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【不登校】イライラした子が自分で気持ちを切り替えるための環境づくりと3つのポイント

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今日のサポショウ日記は、4年生のワタル(仮名)です。

ワタルについては過去にもこちらの記事で紹介しております。
→『フォローで自信を育む個別サポート

不登校のワタル。

学校に行っていないため、学習にかなりの遅れがあり、入塾当初は勉強へ向かう気持ちも、そして自信も全然ない子でした。

しかし現在は、当塾で少しずつ学ぶ楽しさやわかる喜びを実感しながら、

できることを一つ一つ増やしてきているところです。

以前の記事でも書いたように、ワタルは勉強中、わからない問題に直面すると、急にイライラしてしまうことがありました。

この日は最初から楽しそうに生き生きと勉強していたワタル。

しかし、少し難しい問題になってミスを数回くり返すうちに、だんだんとイライラし始めました。

【けんしょう先生の今日のミッション】

今日の僕のミッションは、

イライラし始めたワタルが、自分自身で気持ちを切り替えられるようにサポートすることです。

以前の記事では、授業終了間際にイライラし始めたこともあり、完全に機嫌を損ねないように僕が先回りしてフォローしたことを書いています。

しかし、そのようなサポートだけを続けていては、ワタルの自信には繋がりません。

今回はさらにステップアップし、ワタル自身が自分で気持ちを切り替えられるような環境づくりに徹してサポートしました。

【自信を育む個別サポート】

「自分で気持ちを切り替える環境づくり」といっても、僕がしたことは3つだけです。

  • 声をかける

  • 淡々と接する

  • 待つ

まず、ワタルがイライラし始めた時に、僕は彼にこう言いました。

「少しイライラしてきたね。でもここは頑張って気持ち切り替えようぜ」

少し苦しくてイライラしていることに「ちゃんと気づいているよ」と伝えるためです。

そして、目の前でイライラしているワタルに対して、それ以上特別に声かけをするともなく、ただいつも通りに淡々と接しました。

ワタルはイライラしているので、鉛筆をコロンと落としたり、大きなため息をついたり、脚を揺らしたり、顔をノートに伏せたりしています。

それでも急かしたり、叱ったり、逆に休ませたりすることもなく、ただひたすらに待ちました。

そして、ワタルが一瞬でも問題に目を向けた時を見計らって、

「よし、次やろっか」と、あくまでも淡々と、だけどワタルが気持ちを切り替えるきっかけを作ってあげました。

子どもがどうしようもなくイライラした時は、気分転換に休ませることも大事です。そして気持ちを落ち着けたりリフレッシュしたりして、また新たな気持で勉強を再開することで、学びに向き直すことができることがあります。
今回はあくまでも、その時のワタルにとっては、淡々と接して待つということが適切だと判断したのでした。
「気持ちを切り替える環境づくり」といっても、受講生一人ひとり、そしてその時々によっってアプローチの方法は変わってきます。

【今日のふり返り】

もちろんすぐには気持ちを切り替えられないワタル。

でも、淡々と接しながらも様子を見つつ、タイミングを見計らって声かけをすることで、

ワタルは少しずつ問題を解き始めました。

もちろん、そこでも特別な声かけはしません。

あくまでもいつも通りです。

そしてワタルは段々と笑顔をとり戻し、また楽しそうに勉強に取り組むことができました。

「すごい!自分で気持ちを切り替えられたね!」と声をかけようか迷いましたが、今回はあえて何も言わず、いつも通り授業を終えました。

もちろん最後は「今日も集中したね!お疲れさま!」とワタルに声をかけ、お迎えの親御さんにも「今日も頑張りましたよ〜!」といつも通り送り出しました。

「自分で気持ちを切り替えられたね!」と声かけをすることで、できたことを実感させることも大切です。しかし今回は、あえて最後までいつも通りに接することで、逆に「イライラしてしまった」というワタルにとってネガティブなできごとを無かったことにしてあげる判断をしました。
ただ、今回「自分で気持ちを切り替えられた」という事実はワタルの成長です。もし今後、それを伝える必要がある場面があれば、きちんと伝えてあげようと思います。

【保護者のみなさまへ】

子どもがイライラすると、親御さんはついつい先回りしてフォローしたり、逆に待ちきれなくて叱ったりすることがあると思います。

僕もわが子にはめっちゃあります(笑)

しかし、時には、

  • 最低限の声かけ(声かけ無しでもいい)

  • 淡々と接する

  • ひたすら待つ

これらを意識して、子どもが自分で気持ちを切り替えられる環境をつくってあげることも大切です。

とは言っても、忙しく大変な日々の子育てのなかで、

何を基準にどのようなサポートをして良いかわからない時には、

お子さんが将来、社会で自立するためにはどんな力を育ててあげればよいかを考えることで、声かけや接し方が見えてくることもあるでしょう。

お子さんが人生を力強く切り拓いていけるように、勇気と自信を育んでいきましょう!

※この記事は個人情報保護のため、内容は少し、イヤ、だいぶ変更しております。たぶん本人や親御さんが読んでギリギリ気づくかどうかのレベルです(笑)
しかし、サポショウの教育方針やサポート方法などはありのままにリアルに書いています。ぜひその部分を日頃の子育てや教育のお悩みに少しでも役立ててもらえると嬉しいです。

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