書評 #核と戦争のリスク #薮中三十二 #佐藤優 #トランプ #金正恩 #ウクライナ #情報戦

核と戦争のリスク 薮中三十二 佐藤優。

過去の常識と異なる人とカードの使い方。

数日前に、キエフで内務相の乗ったヘリが墜落したという報道があった。
モナスティルスキー内務相のほか子供を含む10人以上が死亡。
機械の故障か、工作か?
いずれにせよ、不自然で、内部で割れていたか、実質の戦線がかなり後退しているのか、いずれにせよ、こういう細部にこそ大本営発表をすり抜けて真実に近い情報が混ざる。

そして、間髪おかず、米独が戦車を供与。
ドイツには第二次世界大戦の被害が大きかったポーランドからの声も。
空戦どころか無人兵器に主体が動きつつある現代戦で、これはいったいどういう意味を持つのだろうか?
普通に考えれば、キーウでロシア軍に敗戦させることがウクライナを落ち着かせる手段だと思い始めているドイツを引きずり込む東欧各国や一部の組織の根回しだろう。
ココで最新式の戦車が負ければ、軍備増強の口実ができる。
階級内闘争層の横糸と階級間闘争の縦糸が交差する社会。
どんな口実で、どんな法律や動員がかかるのだろうか?

それはさておき、2022年の年末に出た本作品。
トランプと北朝鮮とか懐かしい記事に安倍晋三元首相も踊る。

P26では米朝の激突で日本もとばっちりを受ける可能性があったのを回避したと書いてある。
正義は色々あるがまぎれもない正義で、内政の問題はともかく、いくつか外交の問題をクリアしていた安倍総理。

P31
トランプ初期の差別主義と彼の支持層が根拠ではなくカリスマを礼賛していたと記載。
これは日本や諸外国でもいえる。

P66
プロセス無視のインテリジェンスなきインテリジェンスの恐怖。

P72
パキスタンとサウジと核開発とイラン。

P78
日韓の核開発と米中関係。

P84
UKのサブマリン核兵器。

P94
2006年10月の北朝鮮核実験と9月のバンコデルタアジア資産凍結。
その前後で、金正日とプーチン代理人のロシュコフ。

P104
北朝鮮外交のトートロジー。
経済に比べ外交戦略がまだまだだった中国。

P108
北朝鮮の謝罪と人民の命に対する価値観。

P114
北朝鮮の王子に対するロシア語教育と佐藤優の裏話。

P120
スターリンとフルシチョフのクリミアタタールと朝鮮族の強制移住。
カザフスタン、ウズベキスタン。
これも、北朝鮮拉致問題と同じく裏の意味はあるのか?

P126
北朝鮮の物資と物価と通貨レートとクーデターの可能性。
いまのウクライナ問題に通じるところがある。

P130
北朝鮮の管理社会と経済とスターリンの手法。

P132
北朝鮮のキリスト教と宗教政策。

P134
一か所でも経済を崩すと全体が崩れる。
これは、北朝鮮以外にも応用されている。

P138
朴正煕暗殺の事例。
中央情報部長に殺される。
経済と面従腹背。

P142
敵のイメージを作る情報工作と歴史的経緯。

P146
中国の敵としてのウイグル、イスラム。

P151
中国がアメリカ外交のガイドを日本に頼んでいた話。

P158
役所の交代人事と顔の見える付き合い。

P161
係争のあるなしと石原慎太郎。

P190
直接対決しない迂回した関係。

P196
中国流、抑えがきかない北朝鮮と言うカードの使い方?

P204
国内向け、海外向けの対応や理解の乖離について。
・・・
という事で、昨日、頑張って読み終えた。
本業ではないが、本業はとっくに詰んでいるので、何かしら勉強しないといけない。
カネとコネの医歯薬司法のどたばたの国家犯罪に泣き寝入りを強要されると人生が終わるという話。
家庭をもって仕事もまずまずで、の人間にこの瞬間だけ切り取られて優雅とか言われたくはない。
もっとも、情報の切り取りと表現の精緻さこそが政治と外交の神髄とは言える。
欧州各国も内戦が始まるのだろうか?
2023年1月26日16時11分。

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