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YouTube動画用のシナリオ書いてみました!

【タイトル】 「タクヤのみた夢」


【登場人物】

◆主人公:17才の高校生「タクヤ」。やや天然で真面目な性格。

◆他の登場人物:タクヤの同級生2人。

「さくら」は明るく元気な女の子。

「トオル」は好奇心旺盛で茶目っ気のある性格。

タクヤの夢に出てくる謎の女幽霊。


【プロット構成】

◆起◆
日常的な高校生活シーン。タクヤが最近よく見る夢の話から始まる。友達のさくらとトオルが、タクヤをからかう。
◆承◆
タクヤの夢のシーン。タクヤが夢にハマっていく。
◆転◆
タクヤの夢が現実になり、驚いて腰を抜かす。
◆結◆
さくらとトオルが仕掛けた”ドッキリ”だとわかり、タクヤが笑いだし、つられて二人も笑う。

※YouTube動画   
※時間:8分前後
※文字数:原稿用紙11枚分

【ストーリー】

ナレーション:「主人公のタクヤは、やや天然だが真面目な性格だ。トオルと   さくらは仲良しの同級生である。三人は、休み時間のおしゃべりを楽しんでいた」

〇シーン1:普段の高校の教室/休み時間の風景

【描写】   (少し上を向いて心ここにあらずの面持ちで、独り言をいう主人公のアップから)
   
タクヤ:「最近、毎日おなじ夢を見るんだよなー。ちょっと怖いけど、妙に気に なる。。。」
 
さくら:「なにブツブツ言ってるの、タクヤ」

【描写】   (人さし指を立ててクルクルパーの仕草でタクヤをからかうように)

トオル:(笑いながら)「ついに頭がおかしくなったか?」 
 
【描写】   (少し引いて、休み時間に三人が机を挟んでおしゃべりしている様子)

タクヤ:(ちょっとㇺッとして)「いやいや、トオルはそう言うけど、毎日おなじ夢を見るなんてことないだろう?」

トオル:「何だよ、マジな顔して」

さくら:「それで、どんな夢を見たの?」

   (キーンコーンカーンコーン)
ナレーション:「チャイムが休み時間の終わりを告げた。三人は各々の席に戻った。トオルとさくらは、タクヤの夢の続きが気になったが、話はそこまでしか聞けなかった」

〇シーン2:タクヤの部屋。ベッドに入り暗がりでスマホをいじってる。
タクヤ:(モノローグ)「今日も夢に出てくるかなぁ。あの人。。。」

ナレーション:「タクヤの言うあの人とは、髪の長い白い服を着た女性で、この世の人とは思えないほど青白い頬をした美しい人だった。世間でよくいう”幽霊”に違いないとタクヤは薄々感じていた」
 
◆BGM   ゆったりした音楽

ナレーション:「スマホをほおり出し、いつの間にかすっかり夢の中に落ちたタクヤ。暫くすると例の青白い女性がタクヤの前に現れた。じっとタクヤを見つめている。ふいに誰かに見つめられている視線をタクヤは感じた。そして、その美しい女性に話しかけずにはいられない衝動にかられた」

タクヤ:「あなたは誰ですか。どうして毎日ボクの夢に出てくるんですか」

ナレーション:「女性は何も言わずに少し微笑み、そのあと、急にタクヤの顔に近づき、思い切り”フーッ”と冷たい息を吹きかけた」

◆BGM   少しインパクトのある音楽
   
【描写】   (“ガバッ”とタクヤが驚いて飛び起きる)

ナレーション:「タクヤはその息の冷たさに驚き、飛び起きた。女性に話しかけたのは夢の中の出来事だったのか、現実だったのかさえわからないほど、心臓がバクバク鳴っていた」

タクヤ:(モノローグ)「あー、びっくりした。あの人は誰なんだ。なぜ毎日現れるんだ。。。」

【描写】   (寝ぼけ眼のまま、あごの下の汗を拭って、またベットにもぐりこむ)

ナレーション:「タクヤは冷たい汗を拭って、またベットにもぐりこんだ。その夜はもう美しい女性に会うことはなかった」

◆BGM   ゆったりした音楽

〇シーン3:下校途中の三人。

ナレーション:「授業を終えた仲良し三人組は、夕日が染まる街中を並んで歩いていた」

さくら:「へぇ~、そんな夢なの」

ナレーション:「丁度、二人は、気になっていたタクヤの夢の一部始終を聞き出したところだった。二人は興味津々といった表情でタクヤの話に耳を傾けていた」

トオル:(からかうように)「そんなに綺麗な人なら、幽霊でもいいからオレも会ってみたいなぁ」

ナレーション:「トオルはニヤニヤしながらタクヤを”チラッ”と見たあと、さくらに目くばせをした」 
   
さくら:(モノローグ)「え、なに、なに、、、?」

ナレーション:「トオルの目くばせの意味がわからないまま、さくらは歩いていた。いつものようにたわいのない話をしているうちにタクヤの家の前に着いた」

タクヤ:「じゃ、また明日な」 
   
さくら:「またね」

トオル:「おぅ、またな」

【描写】   (軽く手をあげて、タクヤが家の中へ入っていく)
   
ナレーション:「タクヤと別れたあと、二人はまた歩き始めた。さくらがトオルの目くばせの意味をすぐに問いただした。トオルの話にさくらはニヤッと笑みを浮かべ、タクヤがそこにはいないのに、何故かヒソヒソ話をするように小さな声になっていた」

【描写】   (夕日の中を歩く二人の後ろ姿。二人は小さめに夕景を広く)

〇シーン4:放課後。図書館へ向かう二人。

ナレーション:「トオルがタクヤを図書館に誘っていた。外はすでに暗くなり始めている」

【描写】   (廊下を並んで歩くタクヤとトオル)

タクヤ:「珍しいな。トオルが図書館に行こうだなんて」

トオル:「俺だってたまには本くらい読むさ」

【描写】   ”ガチャ”(図書館のドアを開けて入る二人)

ナレーション:「トオルが、本棚のコーナーへ先に行けと言わんばかりに指をさした。そこは本棚の陰になっていてかなり暗かった。タクヤは促されるまま、先を歩いていく」

【描写】   (コーナーを曲がる二人)

ナレーション:「暗い本棚のコーナーへと曲がった瞬間、白い何かがタクヤに襲いかかった」

タクヤ:「ヒャー!!お化けだー!!」

ナレーション:「タクヤはそう叫びながら、顔面蒼白になって、その場に尻もちをついた。タクヤに襲いかかった白い服の女は、長い髪で顔を覆っていた。タクヤはトオルの方へ後ずさりをした」

トオル:(少し笑いながら)「おい、大丈夫か」

【描写】   (笑いながらさくらが髪をかきあげる)

さくら:「びっくりした?」
   
ナレーション:「さくらが満面の笑みでタクヤに近寄った。まだ状況がのみこめないタクヤは、尻もちをついたまま二人を見上げていた」

タクヤ:(半べそな感じで)「何なんだよー」

トオル&さくら:「ドッキリでしたー!!」

タクヤ:(笑いながら)「あー、びっくりしたなー。おどかすなよ。マジでビビったじゃん!」

トオル:「タクヤの夢を現実にしてやったのさ」(笑)

【描写】   (トオルはタクヤにウィンクをした)

◆BGM   明るい音楽

ナレーション:「タクヤはなかなか立ち上がることができないまま、トオルとさくらのいたずらに笑いだし、それにつられてさくらとトオルも顔を見合わせて思わず吹き出し、、三人の笑い声は暫く続いた」
   
【描写】   (三人の笑うシーンでおしまい)

※無断使用、転用など全て禁止します。
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