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【ブランディング】「自分たちは誰にとって何を叶える存在であるべきか」。"ブランディングの定義"をSUPER SUPERが考える。

みなさま、こんにちは!
株式会社スーパースーパーです。

今回の記事では、 私たちスーパースーパーが考える
「ブランディング」についてお話ししたいと思います。

スーパースーパーは、ブランディング・プロデュース・企画を行う ”ストラテジー領域” と、
映像・WEB・グラフィック・空間と、社内に部署を構える” 4つの制作領域” とが連携してデザイン業務を行う、トータルデザインカンパニーです。

 SUPER SUPER FACTORY

最近よく聞く「ブランディング」という言葉、
実は「ブランディング」という言葉には、これだ!というしっかりした定義がなされていません。
正確には様々な視点から定義がなされていて時代や状況によって多少異なる見解が存在しています。

広告の父とも称されるデイヴィッド・オグルヴィやマーケティング研究者のケビン・レーン・ケラーなど立場や時代の違う人間が様々な考えを元に定義しており、その意味合いには多少の違いがあります。

しかし、それらの定義はブランディングの本質が製品やサービス自体ではなく、それらに対する消費者の認識や感情、期待値を管理し強化することであるという共通の理解を示しています。

そこで私たちスーパースーパーでは、よりわかりやすく・シンプルにブランディング戦略を組み立てられるようにブランディングの定義を下記のように考えました。

ブランディングとは「自分たちは誰にとって何を叶える存在であるべきか」を明確にすること

「カフェ」を例に考えてみましょう。
街中には色んなカフェがありますが、利用している客層が違いますよね。
働く人達の休憩場所である場合や、近所の人たちの交流の場所であったり。

コーヒーと軽食を楽しめるという点では同じ「カフェ」であっても、客層や土地柄によって
「コーヒーを飲みながらゆっくり考え事をしたい」
「コーヒーを飲みながら世間話をして交流を深めたい」
といった具合に求められていることが大きく変わります。

つまり、利用者イメージの解像度を高め、その人たちが何を求めているのかを想像し、どうすれば叶えられるのかという点を指針にして行動や印象を決めていくことがブランディングだと考えています。

誰の何を叶える存在なのか。

このビジョンが明確になればなるほど自分たちがやるべきことが見えてくるのです。

ブランディングの例(カフェの場合)


ブランディング、と一口にまとめていますが、
ブランディングは大きく2つの要素から構成されています。

各要素ごとで説明します。

■インナーブランディング
お客様と対峙した時に、どんな言葉を使って自分たちの良さをアピールすればいいんだろうと考えた時に、私たちの会社は「〇〇」が魅力です。というように答えられるような、会社に対して社員全員が共通して認識しているものが「インナーブランディング」。

【目的】
社員が自社のブランドを正しく認識することで、自社の理解に繋がりブランド価値を実感できるようにすること。
社員一人一人が自社ブランドに共感することで、その共感を自分の業務に反映させることができるようになること。

【効果】
①社員一人一人が自社ブランドや会社で掲げているミッションを理解し、共有できることは、社員が率先して自社ブランドを体現する環境に繋がっています。
②社員のモチベーションが上がること。
自社ブランドをよく理解し共感することで、自分がこの会社で何をすべきか、何ができるのかを具体的に想像できるようになることができれば、自ずとキャリアアップのルートを導き出しやすくなります。
結果として、業務への理解が深まったり、自己成長への意欲が高まりモチベーションが上がるということですね。
また、同時に自社ブランドへ共感が深まることで自社への愛着が湧き、ロイヤリティの向上にも繋がります。
③組織のコミュニケーションが円滑になり、顧客へのサービス向上に繋がる。
インナーブランディングによって社員一人一人が自分たちの役割を理解することで、 社内間・部署間のコミュニケーションが円滑になっていきます。
スムーズなコミュニケーションによって、チームワークや生産性が向上することで、お客様に対するサービスの向上にも繋がっていきます。

インナーブランディングのイメージ

■アウターブランディング
お客様から会社に対し、あなたの会社は〇〇のイメージがあるよね。
って言ってもらえるような、社外の人たちが自分の会社に対して抱いているイメージが「アウターブランディング」だと考えています。

【目的】
アウターブランディングは、消費者や顧客さまといった社外の方に向けたブランディングになります。
企業や商品・サービス等のブランドを外部のユーザーに向けて展開することを目的としています。
商品やサービスに対する特定のイメージに直結するため、収益や売上に大きく影響を与える部分でもありますね。

【効果】
①ブランドの認知度が上がること。
アウアーブランディングとは、つまり外部のユーザーに対する自社のアピールになるため、これを行うことで社会の中のブランドの存在感や価値が増し、認知度向上に繋がっていきます。
②他社との差別化。
アウターブランディングを行い自社のアピールポイントを整理することで、他社と比較した時に、唯一無二の強みとなるポイントを見つけることができます。
競合他社との差別化を図ることで、競合の中で優位に立てるチャンスやヒントを得ることができますね。
③ブランド価値の向上。
アウターブランディングを通じて、ブランド価値やイメージを高めることができます。
これにより、売上やユーザーの購買意欲の上昇、ブランドロイヤリティやブランドイメージの向上も見込むことができます。

アウターブランディングのイメージ


以上のように、インナーブランディング、アウターブランディングは、
それぞれで手法が大きく異なります。

どちらも重要なブランディングであることには変わらないのですが、
それぞれの目的やターゲットが異なるため、一緒に考えないような注意が必要ですよね。

スーパースーパーではデザイン業務のみならず、ブランディングからお手伝いさせていただく中で、多くの知見を得ることができました。
(皆さまいつもありがとうございます^^)

事実、この経験や知見が”スーパースーパーらしい制作”に繋がっているとも感じています。

次回は、スーパースーパーの”ブランディング”を皆さまにお披露目できる機会とも言える、
「第13回 コンテンツ東京2023 への出展」に関する記事をお届けします!

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最後までご覧いただき、ありがとうございました。
本記事の内容や株式会社スーパースーパーへの
ご質問やご意見などは、お気軽にコメントください。
次回の投稿もお楽しみに。


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