トランスミッションのアイキャッチをリニューアルしました。
明け方、窓を開けると肌寒い空気が肌をまとった。
秋が来た…。
台風一過と共に、新しい季節が顔を出したようだ。
これはマガジンのアイキャッチも変えねばと、錦秋らしき画像を生成する。
秋と言えば紅葉、秋と言えば夜長。
清少納言の春はあけぼのが頭を過る。
夏は夜、秋は夕暮れ...。とあるが、個人的には秋の夜長を楽しみたいタイプなのだ。
夏の夜は鬱陶しいカエルの大合唱が脳裏を巡るが、秋は鈴虫の癒しのオーケストラが生活に潤いを与えてくれるのだ。
日中は容赦なく照り付ける太陽が憎らしいが、夜になると月光が涼し気に包み込んでくれるのが分かる。
気になるのは実りだ。
稲作のみならず、すいか、とまと、りんごなど、畑作も不作だった。
秋の収穫次第では、食卓に並べるものを変えなければならない。
この世をば
我が世とぞ思ふ
望月の
欠けたることも
なしと思へば
米に恋焦がれている日本人には、暫くは片思いになりそうだ。
道長もこの句を詠んだときには、3人の娘を天皇の后に嫁がせている。
外戚という大きな権力を得、何もかも自分の思い通りにいくと思っていたという。
人生は想い通りにはならないことばかり。
不測の事態に備えて、動くべきなのだろうか。
ウイスキーをひと口含み、秋の夜長を楽しむ。
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