人生初体験

人生初めての入院と手術

風邪をひくことも滅多になかったので、入院準備も初めての経験でした。
3泊4日の入院予定、スーツケースにタオルやらパジャマだけでなく、ドライヤーや水やお菓子も詰め込んでいきましたが、これらは病院でも借りたり買えたりするものばかりでした。

わたしが入院していた頃は、コロナ真っ只中でしたので面会も付き添いもNG、個室は孤独だと聞いていたので大部屋にしました。大部屋で挨拶するのとか嫌だなと思っていましたが、皆さんカーテンで仕切られてるため、お隣さんすら退院するまで顔を合わせることがなかったです。

入院した日は、コロナ検査や病棟の説明を受けたり、術前検査(コレがとてつもなく嫌でしたが、(一瞬で終わる)同じ検査をする人同士で励まし合いました)をして終わり。

手術前夜ということもあり、とてもナーバスだったことを覚えています。翌日は絶食だからいっぱい食べようと思うも、食欲ゼロ。
でも病院食は意外にも美味しかったです!薄味など全く気にならず、ただ白米が毎食220gという、とんでもない量が出てきてびっくりしましたし、毎食写真を撮る余裕もありました笑

夜には主治医の先生が顔を見に来てくれて、「明日は頑張りましょうね」と勇気づけてくれました。気絶(麻酔)してる間に手術は終わると言い聞かせるも、睡眠導入剤を飲んだにも関わらず全然眠れなかったです。初めての経験で不安もいっぱいでした。家族や友人からのlineを何度も読み返して泣いていました。

迎えた当日、わたしの手術は2番目で11時頃と言われていましたが、12時過ぎても呼ばれず、1番目の人は大丈夫だったかと心配になりそわそわしていました。3番目のお姉さんからは、「早く手術終わらせてよー!じゃないとわたしの番が来ないからー(お腹もすいてるし)」と言われ、笑いながら気持ちを楽にしてもらったのを覚えています。

12:35に手術室に向かいます、と天使のナースが呼びに来てくれてから、歩いて行きますからねーと言われ、何も知らないので、なるほど自分で歩いて行くのかと荷物を纏めました。自分で荷物を持って、手術室に向かうのです。

入り口で本人確認をされて、何番の手術室に行ってくださいと言われます。他の手術室が開いてると、見なければ良いのについつい見てしまい、さらに不安になるバカなわたしがいました(興味もなくはない)。
手術台にも自分で横になりました。背中が暖かかったこと、頭を乗せる台も気持ちよかったことを覚えています。

看護師さんに優しく声をかけられながら、いろいろな機械を次々とつけられ始め、号泣していました。とてもとてもとても不安でしたし怖かったです。

そのあと麻酔科の若い先生(その後ろにはベテランの先生が見ている)が麻酔の点滴を準備してくれ、まあこれが上手くなく、おいおいおいおいとツッコミたくなるも頑張ってる姿に笑いもくれました。手の甲に点滴したのですが、術後真っ青になってて、あの若い先生のことは忘れないです笑
わたしで練習したのだから、上手くなってほしいと願うばかりです。
泣いたり笑ったり忙しい患者だなと思われたと思います。主治医の先生に会う前に気絶していました。

手術自体は2時間ちょっとだったようです。主治医の先生に声かけられて、麻酔から覚め、終わりましたよー頑張りましたねーって声がうっすら聞こえるも、
麻酔から覚めて、まず息が苦しくて、ガラガラ声で『苦しい、、』と言ってたのを覚えています。酸素マスクの上に、普通の不織布のマスクをされた状態で、苦しいと言ってから不織布のマスクを取ってくれただけでしたが、自分で呼吸ができるようになって落ち着くまでは、自分で頑張るしかないのですね。

手術台から降ろされてベッドに乗せられた状態で目覚め、ベッドごと手術室から病棟に戻り、ナースステーション横に滞在していました。何分置きかわからないけれど、本当に頻繁に看護師さんが様子を見に来てくれて(天使すぎます)、術後はいろいろな管に繋がれていて、身動きが取れずとてもつらい時間で長く感じました。状態が落ち着いたのか、尿管と点滴以外は外れて、病室にベッドごと戻されました。気づけばもう夜になってました。

ウトウトできたくらいであまり眠れず、翌朝、点滴と尿管が取れました。これらが取れただけでも全然違います!

点滴は痛み止めだと思い込んでたわたしは、傷口痛むか聞かれても、痛くない感じがしていて、点滴を取る時にただの水だったと聞き驚いたものです。絶食だったので、水分だけ注入してたみたいです。
絶食明けのご飯はお粥とか胃に優しいものかなと思ってたら、普通食でした!また白米220gすごい量が出てきました。

傷口をチェックしてもらい、問題ないから予定通り翌日退院と言われて安堵。早く帰りたい!とやはり思うものです。病室にいた両側の方々は、もう1ヶ月くらい入院しているのが聞こえてきてたので、なんだか申し訳ない気持ちにもなりました。

こんな感じで人生初の手術や入院は無事に終わり。退院してからの方が生活に支障があったり、自分で何も出来ないもどかしさもありました。病院にいると至れり尽くせりで、看護師さんって本当に天使だなと思い出します。
治療期間中も看護師さんたちに救われるので、また書きたいと思います。

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