表出コミュニケーションを伸ばすチャンスと、選択肢「ほか」の大切さ
ショートステイでのひと時。
ある利用者さんが「洗濯機を回したい!」と思われたのか、洗濯物を持って洗濯機まで行かれました。しかし、洗濯機はすでに使われていました。
利用者さんは、ジーっとスタッフの顔を見て何かを伝えたそうな様子でした。
そこで、iPadのPECS®︎(絵カード交換式コミュニケーションシステム)を促しました。
(スタッフは、ご本人が何を伝えたいのかはわかっておりましたが、あえて手伝わずにここはグッと我慢…!自ら伝えられるよう、コミュニケーションを伸ばすチャンスですね!)
すると、
「たねむらさん せんたくをする てつだって ください」
と、PECS®︎で伝えてくれました。
(カードで文章を組んでくれたのは全てご自身です!)
想いを聞いたスタッフは、ご本人にタイマーを見せて、
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おへやにいく
↓
まって
ゴロゴロする
アイパッド
テレビ
ほか( )
↓
せんたく
ーーーーーーーーーーーーーーー
と、これからの流れを示し、待っている間の過ごし方を選んでもらうようにしました。
すると、
『ほか』を丸して「アイスクリーム」と書いてくれました!
おー!
アイスクリームが冷凍庫にあるのを知っておられたようで、それを伝えてくれたようです🍦
したい活動を選択いただくときも、私たちが決めつけるのではなく、
『ほか』
という選択肢を作ることで、ご本人の想いを引き出す大切さをあらためて感じました😃
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