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絵本作家 ヨシタケシンスケさん

記事 美保
SUPLIFEのみかちゃんが以前紹介してくれたヨシタケシンスケさんの「にげてさがして」
私が読んでみたいなって言ったのを覚えていて、ある日ひまりが学校の図書館で借りてきた。
寝る前に、ひまりがかのんに読み聞かせしている声がふと私の耳にも入ってきて、ヨシタケさんの絵本から発信されるメッセージはなんてステキなんだろう!と思って聞き入ってしまいました。かのんのための読み聞かせなのに!
しばらくすると、学校の図書館からヨシタケシンスケさんの本を2冊借りてきました。
「これ、にげてさがして、を書いた人の本だね」
とひまりに言ったら
「だから選んだんだよ」って。
そうなんだ!作者から絵本を選ぶようになったんだ!なんだか大人になったなー。なんて思っていたら、
「にげてさがしてを書いた人の本が好きだったから選んだらさ、知りたかったことが書いてあったの。
ひまりはさ、障がいのある人たちがもし街で困っていたら、声をかけていいのかダメなのか分からなくてさ。それを調べていたんだよ。そしたら、にげてさがしてを書いていたこの人の本がとても分かりやすかった!」
と、私に読み聞かせしてくれました。
ひまりと私ではこの本の感じ方は全然違った!
ひまりは「場面によって、声をかけたら嬉しいんだ!」という発見。
私は「なんて違いを楽しく教えてくれる本なんだ!」
そう。この本一つとったって、同じ考え方や見え方なんてない。
誰かと「一緒だね」って言い合えることって嬉しくて距離が縮まる。でも「違う」ことも「そうなんだ」って楽しめば2倍楽しくなる!
んなこと言ってたって、若い頃は、「なんで分かってくれなんだ!」って思ったりもしたことあったけど、それ通り越して違いを楽しめたら、人生さらに面白くなった。


【おなじところを さがしながら ちがうところを おたがいに 
おもしろがれば いいんだね
まあ、れんしゅうだね】


みかちゃんが教えてくれたおかげでこの本とひまりが巡り会えた。同じ「いいね」があったから。同じ「いいね」から枝分かれして、「違う」になって、でも同じ思いに集まっていく。
人ってそういうことなんだってふと思った。


【ヨシタケシンスケ展かもしれない】
絶対行く!


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