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【今日のサポショウ日記】

今日は無料体験3回目の中学2年生のジュンイチ(仮名)の日記です。

ジュンイチは小学校の後半から不登校でした。

前回までの2回の無料体験サポートを経て、ジュンイチが勉強に前向きな気持ちがあることはわかりました。

しかしそれ以上に、「できない自分を見せたくない・向き合いたくない」という気持ちが強いことも感じていました。

そこはジュンイチ自身のなかでも葛藤していると思います。

まずは当塾へ足を運んだだけでも、彼の「頑張りたい」「勉強したい」「やってみたい」という気持ちは少なからずあるはずです。

そんなジュンイチの気持ちと、「自分のできないことに向き合いたくない」という気持ちが交錯している状況だと思います。

そこで、まずは何よりもジュンイチの安心できる居場所づくりに徹することにしました。

【けんしょう先生の今日のミッション】

今日の僕のミッションは、

ジュンイチにとって「サポショウが安心できる居場所になるようにする」ことでした。

もしジュンイチが「ここならできない自分も見せられる」と感じることができれば、ジュンイチの新たな一歩を踏み出すきっかけに繋がるからです。

ジュンイチには「勉強を頑張りたい」という気持ちがあります。

そこはジュンイチの姿からほぼ間違いないと思っています。

ならばその気持をもっと引き出し、伸ばしていけるようにしてあげたいという思いがありました。

【自信を育む個別サポート】

まずは前回同様、すぐに勉強からスタートしました。

内容は小学5年生の国語です。

ジュンイチは学習問題に取り組みながらも、常に

  • 「これめんどくさい」

  • 「こんなの必要ないんじゃない?」

  • 「これはしなくていいでしょ」

などとぶつぶつ小言を言っています。

これがジュンイチの「できない自分に向き合いたくない姿」です。

とにかく何かあれば、その場から目を背けようとしました。

僕の何気ない一言でも、完全にやる気を失う可能性すらありました。

これはジュンイチにとって、当塾がまだまだ安心できる場所ではないということです。

ジュンイチが自分を守るために必死であることの現れです。

そこで僕は

僕「ジュンイチ、休憩時間は5分なんだけど、トランプやる?」

と提案しました。

ジュンイチは

ジュンイチ「別にいいけど?」

と、そっけない答え方をしつつも、トランプを準備し始めました。

そして・・・。

トランプは大盛り上がり!

前回までには見られなかったジュンイチの楽しそうな表情を見ることができました。

そこで、トランプは休憩の5分間だけの予定でしたが、このまま続けることにしました。

ここが今日のポイントでした。

実はすごく判断が難しいところでした。
もしここでジュンイチに「サポショウって勉強よりも遊ぶとこなんだ」という印象を与えてしまうと、後々ジュンイチに本当に必要なサポートができなくなる可能性もあります。
また、親御さんからもジュンイチの勉強をサポートしてほしいというご要望もあったので、体験とはいえ、授業の半分をすべてトランプに振り切るべきかは迷いました。

結局今日は、終了時間までずっとトランプで盛り上がりました。

【今日のふり返り】

今日のミッションを改めて書くと、

ジュンイチにとって「サポショウが安心な居場所」と感じてもらうことでした。

だからこそ、授業の途中からトランプに振り切る選択をしました。

とにかく今は、ジュンイチに僕やこの場所に慣れてもらうことを最優先にしました。

その結果、今日はジュンイチの笑顔も見れ、僕との会話も一段と増えました。

ただ、次回がどうなるかは正直まだわかりません。

子どもにとって、安心できる居場所を見つけることは簡単なことではありません。

子どもや場所・相手によっては、相性や直感で一回で居場所としてバチッとはまることもあります。

しかし、サポート側が試行錯誤しながら目の前の子の居場所を作り上げていくことも時には必要なのです。

【保護者のみなさまへ】

授業終了後、ジュンイチの親御さんに今日のサポート内容をお伝えしました。

親御さんは「本人が楽しんで夢中になっていたのならそれが良かったと思います!」と言ってくださいました。

やはり親心としては、「勉強させてほしい」「課題に向き合わせてほしい」という思いがあるのもわかります。

しかし、子どもによっては何よりも「安心できる居場所」を整えてあげることが最優先の場合もあります。

子どもは安心できる居場所ができて初めて、次の一歩を踏み出すためのチャレンジができます。

目先の変化や結果ばかりを求めるのではなく、お子さんの将来の自立を軸に考えることが大切です。

そしてその土台となる安心できる居場所を整えることが、時には勉強よりもに重要になることがあるのです。

お子さんが人生を力強く切り拓いていけるように、勇気と自信を育んでいきましょう!

※この記事は個人情報保護のため、内容は少し、イヤ、だいぶ変更しております。たぶん本人や親御さんが読んでギリギリ気づくかどうかのレベルです(笑)
しかし、サポショウの教育方針やサポート方法などはありのままにリアルに書いています。ぜひその部分を日頃の子育てや教育のお悩みに少しでも役立ててもらえると嬉しいです。

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