菜の花畑

人生の試行錯誤を、とりとめなく

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最近の記事

朝5時の新宿

カラオケを出ると、外がもう明るくて眩しい。 夏の新宿の朝5時はもう明るいけど、空気は澱んでいる。 始発に乗るために駅に向かう人の波。 みんな疲れて朝を迎えているみたいに見える。 わたしも疲れた。 女友達3人で初めて相席屋的なのに行って、仲良くなった男性3人と朝までカラオケ。 女友達のうち1人はぶっ潰れてしまい、男に持ち帰られている。救えなくてごめん。 わたし、ずっと初めましての会話は得意だと思ってたし、これまでこういうノリはめっちゃ楽しんできたと思うんだけど、なんか

    • Find My Voice

      いや〜いい映画だった、元気出た。 選んだ道は、いつも結局正解なんだよって、教えてくれている気がする。 わたしこれまでの人生に後悔はしたことないけど、でも選ばなかった方の選択肢をとっていたらどうなっていたんだろって、考えることがたまにある。 26歳っていう年齢もあって、周りと自分の違いもまざまざと見せつけられて、なおさら考える。 6年付き合った彼氏にあの時別れてほしいって言わなかったら、今頃結婚してたのかな 告白してくれた友達と付き合っていたら、寂しさを感じずに生きられ

      • 豊かに生きる

        マッチングアプリで知り合った、まだ会ったことのない人と夜中の2時に電話をした。 「仲良くなったら、ベランダに椅子とテーブルを並べて、お酒を飲みながら、そこで七輪で何か焼いて食べたりしたいですね。」ってその人が言った。 それを聞いて、 「あぁ、とても豊かだな」 と思った。 私にとって豊かさとは、 実家で家族と食卓を囲むことであって、 早起きしてカフェで勉強をすることであって、 お家のお風呂に入浴剤を入れて浸かることであって、 家庭菜園で育てたバジルを料理に使うことで

        • 名前は呼ばないで

          すごく仲良しだったセフレから、連絡が返ってこなくなった。 もともと連絡なんて取っているようでそうじゃなかったのかもしれない。 セフレだけど、 いろんなところに遊びに行った 出会ってからほんとこまめにLINEしてた 電話で仕事の愚痴も話してた ベッドの上では何度も優しく名前を呼んでくれた いろんなところにキスをしてくれた 手を繋いで眠りについてた 朝起きたら頭を撫でて、額にキスをしてくれた まるで恋人みたいだったな。 いつか私が 「セフレになるのか、付き合うのか、ハッキ

        朝5時の新宿

          「寂しくない」は嘘

          もう前の彼氏と別れてから1年経つのに、孤独の埋め方がわからないでいる。 何となく孤独じゃなくなった気がして「自由ですごく楽しい、1人も意外と寂しくないよ」って友人には強がって吹聴していた。 でも本当は増やした依存先を円卓に並べて、円卓を回すのを楽しんでいただけ。 手を取り合えないのは、手を取り合おうとしない自分のせいだったんだね。 大きなものを失ったあと、それを手近に埋めようとしてきたけれど、埋まったつもりになるだけでまた孤独に戻る。 孤独な自分ごと受けとめて、まるご

          「寂しくない」は嘘