるお店である証ではないでしょうか。
後半編は、毎日食べたものを載せきれないのと私の多忙により、特に美味しかったものに絞って紹介します🍽
・まずは前回の再訪編
もうすっかりお馴染み、サラエボで愛されるお肉専門のチェーン店「ZMAJ」
前半編でも紹介しましたが、5回は訪れているお気に入りのお店。
メニューは豊富だし、このボリュームに低価格というコスパ抜群です。
ボスニアは海もなく山に囲まれており食事はほぼお肉料理。
イスラム教徒も多いため、トルコ同様豚肉は食さず、鶏肉、牛肉(仔牛肉)、羊肉がメインです。
ボスニアにいるからには、魚介が食べたいな~なんて考えず、お肉を食べてやるぞ~!という気持ちで腹をくくっています(笑)
では、ZMAJで新たにいただいた料理の紹介です。
夫注文(写真奥)のボスニア伝統料理 Cevapcici(チェヴァプチチ)と
グリルチキンの盛り合わせ。
チェヴァプチチは棒状の肉団子で、トルコの”キョフテ”に似ています。
しかし、キョフテに比べてスパイスが効きすぎず、塩の加減など味付けが日本人好みで、本当に美味しいです!
私が今回注文したのは仔牛肉のステーキ
ステーキが3枚ついて約700円。
安い!!
またある日の注文は、
夫がグリルチキン350gと、私はラム肉のステーキ
前回食べた仔牛肉と変わらない柔らかさでクセも一切なく、ボスニアのお肉の質の高さ、調理方法に驚きます。
・サラエボ旧市街で最も多く訪れた街の小さなレストラン
前半編で一番のお気に入りとも紹介した、息子さんが働いているパブと併設している街のレストラン。
観光客が集まる広場からすぐ近くにあるのに目立たず、いつ行ってもお客さんは私たちだけの貸し切り。なんだかもったいない。
オーナーであるお母さんとはすっかり顔なじみになり、毎回素敵な笑顔で迎えてくれます。
こちらの食堂は、お母さんの特製ソースでいただくパスタ料理も美味しいです!
・サラエボでは希少なロカンタ(大衆食堂)
新しい引っ越し先で見つけてしまった大好きなロカンタ。
トルコでもそうだけれど、私たちが住む近所には何故か庶民的なロカンタが必ずあり、運命的なものにいつも驚いてしまいます。
注文方法は特に決まりはありませんが、基本、主食はピラフ、マカロニ、マッシュポテトの3種類から選択し、
その上に選んだメインディッシュを載せたりかけたりしてくれます。
主食はマッシュポテト派が一番多いように見受けられます。
では、私のセレクトをご覧ください!
ちなみに約160円のキャベツサラダは、色んなお店で出てくるサラエボの定番サラダで、きつくないマイルドなコールスローのような味です。
箸休めにピッタリで美味しい!
日替わりで料理が変わり、コスパもとっても良いロカンタ。
ロカンタの魅力は、何よりも観光客向けの一般的なサラエボ料理レストランでは決して出会えない家庭料理を味わえること。
サラエボの人々が日常的に食べている料理を知ることができること。
そして、地元の人たちに囲まれながら、時には相席になったりしながら、サラエボの食卓の雰囲気を感じ取れること。
英語も通じないし外国人は珍しがられるけれど、
スタッフの女性たちは行くたびに喜んでくれるし、
常連のお兄さんたちは席を譲ってくれたり、色々教えてくれたり。
・デザート編とサラエボのcafe
この時期のサラエボでは、旧市街をはじめ、歩いているとたくさんのジェラート屋さんを見かけます。
毎日暑すぎるのと、ジェラート片手に歩いている人を見かけるとついつい美味しそうで、私もほぼ毎日のように食べています。
お値段も手頃で、約130円~200円ほど。
スーパーで売っているアイスより安かったりします。
サラエボにはカフェも本当にたくさんあります。
この日は、日本ではまず行ったことのないパンケーキ屋さんへ。
運ばれてきた瞬間、「あれ?パンケーキをオーダーしたよね?」
と夫に確認してしまいました。
見た感じ、クレープに見えたからです。
ところが、食べたらわかりました。
これはパンケーキ!
クレープ状の生地が薄いミルフィーユのように重なっていて食べやすい。
そこにナッツフレークと、たっぷりなのに甘すぎないチョコレート。
サラエボのパンケーキはハワイに負けていない絶品でした。
サラエボのパンケーキに感動してしまった私は、後日違うパンケーキ店へ。
こちらでは、ワッフルタイプのパンケーキをオーダー。
これまた美味しくて、サラエボに来たらぜひパンケーキを味わってほしいです!
カフェでは定番のボスニアコーヒーもお忘れなく。
トルココーヒーと同様、上澄みを飲むスタイル。
トルココーヒーは苦手な私ですが、ここで飲んだものは苦みも少なく、私でも飲みやすく感じました。
・モスタル編
この日は、サラエボから電車で約2時間。
世界遺産「スタリ・モスト」のあるモスタルへ🚃
絶景に感動したあとは、気になっていたこちらのお店へ。
私たちが時々参考にさせていただいている旅ブログで、
”モスタルへ来たら必ず訪れて欲しい!”と紹介されていた、家族経営の街の食堂。
手作りのフライドポテト、ガーリックとオリーブオイルの絶品ソースを食べてみたくて、オーダーしたお肉のグリル。
サラエボ41日間の滞在で一番感動した料理
41日間、毎日ランチは外食しボスニアの美味しい料理に感動してきた私。
その中での第一位を発表させていただきます!
それは.…
カルボナーラ!!
えっ!?ボスニア料理を散々食べてきて、散々紹介しておいて、
カルボナーラ?
ボスニア料理はどこにいった!?
と思われるでしょう…
もちろん、ボスニアにはこの国でしか食べることのできない、こんなにも美味しい料理たちで溢れていました。
しかし、私が一番衝撃を受けたのは、このカルボナーラだったのです!
牛肉の生ハムがたっぷり入っているのですが、その塩気が自家製ソースと絡まり、良いアクセントになり、バランスも良く、生ハムが主張しすぎず、麺も美味しく、、
と、この感動をどう表現したら良いか分かりません 💦
とにかく、一口を口に運んだ瞬間から、最後の一口まで、ずーーーっと美味しいのです。
カルボナーラにありがちな飽きもなく、後半は黒コショウを追加したいと思うことも一切ない…
私は感動しました。
そして感動した私は、食べながら思いました。
最後の一口までこの感動が続いたら、
「このカルボナーラは私史上、一番美味しいカルボナーラだ」と断言しよう、と
結果、見事に私史上一番美味しいカルボナーラとして認定されました✨✨
私は日本で純喫茶巡りや洋食店巡りが趣味のひとつで、パスタ屋さんにもよく行ってました。
もちろん、カルボナーラもたくさん食べてきました。
それでもこんなに美味しいカルボナーラがあることを知りませんでした。
まさか、ここサラエボで、この衝撃と出逢うなんて…
サラエボって、ボスニアってこんなふうに隠れた魅力がギュッと詰まった国なのだと再認識させられた瞬間でもありました。
このレストランは、実はサラエボに入国した日の夕飯に訪れたレストランでした。
到着した直後の初めてのサラエボの夜。
トルコからの移動で疲れた身体と精神状態で、自分たちの勘だけで入店したお店でした。
その時は、ペンネアラビアータとカプリチョーザをオーダーし、もちろんそれらも美味しく感動し、
「サラエボの料理って美味しいね~!これは明日からも期待大だね~!」
と二人で話していました。
他のパスタも食べてみたくてランチで訪れた今回。
やっぱり美味しかった!!
日本人にはまだまだ知られていない国、ボスニアヘルツェゴビナ。
こんなにも美味しいものが隠れていること、それだけでも伝えたくて知ってほしくて、滞在中に必死に記事を書いています!
明後日には新たな発見を探しに、次の国へ旅立ちます。
世界にはまだまだ知らない国がたくさんたくさんあって、予想もしないような美味しいものがたくさんたくさん……、溢れています。
サラエボ滞在前半で食べた美味しいものの数々は、
日ごとにまとめています🍽
ぜひこちらをご覧ください↓↓