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【大人にならなくていいこと】好きなものを好きでいる


新成人の皆様、改めて成人おめでとうございます。

ついに大人の仲間入りで、これからどんな人生を歩んでいこうかとワクワクしていることだと思います。

もしくは、このままで大丈夫だろうか、と不安な方もいるかもしれませんね。

社会に出るにあたっての大人としてのあり方は、私なんかより、もっとしっかりした大人の方がたくさん教えてくれると思うので、ここではあえて、私が思う、大人にならないでほしいと思う部分についてお話します。


好きなものを好きでいること

結論から言うと、私が思う、大人にならなくていいと思うことは、好きなものを好きでいることです。

何それ?当たり前のことやん。って思う方も多いかもしれません。

ただ、私は、大人になって、その当たり前のことを見失いかけてしまったことがあります。

というのも、大人になると、物事に根拠や意味を求められることがかなり増えるんですね。

良いものを良いと主張するには、「なぜ良いのか?」「なにが良いのか?」「どう良いのか?」をしっかりと伝えられなくちゃいけないのです。

もちろん、それは社会において、人を説得するためには必要不可欠なことではあります。


ただ、本来「好きだな」「良いな」と思うものに、意味や根拠は必要ないと思うのです。

私の好きな、高橋優さんの“美しい鳥”という歌詞の一部を見てください。

たとえば美しい とても美しい鳥を君が見つけて
その飛び方や鮮やかな色の話を伝えようとしても
大抵の大人の人は「あーよかったね、だからどうしたの?」って顔で
君を見つめるだろう 取り合ってもくれないだろう だからたとえばその鳥を捕まえたら250万円貰えるんだとか
その鳥をインスタにあげたら100万いいね!貰えるんだとか
具体的な数字と値打ちの話をした途端に 大人の人たちは
目の色を変えて君の話を聞きだすだろう

大人になると、たくさんの情報に触れます。

たくさんの“常識”を知り、たくさんの知識を得ます。
影響力のある人、発言力のある人の発言に触れます。

そんな中で、根拠や意味がなく、何かを好きであることを主張すると、鼻で笑われることも多々あります。

でも、それで、自分の好きなものを好きと思う気持ちをどうか失わないでほしいのです。

私は、この気持ちを失いかけてしまい、かなり遠回りをしてしまいました。

そんなときに、はっと気づかせてくれたのが、高橋優さんの、美しい鳥という曲でした。

素晴らしいことを素晴らしいって誰もが思えていたんだよ
正しいと思うことを正しいと誰もが思えていたんだよ
どっかでそのやり方を忘れた、もしくは自分で捨てた人たちが
美しい鳥にも目もくれず 偉い人の顔真似をしてる

好きなものを好きな気持ちに根拠や意味がなければいけないわけではありません。

人が面白くないというから、面白くないわけではありません。

小さい頃に、夢中で川原の小石を集めていたときの気持ちや、夢中で自由帳に細かい迷路を書き続けていたあの気持ちだけは、どうか忘れないでください。

私自身も、まだまだ未熟者です。

ただ、

「なんか好きだから好き!」

「なんか心が惹かれるから好き!」

そう思えるものだけは、絶対に大切にしていきたいなと思います。

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