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自分への期待値

私は自分への期待値が高い。
本当の自分はこんなもんじゃない。
もっと自分はできるはず。
ずっとそう思っている。

自分へ期待することは良いことだと思う。
それだけ自分の理想像が見えていて、自分の人生に夢を持っているということだから。

でも理想と現実の差に直面した時に病んでしまう。

自分に過度な期待を与えることで起こる厄介なこと。

それは自分の無力さにがっかりしてすぐ病んじゃうこと。基本的に楽観的でどうにかなるだろ精神で生きているけど、結局は自分の現状を直視できていないから、直視せざるを得ない状況に陥るとすぐ病む。

また、自分を追い込みすぎると、突然無気力になって「バーンアウト(燃え尽き症候群)」に陥る可能性も。このバーンアウト、医学的にはうつ病の一種とされており、完璧主義者のほか、理想が高い人や責任感が強い人がなりやすいのだそう。「これくらいはできなければいけない」と掲げた目標になかなか到達できないなど、理想と現実のギャップが広がれば広がるほど、この症状から抜け出せなくなってしまうのだとか。

ストックデールの逆説

「必ず乗り越えられると信じる気持ち、これは絶対になくしてはいけない。その信念を、どんなものであろうと自分が置かれている現状の最も冷酷な事実に立ち向かう規律心と、決して混同してはならない」

こう語ったのは、ベトナム戦争時に捕虜として7年間を生き抜いたジェームズ・ストックデール。彼の名にちなんだ「ストックデールの逆説」とは、冷酷な現実を受け入れながらも将来への希望を持ち続けるという教訓を伝えている。 

これを聞いたとき、はっ!と思った。

これが私に足りなかったものではないか!

予測不可能な将来に対して、ただ単に楽観したり酷く悲観するのではなく、希望を持ち続けながらもしっかりと現実を捉えるということ。私の場合、この二つを両立することができず、現実逃避をし自己を過大評価することで物事を楽観するか、理想と現実の差を突きつけられ物事を悲観するか、どちらかなのだ。

そう、私はストックデールにならなければならない。

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