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子どもたちの笑顔が守られますように

「ママ最近、怒りっぽいよね」

昨日ふいに寝室で、背を向けて本を読んでいた息子にゆる〜く諭された。

「そ、そう?そうかな?そうかもな?」
ちなみにどんなところでそう思った?

「今日車の中で『これ以上ママを怒らせないで』って言われて超ムカついた」


『・・・すいませんでした』


車の後部座席で兄妹は足がぶつかっただの、あっち座ってだの大騒ぎするのがもはや恒例である。
今日はそこにパパも居て『静かにしてください〜事故っちゃうから!』とママが呼びかけると『そうだぞ!行くのやめるぞ!』と被せてくる・・・。

正直イライラしたのは、こちらのほう。

同時に被せてこないでほしい。
ふたりで怒ったら、子供の逃げ場が無くなるでしょ。
ひとりが怒ったら、もうひとりはその時は黙っていて。後でフォロー役に回ってほしい。

なので『これ以上怒らせないで』発言は、正直もらい事故です。当て逃げでした。とは子供には言えない。
自分の機嫌は自分で取らないといけなかったね。


代わりに『教えてくれてありがとう。ママ自分で気づいて無かったから、言ってもらえて助かった。ありがとう。』と言って後ろから抱きついて、脇をくすぐって、めちゃくちゃ笑いながら嫌がられた。

なんだか嬉しくなってきたぞ。

息子が感じたことを口にして、優しく教えてくれた。
最高じゃん。

あなた経営者に向いてるんじゃない?
従業員の態度を観察して、傷つけないように本人に気がつくきっかけを与える。なんて最高の上司像。


「あとさ〇〇(妹)ちゃん、最近あんまり泣かなくなったよね」

『・・・確かに、かんしゃくの頻度減ったかも。』

ムスメの特性を認めて、対応してって繰り返してたから、泣いても大事にならないし。
否定しないで一緒に居てあげるようにしていたからか、母子分離不安も落ち着いてきたし。

なんか、頑張った成果が現れてきてる!?

そしてそれを、ママは気がつけなくて、息子くんが気がついたの?


『ありがと〜〜〜〜』


「は?なにが?やめて〜〜〜笑」

結局またくすぐり、嫌がられる。


夏休みおわっちゃいますね。


夏休みが終わる。
楽しいイベント事も終わっていく。

周りの子供はまた学校に行く。
うちは学校に行かない子供。

夏休み明け、安定してオルタナティブスクールに通うことができるのかな。
ムスメの支援級や配慮をお願いすることはどこまで可能なのかな。
ママ自身の社会との接点はどこまで増やすことができるのかな。


自分の記事を振り返っていて、新学期が始まる前の苦しいママの心境を思い出していました。辛かったな。
あのときの私のような気持ちを、夏休みが終わるいま、同じように不安を抱えているお母さんたちがいるんだろうな。

どうなるか分かんなくて苦しい。
親も、子供も苦しんでる頃だと思う。


行かなきゃいけない。本当は行きたいの、みんなと同じように。
直前まで行ける、行こうと思ってるの。
だって、お母さんも行ってほしいと思ってるでしょ?
期待に答えたいの。
でもなんでだろ、朝になるとお腹が痛くなって、足や心が動かないの。
なんでなのかわからないの。
教えて。助けて。誰か。

**学校に行きにくくなってる子供の気持ち**


正直、晴れパンおばちゃんはね、つらいなら学校は行かなくていいと思ってる。
ごめんね。
行かなきゃいけないと思わせたのは、ママやパパかもしれない。
先生や社会の大人だったのかもしれない。

昔の昔の昔には学校ってモノ自体が無かったんだよ。

でも不思議なもので。
人間ってさ、学びたいと思う生き物なんだよ。
その気持ちって【好奇心】っていうんだけどね。
赤ちゃんでもおばちゃんになっても、どうしてもそれは湧き出てくるみたいなんだよね。

好奇心はさ、学校じゃなくても満たすことはできるのね。
その昔は家庭教師みたいなものだったり、寺子屋みたいな塾みたいなものだったり、いろんな形があったの。
それが今、学校っていう立派なものになっただけ。

時代の流れで今度はそれがだんだんと崩れてきてね。
多様な学校だったり、フリースクールだったりができてるの。
あなたが何を選んでも間違いじゃないんだよ。

あなたの気持ち、誰かに分かってもらえるといいなと願ってるんだよ。
全部は難しいかもしれないけど、分かってくれる努力をしてくれる人間に出会えることを。
私は祈っているよ。

どうか、あなたの笑顔が守られますように。



自分の普通を他人に押し付けない

ゲッターズ飯田


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