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パヴァロッティと私の共通点は👉髭とこの部分。映画『パヴァロッティ 太陽のテノール』で感じまくったこと。

映画を見る時どうしても家族目線で見てしまう。『パヴァロッティ 太陽のテノール』も知らぬ間に自分がパヴァロッティだったら家族とどう向き合ったか考えながら観ていた。
ひとりの人間として生まれ。妻と出会い、子供を授かる。家族のことは顧みず自分のやりたいことを貫き生きるか。妻と子と様々なことを共有して生きるか。極端かもしれないが男として究極の2択だ。パヴァロッティは前者を選び私は後者を選んでいる。
アルバム売上総数1億枚以上、観客動員数1千万人超えという驚異の記録を残し、2007年に亡くなっルチアーノ・パヴァロッティの人生を振り返るドキュメンタリー。監督は好きな監督のひとりロン・ハワード。心からお勧めできる映画。私は映画を見ながら《ひとりの男の生き方》としてパヴァロッティと自分を比較していた。
パヴァロッティには3人の娘がいた(4人かも)娘の1人が振り返る。
「幼い頃、パパの職業は泥棒だと思っていた」
息子は私の職業をなんと思っているいるか今度聞いてみようと思う。テレビの仕事をしていることは知っていると思うが、週末いないし、いつもふざけているし、お笑い芸人とでも思っているかもしれない。とにかく確かめないと。
家族を顧みずのパヴァロッティなので共感できる部分は少なかったが、このシーンはめちゃ共感した。次女が難病にかかった時に、付き添うためにコンサートやオペラ、すべてをキャンセルした。最も脂の乗った時期のパヴァロッティ。仕事関連の方やファンからはかなりバッシングを受けた。仕事をとるか家族をとるか迫られる時は必ずある。パヴァロッティその真っ直ぐな行動には心が打たれた。
自分のことだが私は寿司屋の息子。20歳まで継ごうと思っていた。ある日父に言われた言葉で人生は変わった。『俺と同じことしてもこれからはダメだよ。他のことやった方がいい』。今はテレビ番組のプロデューサー。あのまま寿司職人になっていたらどうなっていただろう。
パヴァロッティは、母親が才能を見抜いた。父親はパン屋を営みながらアマチュアの歌手として活動し、パヴァロッティに小学校の教師になるよう勧める。パヴァロッティは父親の助言に従うのですが、その後母親の強い後押しでテノール歌手への道を歩み始める。パヴァロッティは母親の言葉で人生が変わった。親の一言で子供の人生が決まる時もある。思春期真っ只中の私小5の息子。まだまだあどけないが彼の人生を方向付ける言葉を発する時がきっと来るのだろう。そんなことを考えた。
まだまだ話したいが映画のネタバレにもなるのでこの辺で。オペラの歌唱部分。2人の妻や実娘などの23名の生声などなど。見どころ満載な映画でした。鑑賞した人がいたらがいたら連絡ください。語り合いたいっす。

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