乳がんサバイバー

30代で乳がんがわかり、いまは元気に生きている40代です。 誰かの生きる力になればと思…

乳がんサバイバー

30代で乳がんがわかり、いまは元気に生きている40代です。 誰かの生きる力になればと思い、始めました。

最近の記事

日本の医療制度について

しばらくご無沙汰してしまいました。またコンスタントに更新していきたいと思います。 病気になり治療費を払うまでは、国の医療制度についての知識があまりにもなかったことに気づかされました。医療費は3割負担という点は皆さんもご存じと思います。癌になると高額医療を受けることになりますので、わたしが知って良かったことを残しておきたいと思います。 病院でもしっかりと説明してくれるはずですので、聞いてみることもお勧めします! 治療やこの先のことで頭がいっぱいな中、治療費のことまで心労を抱え

    • 将来の可能性を残すために

      大学病院にかかって初めて主治医と話した際、直ぐに生殖外来にかかることになりました。 過去の記事を参照:病は人を選ばない|乳がんサバイバー (note.com) 生殖外来に行ってみると、わたしのように治療を目前にしている人のみならず、不妊治療をしている方など、お若い方が多くいらしたことに驚きました。当事者になってみて、初めて知ることが多すぎました。 妊孕性温存治療 妊孕性(にんようせい)という言葉は、当時初めて聞きましたが、妊娠するための力のことを意味しています。 わたしが

      • 人生初体験

        人生初めての入院と手術 風邪をひくことも滅多になかったので、入院準備も初めての経験でした。 3泊4日の入院予定、スーツケースにタオルやらパジャマだけでなく、ドライヤーや水やお菓子も詰め込んでいきましたが、これらは病院でも借りたり買えたりするものばかりでした。 わたしが入院していた頃は、コロナ真っ只中でしたので面会も付き添いもNG、個室は孤独だと聞いていたので大部屋にしました。大部屋で挨拶するのとか嫌だなと思っていましたが、皆さんカーテンで仕切られてるため、お隣さんすら退院

        • 病は人を選ばない

          病気になったのは〇〇さんのせいではない 2023年11月にテレビ朝日で放送された、友情~平尾誠二と山中伸弥『最後の一年』~を観た人も多いでしょうか。 そのドラマで「病気になったのは平尾さんのせいではありません」と山中教授は言っているシーンが心に響いたのを覚えています。救われた気持ちで涙が止まらなかった。 わたしも闘病中は特に「何がいけなかったのか」「病気になったのは何かの行いによることなのか」と自身を攻めたときもありました。やり場のない思い。何かをしたから癌になったわけでは

        日本の医療制度について

          桜の季節になるといつも思い出す

          しこりは良性と悪性がある 自身の胸を触って、しこりがあったとしても、一気に悲観的になる必要はないと思います。 しこりには良性と悪性があり、良性のしこりを無理に手術で取る必要があるかと言うとそうではなく、経過観察を続けることの方が大切です! わたしは毎年一年に一度、実家の近くにある病院で、マンモグラフィーと超音波、触診の定期検診を受けていました。もともとしこりがあり(自分で触ってわかるような大きさのしこりではありませんでしたが)「良性だから問題ない」と、経過観察の期間が数年あ

          桜の季節になるといつも思い出す