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珈琲日記の心得。マインド。#1

割引あり

こんにちは。

今回から、このカテゴリーでは、本格的にサービスについてのセミナー形式になります。

どこを向いて仕事をしているのか。

私たち飲食業は、生産者と一般消費者の架け橋の役割をしています。

しかし、重要なのは、どちらが大切ということではなく、どちらを向いて仕事をするかということです。

生産者がいなければ、一般消費者が美味しいものを楽しむことができないのも当然ですが、一般消費者があってこそ初めて「仕事」として成立します。

最終的には、お客様(消費者)の口に運ばれ、喜んでいただいた上で、お金をいただく。
これで、原料の役割を全うします。

原料が生き物かどうかとか、植物が生き物かどうかとか、細かいことを言い始めたらキリがありませんので、深いことは考えないでください。笑

お客様に喜んでいただき、またお店にお越しいただくことができれば、継続的に生産者にも喜んでもらえます。

お客様の喜びを、生産者にも伝えながら。

結局、生産者のためと言いながら、少量しか仕入れられないなら、全く生産者のためにもなっていません。
仕入れを増やしていき、たくさんの仕入れを継続的にすることしか、生産者のためにはならないのです。

そのために、しっかりとお客様の方を向いて仕事をすることだと思います。

「今、目の前にいるお客様に喜んでいただけるように全力を尽くす。」

これが、根本の考え方であれば、どんな時でも、どんな状況になろうとも、間違えた接客サービスにはなりません。

前回の「サービスの価値。はじめに。」の中で、あえて「お客様」とは言わず、「人」と表現していたのにも理由があり、

「まだ、見ぬ(お店に入っていない)お客様は、まだお客様ではない。」という考え方です。

乱暴なようですが、
例えば、店が満席でやむを得ず外で待っていただいている「人」への気遣いは大切ですが、今すでに店に入ってくださっている「お客様」に、全力で楽しんでいただくことの方がずっと大事です。

まだ、我が店のことを何も知らず、体験もしていない「人」にもう一度足を運んでいただける努力をするより、既に体験が始まっている「お客様」に、もう一度足を運んでいただける努力をする方が遥かに可能性があります。

そして、「はっきり断れない」お店は、人にどんどん嫌な思いをさせてしまいます。

スタッフによく言っいるのは
「良い人」と「良いサービスマン」は全然違うということです。

良い人でいたいがために、お客様に曖昧な答えをして、期待を持たせた結果、最終的に断らなければならなくなるシーンは、よくあると思います。

ならば、最初から断るべきです。

お店の現場を運営していると、さまざまなシーンに出会います。

トラブルシューティングなども含め、全てがクリアになる心得、心構え、マインドと、最低限のマニュアル(言葉遣いや立ち居振る舞いなど)をお伝えしていきます。

薄利多売を目指し、スピード重視のお店を目指している方には向きませんので、ご了承ください。

ここから先は、有料となりますので、ご興味のあるかたは是非ご購読ください。

あくまでも、差別化をはかり単価を上げて、スタッフもお客様も疲弊しないようなお店を目指す方向けです。

急いでいるお客様にも向いていません。笑
急ぐ場合は、接客度返しで早く商品提供されるお店を選ぶべきです。

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