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英語よりも数学よりもまず国語をやれって話

おはこんばんにちは。お久しぶりです。えるです。タイトルに書いてある内容について、以下に考えを述べます。


 近年、少なくとも僕が中高生の時は、まずは数学、そして英語、その2教科をとにかくやれっていう教育方針だった気がする。正直、中高生の6年間で国語を強化しろ!なんてほとんど耳にしてない。当時中1から高2の5年間全く勉強してなかった僕は、「まぁ確かに入試での配点は英数は高いし、成績を伸ばすのも理社と比べて即効性がなく時間がかかるから合理的だなぁ」なんて思っていた。高3になるまでは。

 高3になって駿台模試で英語と国語の偏差値30前半を叩きだし、怠惰全1の僕もさすがに焦った。理系が得意なのに血迷って文系に行った僕がそもそも頭イカれてるのだが今となっては色々良かった(この話は割愛)。担任の先生には、「文系に行こうが理系に行こうが英語は必ず付いてくる。今すぐ英語をやりまくれ!」と、合理的なのか根性論なのか分からん主張をされ、「まぁでも英語出来ないと話にならんなぁ」と思って英語をやりまくった。幸い、文法はパズルのような感覚で出来たためすぐにマスターした。単語も死ぬほど覚えて文中に分からない単語がないレベルに仕上げた。ただここで問題が発生する。英語の長文が訳せるのに意味が理解できないのだ。もちろんセンターレベルは余裕で解けるが(あまり思考を要さない脳を疲労させる作業)、旧帝や早慶の英語は全く分からないのである。これじゃお話にならない。その時僕は、「英語を訳し間違えているんだ!ちゃんと訳を読めば解けるはず」と思って解答を開いて全訳を参照した。おっと、日本語を読んでもイマイチ分からない。こりゃまずい。

  ここまで読んでくれた読者はもう既にオチが分かっていると思う。上位校の英語(またアカデミアの世界で使う英語も然り)は、普通のレベルの高校生からしたら日本語で読んでもよくわからん題材や内容を扱う。すなわち、難しい文章を読んでそれを噛み砕き理解する日本語的な「国語力」が必要になってくる。いいかい?「日本語で日常会話ができます=日本語できます」の世界ではない。実際この世の中、日常会話すらしっかり出来ない人が多いから、建設的な議論ができず、すれ違いや喧嘩を生んでいるのかな〜なんて思ったりする(もちろん無くなるなんて思ってないよ、国語力があればこんな喧嘩起きないでしょうにってレベルの話ね)。まぁでも仕方がない。少なくとも僕は、日本の教育は、国語力を軽視しすぎている思うからこの結果は必然だなあとも思う。

 上記では、そもそも国語力がないと難しい題材の英語は読めないよってお話をした。それ以外にももちろん、国語力は、1度身につけてしまえば他教科にもプラスの影響を与える。まず、全科目「独学」が出来るようになる。教科書や参考書、問題集を国語力を用いて自分で進められるようになる。中高生の読者は、現在塾に行ってわかりやすいカリスマ講師の授業を聞いて、あたかも自分の力だけで「分かった気」になって点数を取っているのかもしれない。1人で教科書を読んで理解して、教科書に書いてない疑問や先生を一瞬唸らせるような質問をしてこそ1人前の学生だと思う。

 特に何も考えず、だらーっと書き進めたので論考性も着地も考えていなかったが(国語力の話をしているのになんて皮肉な)この辺で終わります。僕のやる気と要望があったら、自分が国語力をぶち上げた方法を紹介しようと思う。ではまた。

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